「工場でストレス無く働く方法が知りたい。工場だと特に人間関係が悪化しやすいって聞くけど、どうやって対処したら良いんだろう?長年働いている人の意見を知りたい。」
という疑問にお答えします。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
実際に製薬会社の工場の製造部で10年勤めてきました。専務からも気に入られており、他部署と連携が必要になる仕事を任されています。
当記事の内容はこちら
- 工場でストレス無く働ける社内政治の方法
- 工場の人間関係が悪化してしまった際の対処法
- 働きやすい工場と働きにくい工場の違いは『環境』
工場のストレスはほぼ人間関係です。当記事では人間関係を良好にするための方法を重視してお話します。どうぞご覧下さい。
1.工場でストレス無く働ける社内政治の方法
社内政治すると人間関係が良好になって工場内でのストレスが減ります。
工場内は閉鎖された空間+限られた人との接触しかありません。自分の意見を通そうとしたり、ワガママを言うと除外されます。
逆に人当たりが良いだけで凄く重宝されます。
工場内でストレス無く働ける社内政治の方法は以下の3つ。
- 意見に共感する
- 常に上司・先輩に相談する
- 人を褒める・おべっかを使う
方法① 意見に共感する
基本的にYESマンになります。
工場は職人的でコミュニケーションの苦手な人が多いので、意見を否定されるだけで怒鳴られることがあります。
意見を言いたい時もとりあえず「そうですね。」「流石ですね。」みたいに言った後に相談の形にすればOK。
愚痴を言う人がいれば聞いてあげましょう。
工場ってコミュニケーションを取る場が少ないので、言われたことを1日中思い出しながらの作業になります。共感してあげればあなたの良い印象がずっと続きます。
方法② 常に上司・先輩に相談する
工場は些細なことでも上司・先輩に相談すべきです。
外回りと違って上司・先輩と接する時間が長いためです。細かく相談しているとトラブル時も早期解決しやすくなります。
上司・先輩と仲が良くなればトラブル時もすぐ助けてくれます。工場って人間関係が悪化すると誰も助けてくれない事態があります。
自分より仕事のできる人たちとは仲良くしておきましょう。
方法③ 人を褒める・おべっかを使う
上司や後輩を褒めたり、おべっかを使うと人間関係が良好になります。
工場は個人作業が多いため『自分が1番大変』だと感じます。
管理職は管理職で『現場は大変だけど役員からは作業量を増やすよう指示されている』という悩みがあります。
なので、褒めたり明らかなおべっかを使うと喜ばれます。
人当たりが良いという理由だけで各課の連絡係やサポートの仕事を任されるようになります。工場内で自由に働ける時間がもらえれば、さらに人間関係で悩まなくなります。
2.工場の人間関係が悪化してしまった際の対処法
工場内の人間関係で失敗した時は下手に出て解決を目指します。
どんなトラブルで助けてもらうことになるか分からないためです。後輩でも普段から優しくしておくべき。
工場内の人間関係で失敗した時の対処法は以下の3つです。
- 社外でのコミュニケーションを取る
- できるだけ早く『謝る』
- 仕事を手伝う
対処① 社外でのコミュニケーションを取る
同僚や後輩とケンカになってしまった際は社外でコミュニケーションを取ります。
帰り道でも良いですし、相手がOKなら飲みに行ってもいいです。
工場での作業中は誰もが緊張しています。事故やトラブルの危険があるためです。また、騒音で話すのも大変です。
社外だと本音で話してくれる人って多いんですよ。
対処② できるだけ早く『謝る』
例え相手が悪かったとしても、あなたが下手に出て謝りましょう。
工場での作業はコツコツ没頭する内容がほとんど。ケンカの後はそのことばかりを考えてしまってお互いにイライラします。
早めに謝れば相手もあなたもイライラしなくて済みます。
時間が経てば経つほど気まずくて言い出せなくなります。工場は全くコミュニケーションの取れない時間もありますので、タイミングを見つけた時点で一言謝りましょう。
対処③ 仕事を手伝う
どうしても謝りにくい時は相手の仕事を手伝ったり助けたりしましょう。
工場って職人的な口下手タイプが多いです。こういう人には行動で示してあげると喜ばれます。
- 工具を取ってあげる
- 重いものを一緒に運ぶ
- 10分だけの残業を手伝う
こんな小さなことで大丈夫です。
3.働きやすい工場と働きにくい工場の違いは『環境』
働きやすい工場は人間関係が良いです。社員がそれほどストレスを抱えていないためです。
働きやすい工場で人当たりが良くなればほぼストレスはゼロ。ホワイトな職場になります。
働きやすい工場については『「目指せ残業ゼロ!」働きやすい工場を見つける7つのコツ』をご覧下さい。
『クリーンである』『交代制勤務がない』など、様々な要因がありますが、1番大事なのは『空調設備』です。
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「目指せ残業ゼロ!」働きやすい工場を見つける7つのコツ
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①空調の良し悪しが人間関係悪化につながる
30℃以上の場所に長袖でいたら暑くてイライラしますよね。このように空調の良し悪しで工場の人間関係は変わります。
私の勤めている工場は医薬品を作っています。真夏でも長袖長ズボンの現場ですが、空調設備は古くて室内が30℃近い気温になります。
汗だくなのに水分補給に行く時間も限られており、誰もがイライラします。現に夏場は人間関係が悪化して怒鳴り出す人もいますね。
改善提案で『空調設備の導入』を提出しましょう。現場からの声なのでそれなりに考えては貰えます。
ポイントは『品質維持のための空調』にすること。社員の環境作りのために空調を導入するのはまずありません。でも品質維持なら『クレームにつながる恐れ』があるので対応して貰えます。
②ライン作業はストレスがたまる
工場でも動ける仕事内容(資材準備など)だとそんなにストレスがたまりません。問題はライン作業。
ラインは流れ作業なので交代が来ない限り動けません。暑かろうが寒かろうが我慢しないとダメ。ラインが止まっちゃうと叱られます。
なので工場の環境は重要です。
まとめ
『製品の製造に集中していれば良い』と思われてる工場ですけど、ちょっとだけ人間関係を意識してみましょう。
特に問題なく作業している時ってストレスはありません。ストレスがたまるのは理不尽な命令を受けたときや、イレギュラーが発生した時です。
そういう時に助けてもらえる状況を作っておくのが大切。
口下手でも笑顔は作れますよね。上司や先輩の意見にも笑顔で答えましょう。
以上、「【10年勤務】工場でストレス無く働くには社内政治が必須【方法解説】」という記事でした。