年収300万円でもラッキー?!地方で貰える給料の実態とは

「年収300万円か･･･負け組みだな。」

と思っているあなた。ちょっと待ってください。

それは都市部でのお話ですか?それとも地方でのお話ですか?

ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。

地方なら決して負け組みではありません。なぜなら、地方の求人では年収260万円前後のものがあるからです。

私は岐阜に住んでいます。名古屋に近いこともあり、転職時に岐阜と名古屋の求人を比較していました。

その結果から、地方の求人の実態をお話します。

1.地方求人の給料事情

地方の求人は大きく3つの種類に分類できます。

1. 大企業の支店(チェーン店などを含む)
2. その地方の企業
3. 看護師など、特殊な資格が必要な仕事

大企業や特殊な資格の必要な仕事は給料が高いです。都市部よりは物価の違いにより低く設定されていますが、それでも地方求人の中ではトップクラスです。

一方で、その地方の零細企業･小企業求人は以下のようになっています。

①昇給額が低い

大手企業が10,000円前後の昇給額なのに対し、地方の求人の昇給額は

3,000～5,000円

がほとんどです。

私は岐阜市内で有名な病院関連の商品･サービスを扱った上場企業に入社した経験があります。そこは基本給17万円。昇給額はなんとゼロでした。役職に就かないとほとんど給料が上がらない企業だったのです。

昇給額が低いとワーキングプアになる恐れもあります。詳しくはこちらの記事もご参照下さい。

icon-caret-right 昇給額5,000円未満の企業に勤めるとワーキングプアになる5つの理由

昇給額5,000円未満の企業に勤めるとワーキングプアになる5つの理由

②基本給が低い

都市部の大卒基本給が22万円～なのに対し、地方では18万円～が大部分を占めていました。

高卒では15万円～まで下がります。

基本給が下がればボーナスの額も下がります。その結果が年収300万円以下になります。

工場やその地方の特産物を扱う企業の基本給が高めで、介護職･サービス業では低い傾向がありました。

③役職手当が大きい

小企業の特徴として、人数の少なさが挙げられます。

人数が少なければ役員になることも夢ではありません。そして、地方の企業は役職手当の高い企業があります。

例えば私が勤めた会社では、部長クラスになると年収が800万円を超えました。

社員数は70名。平社員の年収は300万円です。500万円の差は役職が就いた後の昇給額アップと役職手当だけです。

④地方は格差が激しい

以上のことから、地方の給料は貰える人と貰えない人の格差が激しいと言えます。

何もしないで給料が上がっていく会社が少ないため、長く続けられる1社で頑張り続けることが大切です。

役職が貰えれば、目に見えて給料が上がっていくでしょう。それまでは年収300万円でも勝ち組なほど給料が低いです。

⑤地方の平均年収について

転職サイトDODAが平均年収ランキングを掲載しています。

参考　平均年収ランキング2017

 

もっとも年収が高いのは東京の452万円。

低いのは沖縄の356万円。

都市圏を除く、東北･四国などの地方は370～400万円の間でした。

DODAは他にも様々な情報を扱っているだけでなく、転職エージェントとしての評価も高いのでお勧めです。

記事にして紹介していますので、転職サイトをお探しのあなたは合わせてご覧下さい。

関連記事　【求人の質】DODAのブラック企業率が低いのはなぜ？7つの理由と正しい使い方を解説

【求人の質】DODAのブラック企業率が低いのはなぜ？7つの理由と正しい使い方を解説

2.地方で年収400万円代にするには

しかし「年収300万円でもマシ」なだけであり、一般的な生活水準を保つには年収400万円は必要です。

では、どのように地方で年収400万円にするのか。その方法は以下の3つに絞られます。

①3残業

当ブログでは「残業の多い会社はブラック企業!」と言っていますが、問題なのは多すぎる場合だけです。

月に20～30時間の残業なら30,000～40,000円の月収アップになります。月に40時間残業のある会社なら年収が60万円程度アップします。

②ボーナス

月収が少なくてもボーナスが多い会社があります。

人事考課や成果によってボーナス額を変える会社に勤めた場合、勤続3年目でも10年目のボーナスを抜くことが可能です。

③副業可

地方の小さな企業は大手に比べて何でも許してくれる傾向があります。

副業が可能であった場合、内職やアルバイト。インターネットを使った副業により年収をアップすることが可能です。

消防団に入ることでも年収を上げられます。

まとめ

私は31歳で岐阜に住んでいます。製薬会社に勤めており、役職は主任。それでも年収は370万円です。

私の友人たちで年収500万円を超えているのは、

• 技術職
• 数名だけの企業で役員的な肩書きを持っている
• 医療関係
• 残業が月に60時間以上

のどれかです。

逆に年収300万円前後の人もたくさん居ます。

会社に頼らずに自分で稼ぐ手段を見つける時代になったのかもしれません。特に地方は都市部のようにチャンスがほとんどありません。転職先もごく限られた企業しか見つかりません。

仕事はストレスが少なくて長続きするもの、お金稼ぎなら副業を考えた方が目に見えて給料が上がりますよ。

 

転職先の年収を事前に知りたいあなたは『転職口コミサイト』がおすすめです。無料登録だけで、各社の本当の求人が分かります。

記事にしてご紹介していますので、合わせてご覧下さい。

関連記事　転職で失敗したくないですよね?企業の口コミサイトで従業員の本音を知ろう

【大事】会社の評判の調べ方って？キャリコネを使って転職先の口コミを見る5つのメリット