これから社会人になった皆さん、初めての会社勤めを経験していかがでしょう。
1日目から辛いことだらけで悩んでいないでしょうか。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
私は4度の転職を経験し、アルバイトやフリーランスを含め9つの仕事を経験しました。
特に社会人1年目はきつかった。今思えば誰が見てもブラックな企業に勤め、心身ともにボロボロになりました。
罵声やサービス残業。教えられてもいない仕事を任され叱られる。社会ってこんなに辛いもんだったの。お父ちゃんは凄かったんだ!と考えたことを覚えています。
社会人10年目の今だから分かります。やっぱり私が経験した会社は異常だったんです。もしかしたら、皆さんも異常な会社に入社しているのにそれが普通だと思い込んでいる可能性があります。
今回はどの会社にもある「朝礼」についてお話します。朝礼は会社によって全く違います。もし、あなたがこんな朝礼を経験しているのならブラック企業に入社している可能性がありますよ。
ブラック企業にありがちな朝礼5パターン
たかが朝礼と思ってはいけません。
朝礼はその企業の社風が現れる大事な場面です。
例えば私が最初勤めた会社では朝礼がありませんでした。その日の注意事項も分からなければ、新サービスの内容も分かりません。これはこれで大問題です。やっぱりこの会社は月のサービス残業が100時間を超えるブラック企業でした。
私の経験より、特に注意して欲しい朝礼の内容を5つご紹介します。
昨日のノルマ報告に対しての叱責、罵声
Aさん「昨日はノルマ5件に対して3件しか取得できませんでした。本日はその穴埋めに・・・」
上司「はぁ?お前何言ってるの。皆良く聞け!やる気の無い奴は来る必要ないぞ!」
正直ビビリました。私は当事者ではありません。けど、こんなことを朝礼でされたら「いつか自分も・・・」って思いますよね。後から分かったことなんですが、この会社は赤字経営だったんです。確かに上の人がピリピリするのは分かります。倒産したら自分たちの生活が終わっちゃいますからね。
朝礼に限らずですが、人前で叱る・怒鳴る上司が居る会社はちょっとおかしい会社が多かったです。コミュニケーションが悪く離職率が上がり、一部の人がヘロヘロになるまで働いて仕事をまわしている印象がありました。
全員の前で目標を発表
朝礼係「4月になりましたね。今年の桜の開花は・・・(省略)。本日は〇〇の仕事を覚える予定でおります。どうぞよろしくお願いします。それではラジオ体操を始めましょう。」
医療関係の上場企業に勤めていた際の朝礼がこんな感じでした。70名の前に出て朝礼係が話をします。季節感のある話から始まり、目標を宣言します。最後にラジオ体操。
良くある朝礼っぽいですが、やってみると苦痛です。しかも、仕事の忙しい人や少し年上の人は免除されます。会社だから上下関係があるのは分かります。しかし、皆の前で晒し者にされている感じがあって辛いです。
この朝礼の問題点は会社に取っての重要な話が何も無いこと。何となく時間を使って挨拶をしています。古くから続いている会社でしたが、今の時代に合わず古い考えのまま存続していました。給与も新人はほとんど上がらず、役職が就かないと昇給がほぼゼロ円でした。入社前に知っていれば・・・。
30分以上時間がかかる
A責任者「本日は〇〇という商品を作ります。そのため、以下のような注意点が考えられます・・・。」
B責任者「私たちはこのような原材料を使います。いつものように防塵対策をしっかりし・・・。」
工場長「インフルエンザが流行してきましたね。そもそもインフルエンザと言うのは・・・。」
朝礼で話す人が多すぎて時間が過ぎていくパターンです。ほぼ毎日30分以上たちっぱなし。同僚が貧血で倒れる騒ぎもありました。もちろん、朝礼で時間が押すため残業です。本末転倒と言いますか…。
この会社の特徴は役職社員が多いこと。なので、現場は責任者だらけです。これは役職で給与を上げる考えのためです。新人は手取り14万、15万と言う薄給でした。役職社員はバブル時代の人なので残業ゼロでも手取り35万です。どういうこっちゃ。
当たり前ですが、離職率が高かったです。7,8割の社員が入社後に辞めていったかな。
社歌・社訓を読み上げる
ブラック企業にありがちな3大要素。
- 社長の銅像がある
- 社歌がある
- 社訓がある
です。
若者に未来のあったバブル時代。それはそれは、会社に愛着を持つものでした。社長に感謝し、仕事を頑張るぞー!と言う釈迦があり、社訓を自慢する人で溢れました。それも過去の話です。
今は働いても働いてもリターンがありません。会社に吸い取られて終わりです。そんな中で社歌や社訓の読み上げがあるのは時代錯誤としか言えません。保守的な考えの会社だと思いましょう。仕事のできない人が上に立つ、役職社員が自分たちの給与を守る為に若者を使い捨てる可能性があります。
私の友人の会社は上記の3つが全て揃っています。この会社では年齢と共にボーナスが減っていきます。理由は家のローンや結婚により辞められなくなるから。だそうです。
一部の人のみ朝礼
朝礼は責任者以上のみ。これは意外と良い会社でした。その間、平社員は自分たちの仕事を進めれば良いからです。能率的にもアリですよね。
問題はその後です。
大切な情報が伝わらない
朝礼の情報が平社員に伝わらないんです。
- 翌日の出社時間の変更
- 設備導入の為の機械停止
- 新しいパートさんの入社
全て、当日に知りました。
報告・連絡・相談は基本です。この会社は一部の人で重要なことを決め運営しているため、平社員は「お手伝いさん」のような印象で使われていました。連絡について上司に掛け合ったことがありましたが、逆に叱られましたね。
自社の異常性を判断する方法
私はたくさんの会社を経験したおかげでその会社のおかしな点に疑問を持つことができました。
しかし、社会に出て1年目。転職経験ナシの人なら「これが当たり前か。」と思っちゃいますよね。そうならないように、自社の異常性を判断しないといけません。自分の身を守ってくれるのは自分だけなんです。
私が実際に行ったのは以下の2つです。
口コミから客観的に見る
「あれ、うちの会社おかしくない?」と思ったので、口コミを調べに調べました。案の定、ブラック企業だとか長く勤められる会社じゃないと言う意見が出てきましたね。
悪い情報を全て信じるのもどうかと思いますが、判断材料の1つにはなります。
キャリコネの口コミ情報は中~大企業を調べるのに役立ちましたよ。
私が勤めてダメだった上場企業の話もありました。3年目で役職ゼロだと手取り13万円ってw今だから笑えますけど、当時は愕然としましたね。
パワハラの重要性
罵声とか叱責は内容によってパワハラになります。先輩がパワハラをされていれば、いつかあなたもパワハラに合うでしょう。実際にパワハラで早期退職するケースって多いんですよ。
第二新卒ナビで多数の転職した人の本音を見ることができます。
例えばこんな感じ。
Kさんの退職理由ですが、ずばりパワハラです。怒鳴られることは日常茶飯事で、時には殴られたり、お茶をかけられるなんてこともあったそうです。そのような環境のためか2年以上勤務している方がおらず、離職率はとんでもなく高かったそうです。
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彼女は半年でさっさと辞めました。4年間はアルバイトでのんびり仕事をしていたんですけど、第二新卒ナビから転職に成功しました。
仕事で怒鳴られたり殴られるなんてたまったもんじゃありませんよね。そんな会社は直ぐに辞めるべきです。長く勤めていても精神的に追い詰められるだけですから。
まとめ
私が朝礼で考えて欲しい流れは以下の3点です。
- 朝礼で「アレっ?うちの会社って変じゃない?」と気がつく
- 片っ端から口コミを調べる
- 将来が無いようなら早期転職を考える
普通の会社は朝礼も普通ですよ。安全確認や重要事項を伝えサラっと終わる。ストレスなんて感じません。
よ~く考えて下さい。朝礼で社員にストレスを与えたり、無駄な時間を使うのって利益が無いと思いませんか。細かい点からその会社の実態が見えてきます。
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