「工場勤務で毎日21時まで残業。でも残業中に長時間休憩が無いから食事ができない。これって当たり前のことなの?低血糖気味になっちゃって仕事どころじゃ無くなるんだけど・・・。」
そんな疑問にお答えします。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
工場勤務を10年続けています。繁忙期は残業休憩無しで23時まで仕事をします。
結論から言うと非常に危険なので即対策すべきです。
当記事の内容はこちら
- 工場の残業で空腹が危険な理由
- 仕事が終わるまで食事は我慢すべき?しないべき?
- 休憩が少ない工場に勤めた実体験
工場の働きやすさって『環境』で決まります。現場のことを無視した運営をされてるとどんどん消耗します。自分の身を自分で守る努力をしましょう。
1.工場の残業で空腹が危険な理由『ミスのもと』
工場の残業で空腹になると大きなミスが増えます。工場内だと『おやつをちょっと食べる』という休憩ができないからです。
休憩時間が決まってるので、その時間を逃すと仕事終わりまでずっと空腹。
体力の無い人だと低血糖の目まいや頭痛でフラフラになります。
実際に空腹で以下の3つが問題になります。
- イライラして人間関係が悪化する
- トラブル時の対処が遅れる
- 残業時は人員が少ないので早退しづらい
理由① イライラして人間関係が悪化する
空腹だとイライラします。イライラした状態で作業すると人間関係が悪化。報告や連絡ができなくなってミスが増えます。
人間の体は空腹を感じるとコルチゾールとアドレナリンを含むストレスホルモンを分泌する。ひもじい思いが強ければ強いほど、ホルモンの影響で神経が張り詰めたり、ピリピリしたり、不快に――要するに「hangry」に感じるそうだ。
上記のように空腹とストレス・イライラの関係性も研究されています。
経験上、工場内の残業だと空腹のイライラはプラスされますね。トラブルがあったら帰宅が遅くなります。それまで食事ができないと思うだけでイライラ。基本的に工場の残業は製造が終わるまで帰れませんから。
工場は人間関係トラブルの多い職場です。
工場に10年間勤務してますが、情報交換がちゃんとできていれば防げたミスって多いんです。社員がイライラしてる現場だと「使ってはいけない資材を使っちゃった。」みたいなありえないミスが起こります。
※工場の人間関係に悩んでいるなら『【10年勤務】工場でストレス無く働くには社内政治が必須【方法解説】』をご覧下さい。
ちょっとしたことで人間関係が良くなります。
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【10年勤務】工場でストレス無く働くには社内政治が必須【方法解説】
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理由② トラブル時の対処が遅れる
空腹状態が続いてフラフラするレベルになるとトラブル時の対処が遅れます。
空腹時は満腹時より集中力が増します。でも、空腹がずっと続くと『低血糖状態』になります。食事の量が少なかったり食事時間が安定しないことも低血糖の原因になります。
低血糖状態になると以下のような症状が出ます。
- 強い空腹感
- だるさ・目まい
- 頭痛・目のかすみ
この状態だと、
『確認作業中に確認したつもりになっている』
などの危険があります。
普段できている作業ができなくなるためミスが増えます。
私は健康診断で低血糖と診断されました。
実際、残業中に空腹でフラフラ状態になったことがあります。製品のロットを定期的に確認するのですが、ロットを見ても頭に内容が入ってきませんでした。
理由③ 残業時は人員が少ないので早退しづらい
工場の残業は人件費を浮かすためギリギリの人数しか残りません。なので、体調が悪くなっても早退しづらい状況になります。
空腹が原因で割れるように頭が痛くなったことがあります(偏頭痛)。早退しようと思ったのですが、残業中の人員で私しかできない作業があったため無理をして残りました。
2.残業が終わるまで食事は我慢すべき?しないべき?
「残業が終わって帰宅した後に食事を摂りたいな・・・。」
とお思いでは無いでしょうか。その気持ちは分かります。食事の時間がズレてリズムも狂います。
帰宅後にもう1回食事を摂ってしまうので『太る』などのデメリットもありますね。
私も工場勤めで間もない頃は我慢してました。
結論:必ず食事を取るべき
工場の残業って「いつ終わるか」が分かりません。なので、食べれる時に食べておくべき。
例えば交代制での残業。
交代制で残業をする場面は『誰かが休んだ』とか『都合上どうしても人が足りない時間』があるからです。
その時間が終わるまでは帰れません。交代予定の人が出社するかどうかも事前に分かりませんので、イレギュラーな状況を考えると食べておいた方が良いです。
交代制の無い工場での残業はもっと危険。
製造が終わるまで帰れません。途中で機械が止まってしまったら再稼動するまで待ちです。何時間掛かるか分かりません。
3.残業中に休憩が少ない工場に勤めた実体験
以下、私の実体験です。
私の職場は繁忙期に1日4~6時間の残業があります。その経験を元にどのような状況になったのかをお話します。
体験談① 健康診断で低血糖の診断を受ける
私の会社は人手不足のため、それぞれの休憩時間がバラバラです。
「今日は12時からお昼。明日は16時からお昼。」
ということが普通にありました。
その結果、健康診断で低血糖の診断を受けました。確かに目のかすみやふらつきが多くなったなと実感しています。
体験談② 品質の悪い製品でも見逃してしまう
11時にお昼を食べて22時まで何も食べれないという状況がありました。
19時以降から目がかすみはじめ、仕事への集中力もダウン。社員全員が「早く終わらないかな・・・。」としか考えていない状況です。
その結果、多少品質の悪い製品も流してしまう状況となりました。
上司が現場に来る職場じゃないため、それでもOKとして通っていましたね。(半年後、たまたま品質管理部の社員がそういう製品を見つけて品質が厳しくなりました。)
働きやすい工場を見つける方法
工場の働きやすさは『環境』と『人員』で決まります。
空調設備が無い環境だと疲れとイライラで人間関係も悪化します。人員が少なければ1人あたりの労働時間・労働量が多くなって危険です。
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