「あの新人・・・定時で帰りやがって。サビ残ぐらいして会社に貢献しろ!」
こんなことを思ったことがあるあなた。社畜化しているかもしれません。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
当ブログで何度も言っているように仕事は労働力に対してお金を貰う作業です。上司から休日出勤しろと言われても、プライベートを優先したって良いんです。
ブラック企業に勤めていると「普通の会社」がどんな感じなのか分からなくなります。もしかしたら、あなたは会社から良いように使われているだけかもしれません。
そこで今回は社畜にならないための考え方と私も実践している具体的な行動を8つご紹介します。
仕事よりプライベートを優先する
『ブラック企業を辞めますか、人を辞めますか?』という記事で書いているように、社畜になるのはプライベートを捨てることです。
社畜の行動として鉄板なのが、
- 会社を第一に考える
- サービス残業+休日出勤
- 仕事に対して細かく厳しい
- 上司の命令には絶対
- プライベートでも仕事の準備をしている
の5点です。その仕事がよっぽど好きなら別ですが、基本的にこの考えは間違っています。仕事とはお金を得ることであり、お金を得るのは生活を良くするためです。
「都合の良い人」と思われたら危険
会社はあなたを守ってくれません。あなたを守ってくれるのは家族や友人です。
あなたがお金を貰わずに仕事を頑張っていたとしましょう。会社側は「取り合えず便利な奴」ぐらいにしか思っていません。あなたが体調を悪くしてもちょっと心配するくらいです。
ハッキリ言って、あなたが辞めても次の人材なんて直ぐに見つかります。会社とはそういうものです。
会社にとって都合の良い人間になってしまうと、あなたは仕事量に対する正当な報酬を貰えなくなります。それでも文句を言わないと思われるからです。
社畜にならないための8つの行動
では、社畜にならないための方法をお教えします。
大事なのは、
- 会社にとって都合の良い人間で無くなること
- 仕事そのものは努力すること
の2点です。
仕事に対する考えを持っている・どこまで我慢するかの線引きができているかどうかの違いですね。
進んで残業は引き受けない
「残業ですか、私やります!」
会社が喜びそうな発言です。しかし、残業であなたの評価が上がることはありません。評価は会社に対してどれだけの利益を提供しているか、で上がるものですから。
進んで残業を引き受けるのは残業代が欲しい時だけにしましょう。残業が有る度にあなたに話が回ってくるようになります。
有給休暇を取る
有給防止策を取り入れている会社じゃない限り、有給は取得できるものです。友人の結婚式・子供の入学式のようなイベントがあれば有給を使えて当然。さらに言えば、旅行のために有給を取っても構いません。
頻繁に取り過ぎると反感を買いますが、半年に1度くらいは自由に取っても問題ありません。
仕事以外の意見には時に反論する
会社は組織でできていますから、上司の命令に従うのは仕方ありません。しかし、プライベートに対する意見を従順に聞く必要はありません。
「お前の家族ってどんな奴なんだw顔を見てやりたいよ。」みたいな、モラハラ的発言には怒りましょう。そうすることで上司から気を使ってもらえるようになります。
休憩時間は必ず休む
仕事が忙しくて休憩時間を返上することってありますよね。これ、オススメできません。
会社は「ああ、結構な仕事量だったけどできるんだな。」と思うからです。休憩時間のために仕事をストップして始めて「これは多すぎる仕事量なんだな。」と分かってくれます。
ラクに仕事をする
- 掃除が面倒だから、汚れないような方法で作業をする
- いつも使う道具をまとめるボックスを作る
こういう考えは大切です。いつも忙しく仕事をしている人は、無駄な動きが多い可能性がありますよね。それなのに、仕事をしていない人を上から目線で攻撃します。
ラクに仕事ができるのは作業効率が良い証拠です。どうせずっと仕事をしなければいけないのですから、ラクな方が良いじゃないですか。
無理をするより、無理をしない方法を考えましょう。それが会社から身を守る方法です。結果、どうしても重労働なら上司に掛け合うべきです。休憩無しで仕事をこなしてしまい、それが当たり前になるのと一緒のことです。
自腹で仕事道具を買わない
領収書を届けるのが面倒。会社の道具が微妙。
という理由で自腹で仕事道具を買う人って多いんですよね。これっておかしいと思いませんか。会社に掛け合って良い道具を買ってもらうべきです。
会社からあなたは労働力を提供し、代わりにお金をもらっていますよね。そのお金で会社に奉仕するのは社畜です。
デスクの上をオシャレにしたい。など、労働に関係無い部分に身銭を払うくらいにしましょう。
人助けをし過ぎない
色んな部署を助けすぎると、あなたの助けがあって当然になってしまいます。
「今日はどうして来てくれなかったの?」
「おい、あの作業やっていないぞ。」
と、知らないうちにあなたの仕事が増え続けます。もちろん、あなたが勝手にやったことなので評価にはつながりません。
人助けをし過ぎると、本来ならミスとして問題になるべき課題がクリアされてしまいます。これはこれで問題なんですよね。人を助けすぎて自分の仕事ができない状況は何のメリットもありません。
上手におべっかを使う
先輩や上司をおだてるのはもっとも効率の良い「仕事」です。
小さなミスなら許してもらえますし、コミュニケーションが円滑になり評価につながります。それなのに、あなたは全く疲れません。
社畜にならず評価を上げる効率の良い手段の1つだと覚えておきましょう。
まとめ
私がサービス残業100時間のブラック企業に勤めていた時の話です。新卒入社だったので、頑張ろう!と思っていたんですよね。いつも人助けをし、休憩時間を返上しました。しかし、誰も自分の助けには来てくれず、上司からは何も教育されずに叱られる日々。結局、身体中に発疹が出て倒れました。
今一度考えて下さい。
社畜となって仕事を頑張りすぎていることが幸せですか?
それとも、仕事は普通に続けられ、プライベートで自分のやりたいことができている日々が幸せですか?