「残業70時間労働の会社に勤めてはいけない理由を知りたい。残業80時間がきついのはわかるけど、残業70時間はボーダーラインじゃないの?」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば残業70時間労働の会社に勤めてはいけない理由がわかります。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。月100時間の残業で倒れた経験があります。
当記事の内容はこちら
- 残業70時間以上の会社に勤めてはいけない2つの理由
- 月80時間の残業を『普通』と感じてしまうあなたへ
- 残業が多ければ多いほどあなたの時給は減っている
- 残業が少ない会社の見つけ方
『労働力不足を残業で対応している』『あと10時間の残業で過労死ライン』の2つが理由です。
転職活動中はとにかく焦ります。少し残業時間が多くても「我慢しよう。」と思いますよね。
給与・残業時間・人間関係の3つが仕事選びの重要ポイントです。人間関係を見抜くのは困難ですが、給与・残業時間に妥協すべきではありません。
当記事では残業時間について具体的な数字を交えつつ徹底解説します。
残業時間を間違えれば、前職より辛い職場に入ることになりますよ。
どうぞご覧下さい。
1.残業70時間以上の会社に勤めてはいけない2つの理由
厚生労働省の『過労死等防止啓発パンフレット』では月の残業60時間以上はできるだけ止めましょうと言う話が書かれています。
この時点で残業70時間以上は会社の方針として間違っていると言えます。
他にも残業70時間以上の会社に勤めてはいけない理由が以下の2点です。
- 月80時間以上の残業になると過労死の恐れがある
- 労働力不足を残業で対応しようとしている
理由① 月80時間以上の残業になると過労死の恐れがある
月に80時間以上の残業が続いた場合、過労死との関係性が強いと判断されます。
この『過労死ライン』が認知されてきました。メディアが過労死のニュースを取り上げるようになったためです。
なので、月70時間未満の残業を伝える会社が増えているんですよね。
「月の残業数は多いが過労死ラインでは無い。ヤル気があれば大丈夫だ。」
というイメージです。
『【簡単】待遇で失敗しない仕事の条件とは『数字から判断できる』』という記事でも解説しているのですが、残業は月20時間以下で十分。
残業が少なくて基本給の高い会社に入った方が最終的に給与が伸びます。30歳以降で長時間残業は身体が付いていかないためです。
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求人の待遇で失敗しない仕事の条件とは『数字から判断できる』
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①-1.月の残業70時間を超えた私の経験談
私の職場は夏場が繁忙期です。
7月8月の残業時間が70時間を超えることがありました。
週に3回の残業日は8時~22時。残りの2日は8時~18時半。土曜出勤が1回あります。帰宅後直ぐに眠ることができないため、睡眠時間は6時間程度。
途中でメニエール病を発症しました。
60時間を超える段階で身体に不調が出てきます。
月に100時間を超えるとどうなるか
私は結婚式場カメラマンをしていました。当時の残業は月に100時間以上。土日は朝6時半~24時勤務。平日も22時までは帰宅できません。まず顔面が痙攣するようになります。最後には身体中に発疹が出てドクターストップとなりました。
詳しく記事にしています。合わせてご覧下さい。
理由② 労働力不足を残業で対応しようとしている
労働力の足りている会社なら社員に残業をさせる必要がありません。
残業をさせない方が人件費が安くなるので会社的にお得だからです。
それなのに過度の残業をさせるのは『機械化などの効率に対する考え方が悪いので、残業で対応しよう』と考えている証拠。
当記事を書いている2018年現在で社員不足による倒産が増えています。
現時点で残業の多い会社はこれからますます残業が増えていきます。
2.月80時間の残業を『普通』と感じてしまうあなたへ
1つの組織に10年以上属していると他の組織のことが分からなくなります。
「どこの会社も同じ。」
「月の残業が80時間でも普通。」
と思ってしまうのは、現在の会社の方針に全てを任せており、自分で考えることを忘れている証拠です。
時代と共に会社の環境は変わっている
時代と共に進化している会社は自動化を勧めています。
東京の会社なのに九州から『リモートワーク』で働けるようにして、優秀な人材を確保。労働力が減ってしまう不安を解消しています。
もちろんロボットに任せられる作業はロボット化しています。(プログラミングなんかもAI化が進んでいますね。)
時代に取り残された会社が労働力不足になって残業過多になっています。会社の設備はどんどん古くなって効率が落ちます。でも人数が増えなければ仕事量が増えて当然。こういうイメージです。
3.残業が多ければ多いほどあなたの時給は減っている
会社員は時給計算の働き方です。なぜなら、時間でもらえる給与が決まっているためです。
働く時間が一緒なので『作業内容が多い』『責任が重い』ほど給与は上がって当然。でも働いていない人と給与が一緒なら時給が低い状態です。
実は残業が多いのも『時給が低い状況』です。
残業すれば残業代は貰えます。しかし、定期的に昇給があり、基本給が上がっていればボーナスも増えます。仕事をしなくて給与が増えると時給がアップしたと言えます。
残業して残業代を貰うのは当り前。あなたは全く得をしていません。
残業は少ない会社ほど働きやすいですし、残業代が欲しいのならクラウドソーシングなど個人で稼ぐ方法で稼いだ方が効率的です。(個人で稼ぐのは時給計算では無いので、稼いだ分だけ貰えます。会社の搾取が無い時点でお得。)
残業するにしても月45時間以下にすべき。
詳しくは『長続きする仕事を見つける5つの方法【難しく考えなくてOKです】』という記事もご覧下さい。
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長続きする仕事を見つける5つの方法【難しく考えなくてOKです】
続きを見る
4.残業が少ない会社の見つけ方
求人に平均残業時間が掲載されていますが、これはあてになりません。求人の残業時間が面接時の説明で違っているケースが多いためです。
原因は会社側の状況が変わってしまったため。
数名の退職者が出てしまったり、大口の仕事が受注されると応募をした時期と労働量が変わってきます。
大事なのは『現在の残業時間』を聞くことです。
正直言って、特定業種の転職サイトを利用しない限り求人ってそこまで変わりません。
求人先を査察して労働環境の悪い求人を除外してる転職サイトがありますので、そこからチェックすると良い会社が分かってきます。
10代・20代向け転職サイトならDYM就職がお勧めです。
全ての求人先を査察しているため、ブラック企業率が低いためです。
男女関わらず働きやすい職場が見つかります。何と履歴書もなしで面接が可能です。
参考 DYM就職