部下の喜びも「面倒くさい」
私事ではありますが、先日結婚式と披露宴を行いました。社内でも様々な人から祝福を受けましたが、一部、常識を超えた行動を取る上司もおりました。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
どれだけ厳しい上司でも部下のハレの日を祝うのは常識です。上司と部下の関係上、冠婚葬祭への関心も仕事の一環になるためです。
もし、あなたの上司があなた・同僚の挙式で以下のような行動を取ったのならば「ブラック上司」の危険性があります。
受け付け後、挙式会場へ移動しない
上司が「披露宴のみの参加」か「挙式からの参加」のどちらかを新郎に通告せず、当日の気分で決めてしまうのは常識外れです。
上司は来賓扱いになるため、披露宴のみ参加でも問題ありません。しかし、「面倒だから」と通告しないのは新郎新婦だけでなく他のゲストにも失礼です。
このような行動を取る上司の場合、仕事でも同じような考えをしています。部下への連絡が不徹底である・重要な情報も伝えないなど、理不尽な行動に繋がります。
集合写真に参加しない
他のゲストが集合写真に参列している中、会社の人だけが席に残っています。私の場合も一部の社員が式場スタッフが声をかけるまでずっと座り続けておりました。
挙式に参加した以上、集合写真は参加しなければいけません。列席者全員で撮影するものだからです。また、一部の人が座り続けているのは他のゲストに失礼です。
「部下だから」「俺の方が偉いから」というのと結婚式で失礼が許されるのは別問題です。その混同を理解していないのは大きな問題です。
キャンセル希望の発言をする
「結婚式の日に飲み会が入っちゃってさー。止められない?」
「俺、タクシーチケットもらえなかったから行かないよ。」
これは立派なパワハラです。
上司はいじることで楽しんでいるのかもしれませんが、言われた側はショックを受けます。冗談は言って許されるものと許されないものがあるためです。冠婚葬祭は自分だけのものではありません。親族・ゲスト全員のものです。それをわきまえず、自分の都合でドタキャンをするのは上司としてやってはいけない行動です。
上司が部下の結婚式に出席するのは仕事の一環です。
そして、結婚式に誘われるのは光栄なことです。その気持ちを踏みにじる上司は、今後もあなたの気持ちを逆手に取るでしょう。
ご祝儀が1万円
一般的に上司のご祝儀は「3~5万円」です。上司の上に役員クラスの人が居た場合は、上司もご祝儀の額を下げる場合があります。(役員に気を使わないといけないため。)
しかし、ご祝儀1万円というのはありえません。
ご祝儀はお祝いとして頂ける額です。額の大きさで判別をするのは良くないことですが、目上の人が1万円と言うのは非常識です。
上司がご祝儀の額を減らす可能性として、
- 今後の部下の結婚式でも同額を出し続けなければいけない
- 部下に愛情が無い
- 「来賓だから」という特別な考えを持っている
の3点があります。
上司はそれまでにたくさんの結婚式に出席しています。ご自身の結婚式もあったでしょう。相場が分かっているにも関わらず金額を落とすのは意図があってのことです。相場がわからずに1万円を出したのなら仕事のできない上司です。今後の付き合いに気をつけましょう。
上司・先輩が翌日に休みを取る
結婚式の翌日というのは信じられないほどの体力を消耗しています。仕事どころか、通常の生活を行うのも辛いほどです。
あなたの結婚式があると分かっているのに、直属の上司・先輩がその翌日に休みを取った場合は「ブラック上司」の可能性が大です。
誰かが休めば他の人で仕事を分配しないといけません。場合によっては残業もあるでしょう。それを見越して休みを取るのですから、「権力」を利用して「軽くいじめてやろう」と言う考えがあると思われます。
まとめ
私の場合、集合写真撮影時にずっと上司が座っていました。私たちが集合写真現場に到着した後、スタッフさんに促されてようやく席を立ちました。
普段から部下をいじめる習慣があると、その上司は会社外でも同じような行動を取ります。いじめ・パワハラは徐々にエスカレートしていきます。冠婚葬祭だからこそ、上司の行動を見ておきましょう。
逆に言えば普段厳しくても、冠婚葬祭でビシッとして優しくしてくれる上司は良い人かもしれません。