「倉庫作業の内容や人間関係を知りたい。人付き合いも少なそうだし、モクモク作業できそうだけど…。本当のところはどうだろう。」
という疑問にお答えします。当記事で倉庫作業の内容や『キツイ部分』も分かります。
ブラハラ運営者のRyoです。倉庫作業を10年間続けており現場で主任になっています。楽なところ・キツイところも全部分かってます。
当記事の内容はこちら
- 倉庫作業の内容について『服装や普段の仕事など』
- 倉庫作業の人間関係について
- 倉庫作業で必要なスキル『リフトの操作・運転免許』
ホワイトな工場の倉庫作業員になると悩みがほとんどありません。一人で作業するのがメインですし、ラインのように急かされるケースも少ないです。
でも、忙しい時は休憩が取れないほど…。そういう実情も合わせてお話しますね。倉庫作業員になりたいあなた必見の内容です。
1.倉庫作業の内容について『服装や普段の仕事など』
倉庫作業は『製造の原材料の搬入搬出』『製品の保管・搬入搬出』になります。
基本的には倉庫内作業ですが、搬出の関係で外での作業もありますね。物流さんと仕事の一部がかぶる工場もあります。
一人でモクモク作業なので集中力のある人におすすめ。一方で倉庫の環境が劣悪だと体力的な限界があります。
それぞれ詳しく解説していきますね。
服装:基本作業着。夏冬で服装が変わることもある
工場内の作業着を着用します。倉庫はクリーンな場所ではありませんので、ワークマンで販売されているような『ラフな作業着』になりますね。
- 夏場 → 半そでや薄手のタイプ。空調付きの作業着になる工場もある。
- 冬場 → 長袖の厚手タイプ。ウインドブレーカーが支給される。
靴は安全靴です。
ただし工場によって服装が変わります。冷凍庫での作業ならもっと厚手の服装になりますよね。防虫対策の厳しい工場では体毛の関係で『夏でも冬服』があります。
フォークリフト作業が多いのでヘルメットも着用になります。
普段の仕事:資材の搬入搬出・整理整頓・管理
工場(倉庫)に資材や原材料が到着します。
到着した原材料を受け取り、破損や不備がないかチェック。問題なければ倉庫内の保管場所まで運搬します。
工場内で使用する資材を指定の場所へ移動します。フォークリフトやハンドリフトのほか、一部手運びになることもありますね。
使用時はロットの若いものから使います。
仕事内容は本当にこれだけです。複数の原材料が到着してしまったり、倉庫がパンパンになると整理整頓に時間がかかります。
後は破損や不備のチェックが大変。運搬時も壁にぶつけちゃったりありますからね。安全管理や慎重な作業が求められます。
倉庫作業の楽な部分・メリット
人間関係が少ないです。
倉庫内は人が往復する場所ではありません。大きな倉庫でも現場で働くのは数名だけ。個人プレイの連続です。
工場のライン工のようにベルトコンベアで自動化もされていません。使用前に資材・原材料を届けられればいいため、自分の考えで段取りを組めます。
上司から細かく指示されるのが向いていない人にピッタリ。
他にも以下のメリットがありますね。
- フォークリフトが座り作業なのでラク(小型だと立って運転タイプもあり)
- 新しい作業を覚えることが少ない
- ノルマがない
※残業については工場によって変わります。多くの倉庫は土日が休みで残業もほぼありません。
倉庫作業の大変な部分・デメリット
特にミスが許されないです。
例えば原材料の袋に穴が空いてたとします。それ使っちゃったら製品の品質に影響しますよね。製品回収になっちゃったら会社が傾く恐れがあります。
後は工場の環境ですね。空調ゼロだと暑いし寒いしキツイです。私は冬にスリッポンタイプの安全靴を履いていたので霜焼けになりました。
資材到着が複数重なると一歩も動けなくなります。昼休憩が取れないこともありますね。
でも、倉庫作業の人間関係の少なさは魅力的。あなたも『人付き合いが苦手』だから倉庫作業を探していませんか?なので倉庫作業の人間関係について深掘りしていきます。
2.倉庫作業の人間関係について
ほぼ人間関係はありません。
フォークリフトを運転しつつひたすら整理整頓。搬入搬出時と誰かに相談する時間以外は1人きりです。
人と何かをする時間は一部分しかない
- トラック運転手と一緒に資材・原料を搬入する
- 資材・原材料の搬出について分からない点を担当者に連絡する
- 資材・原材料に不備があれば品質管理部と相談する
- 新しい資材・原材料の保管方法を相談する
社内の誰かと話すのはイレギュラーがあったり、普段と違うことをする時だけ。私の場合は子機で上司から連絡がありました。
自分から報告・連絡・相談しないとミスにつながる
ヒヤリハットがあれば即報告します。とにかく安全管理を徹底しないとミスにつながりますね。
上司の目が届かないため、あなたから上司と連絡を取らないとダメです。こまめな報告があなたの評価アップになります。
トラック運転手とのコミュニケーションは多い
トラック運転手とは毎日顔を合わせます。そのうちなじみの人ができますので、忙しい時に「ちょっと待ってもらう」などのコミュニケーションが必要。
逆にこれができないと、トラック運転手をイライラさせてしまいます。
人と会う頻度は少ないものの、人との関係がゼロではありません。接する人が限られるからこそ仲良くする努力が必要ですよ。
3.倉庫作業で必要なスキル『リフトの操作・運転免許』
安全管理の知識とフォークリフト・ハンドリフトの操作です。
ハンドリフトは免許なしで操作できますが、フォークリフトは免許必須。無免許で運転させようとする倉庫が多いので注意しましょう。
フォークリフトの事故はあなたが想像しているより多いです。
私の勤めていた工場でも『公道で人を跳ねた事故』がありました。トラックと衝突することも考えられます。免許がないと責任が取れません。
『必須』フォークリフト運転免許
パレットに乗った大きな荷物を運搬します。必ずフォークリフトを運転することになりますね。免許は取っておきましょう。
- フォークリフト技能講習のできる場所でテストを受ける
- 1トン未満と1トン以上で試験が違う
- テキスト代金含めて1万5千円ほど
- 5日間で取得可能
自動車免許と違って落ちる人はまずいません。運転テストと同じ内容を5日間ひたすら繰り返すからです。正社員として勤める前に取得しましょう。
会社によってはフォークリフト手当が支給されます。
ハンドリフトの操作(電動・手動どちらも)
ビシャモンというメーカーのハンドリフト(ハンドパレット)でプラスチック製パレットを運搬することになります。
手動だから安全というものではありません。重いものを運べば不安定になります。移動中に荷物を降ろしてしまうと荷崩れの原因になります。
ハンドリフトの使い方は以下の記事で解説しています。
-
ハンドリフトの使い方とは『注意点や管理について実体験から解説』
続きを見る
安全管理の能力
「危ないかもしれない。」という『かも』を想像することが大切です。
- この状態で荷物を運ぶと崩れるかもしれない
- 途中で雨が降ってくるかもしれない
- 1人で運搬するのは危険かもしれない
ミス・事故してからでは遅いです。例え上司が嫌がったとしても、相談して手伝ってもらいましょう。相談すれば全て上司の責任になります。
こういう身の守り方が大事です。倉庫作業員は個人プレイが多いので責任が明確。危ないことはとにかく上司に相談しましょう。
ホワイトな工場の倉庫作業員になる方法について
倉庫は環境次第でブラック化します。
- 人数が足りている
- 倉庫の通路幅が確保されている
- 空調が整っている
- 作業着が夏冬用意されている
上記のできていない倉庫はとにかく離職率が高いです。というのも『体力が持たなくて熱中症になる』からです。
当記事を書いている私も1度熱中症になりました。
離職率が低い倉庫に勤めること、工場見学時にチェックすることがポイントです。
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