「仕事を教えてもらえない会社って何なんだろう…。見て覚えようとしてるけど、細かい部分まで分からないからミスっちゃうし。それで叱られるって理不尽すぎる。」
という悩みにお答えします。
ブラハラ運営者のRyoです。工場に勤めていたのですが、責任者が全く仕事を教えてくれませんでした。それなのに睨まれたり怒鳴られたりだったので、違う作業の担当にしてもらいましたね。
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- 『経験談』仕事を教えてもらえない会社に勤めるデメリット4つ
- 良くある疑問:仕事を教えてもらえないのなら個人で学ぶべき?
- これからの時代、仕事を教えてもらえない会社が危険な話
実際に仕事を教えてもらえなかった私なのでお伝えできることがあります。ハッキリいってデメリットしかないです。単純に『仕事がしづらい』『理不尽』で済む問題じゃないんですよ。
結論からいうと『キャリアアップが遅くなる』ですね。詳しく解説します。
1.『経験談』仕事を教えてもらえない会社に勤めるデメリット4つ
以下の4つがデメリットです。
- 会社の効率・利益が落ちる
- 上司のマネジメント能力が悪い
- キャリアアップが遅れる
- ミス・事故が増える
単純に『仕事が覚えられない』で済む問題じゃないんですよ。あなたはもちろん、会社にもデメリットたくさんですからね。
デメリット① 会社の効率・利益が落ちる
社員に早く仕事を覚えさせた方が会社的にお得ですよね。
社員を育てるのって時間がかかります。人を雇うだけでもお金がかかるのに、しばらくは使い物にならないんです。1日も早く仕事を覚えて欲しいですよね。
仕事を教えてもらえないって会社はどんどん損をしています。
半年で覚えられる仕事を学ぶのに3年かかる
2年半分の給与損失です。
機械にはクセがあります。マニュアルだけで操作できるものじゃないので、『印』をつけたり『コツ』を教えたりして教育します。
それをしなかったら目で見て覚えるしかありませんよね。目で見て覚えるって普通に人では無理です。
デメリット② 上司のマネジメント能力が悪い
仕事を教えない人に注意するのが普通です。
- 仕事を教えないのは会社的に不利益
- 上司の人選ミス
- 上司の能力がよくない
上記のことが考えられます。
会社はよい上司の下に付くか付かないかで働きやすさが決まります。理不尽に命令する上司の下だとストレスたまりますからね。
教育係の人選ミス+それを放置しているので、上司のマネジメント能力は低いです。他の上司の下についた方が安心ですよ。
デメリット③ キャリアアップが遅れる
人から教えてもらった方が仕事が早く覚えられます。
ずっと同じ会社に勤めているのなら我慢できます。しかし、今は終身雇用が崩壊しています。(トヨタの会長も仰ってましたね。)
能力を高めて転職。ジョブホッパー的に年収を上げることも考慮するべき。仕事を早く覚えられないって損です。
転職での年収アップにも不利
- 3年で仕事を覚える
- 出世する
- 技術と役職を生かして転職。年収を上げる
これができません。
仕事を覚えられなければ他社で通用する人材になりませんよね。35歳でノースキルだったらその会社にしか居場所がなくなります。
デメリット④ ミス・事故が増える
危険な場所や注意事項も教えないのでミス・事故が増えます。
普通の人なら新人に仕事を教えます。上司から頼まれてなくても教えます。そうじゃないと仕事が回らないからです。
それをしない理由は以下のとおり。
- 教えるのが面倒
- 自分1人でもできると思っている
- マウンティングしている
だから注意点なども教えません。あなたがミスや事故をしても助けるのではなくて『怒鳴る』『怒る』の対応になります。
このように仕事を教えてもらえないってデメリットだらけです。でも、会社に認めて欲しいから『自分で学ぼう』って思いますよね。この疑問についてお答えします。
2.良くある疑問:仕事を教えてもらえないのなら個人で学ぶべき?
会社のために自分の時間まで削る必要はないです。せめて、会社が『普通に働ける状況』ならいいんですけどね。
これだと、あなただけが犠牲になります。
答え:個人で学ぶべきではない
会社って社員の積極的な行動を『仕事』にします。
- 良かれと思って朝掃除する → 掃除しないと叱られる
- 個人で仕事を学ぶ → 今後も新しい仕事を個人で学ばせる
- 無理に仕事をする → 現在の状況でいいと考える
上記のとおり。
会社的に社員が自主的に行動するのは嬉しいことです。だからその行動を『ずっと継続させよう』とします。評価が上がるんじゃなくて、それが『普通』になっちゃうんですよね。
必要な仕事を教えるのは組織としてあるべき姿
会社は組織です。部活とか、友達付き合いじゃありません。上の人は下の人を管理するのが『仕事』です。
仕事を教えられないって誰かがサボってるだけ。その責任をあなたが取る必要はありません。
会社の尻拭いをあなたがするメリットはない
仕事を教えてもらえない状況って上司や役員クラスの人は知ってます。
- 離職率が高い
- 怒りやすい人が上司に直談判する
- 教えようとしない先輩とケンカになる
このように問題化するからです。その問題を解決するのって被害者のあなたじゃないですよね。会社として取り組むべきことです。
だからあなたは個人で仕事を学ぶ必要はありません。
個人で学ぶなら『他でも通用するスキル』
もし個人で学ぶのなら『現会社と関係のないこと』にしましょう。
会社って簡単に変わりません。あなたが個人的にスキルを身に付けて他の会社に移動した方がスムーズです。転職に役立つスキルを身に付けましょう。
最後に『仕事を教えてもらえない会社は今後ヤバいよ』という話をします。
3.これからの時代、仕事を教えてもらえない会社が危険な話
倒産や残業時間増加の可能性があります。
労働力不足の解決策として効率化・マニュアル化が必須
労働力不足倒産が始まっています。
2018年現在で労働力不足の倒産が右肩上がりです。
人口も減っているので状況はますます悪くなっています。
機械化をするか、徹底的にマニュアル化するしかありません。でも、そもそも仕事を教えてもらえないんだからダメですよね。機械化しても操作できる人間が数名しかいませんから。
仕事を教えてもらえない会社は効率を理解していない
精神論や頑張りで何とかなると思ってます。
- 労働力が足りない → 残業時間を増やせばいい
- 効率が悪い → 集中力が足りないだけ
- 手が足りない → 現場で考えろ
この状況だと休憩時間を減らしたり、残業時間を増やして対処することになります。
社員の負担が増えて『仕事のできる人から退職ラッシュ』が始まります。私も経験しました。
仕事のできる人が辞めると現場はますます労働力不足。生産数が減る・売上が減るのはもちろん、会社が回らなくなって倒産します。
普通の会社の教育事情について
- 細かなマニュアルがある
- 教育係が決まっている
- 仕事を教えてもらっている人に対して定期的な面談がある
- 問題があれば役職社員が集まって会議をする
1人の悩みを解決するために皆が集まってくれます。
マニュアルも説明書的なものじゃなくて、誰でも読めば仕事ができるようになってます。電話応対とかもそうですね。
不安が社員の実力を落とすことも知ってます。社員がそれぞれ100%力を発揮できる環境を整えています。
こういう普通の会社に勤めるには離職率の低い会社に勤めることが近道。
当記事の内容に該当していて「つらい…。」とお悩みのあなたはアドバイザーに相談することをおすすめします。20代なら仕事は選べますからね。
離職率の低い仕事を扱っている転職サービスをまとめています。以下の記事もあわせてご覧ください。
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まとめ:仕事を教えてもらえない会社にいるメリットはありません
地方だと仕事を教えてくれない会社って多いんですよね…。お互いに何のメリットもありません。寿司屋の修行で10年間耐えるのと一緒のレベルです。
仕事は早く覚えた方がお得。短期間でスキルアップできれば、社内でも社外でも活躍できます。あなたの人生を決めるのはあなたです。不利益な会社は早めに逃げた方がいいですよ。
以上、「『経験談』仕事を教えてもらえない会社に勤めるデメリット4つ『社風』」という記事でした。
ブラック企業の人間関係については以下の記事をご覧ください。
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