何となく帰りづらい空気は地獄
「はー、今日も終わった!さっさと帰ろう!」と帰宅できる会社は多くありません。定時のチャイムが鳴ったのに何となく帰れない空気ってあるんですよ。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
残業はお金が貰えますよね。「帰りづらい空気」は残業とは違います。お金はもちろん出ませんし、ただ無駄な時間を過ごす結果になります。こんなに意味の無いことってありませんよね。
そこで定時なのに帰れない会社にありがちな理由をまとめました。私は帰れない空気の会社を2つも勤めましたが、どちらもブラック企業でしたよ・・・。
課長・部長が帰らない
基本的に課長・部長クラスの人は早く帰るものですが、いつも残っていくタイプの人が居ます。確かにこの役職になれば残業代が付かなくなるため会社の貢献になるのは分かります。
しかし、上司が帰らないと部下は帰りづらいものです。なぜなら、日本の一般企業の社風が「下の人ほど働く」だからです。課長・部長クラスの人がサラっと帰らない会社は就業時間になる度に「誰が一番に帰るか」の戦いになります。
帰る人が悪者のように扱われる
「おっ、もう帰るのか?」「今は新人だから早く帰れて良いよなー。」
と、定時に帰ると嫌味を言われる場合があります。人間的な問題に感じますが、これは会社が問題を抱えている可能性があります。
例として、
- 一部の人に負担がかかっている
- 円滑なコミュニケーションが取れていない
- 基本3時間以上の残業がある
ということが挙げられます。
なぜなら、誰もが定時に帰宅できる可能性があれば嫌味を言う人が居ないからです。
いずれ自分もその立場になる可能性があることを忘れないで下さい。
タイムカードを使っていない
タイムカードの無い会社では残業の考えが甘くなります。
30分残ろうが60分残ろうが残業代を付けなければ会社にダメージが無いからです。そのため、就業時間が曖昧になり帰りづらい雰囲気になります。
タイムカードのある会社では残りすぎると残業時間が付いてしまいます。無駄な残業が付いていれば上司の責任となるため、定時に帰宅できる社員は速やかに帰宅するように促されます。
会社に鍵当番がある
零細・小企業では鍵の数が決まっている場合があります。部長・課長クラスは自分の鍵を持っており、それ以外の社員は数個の鍵を使い回すことになります。
当然、鍵当番の人は遅くまで残ることになります。
定時に全員が退社する企業だったとしても会社を出るのは最後になるため、15~30分の遅れになります。
セコムを利用しており、社員証が鍵として使える会社の場合は問題ありません。セコムに入っている会社はセコムの表示が外壁に貼ってあるので簡単に判断できます。
残業時間で人の評価が判断される
通常の企業であれば残業時間が少なくて仕事のできる人が評価されます。しかし、一部のブラック企業では残業時間が多くて当たり前と言う風潮があります。(このような会社はサービス残業である可能性が大です。)
残業時間が他の社員と比べて少ないと「どうしてお前は働かないんだ。」と圧力を掛けられます。もちろん、ボーナスや昇進・昇給にも影響します。
まとめ
私はカメラマン時代に上記の内容を経験しました。そこは残業代が付かない会社でした。私が定時より1時間遅い19時に帰宅しようとすると先輩から「お、もう帰れるのか。今のうちに帰っておけよ。1ヶ月後には深夜だからなw」と言われました。
病院関連の商品を扱う企画部に居た際も別の経験をしました。古い考えの企業で、タイムカード無し+上司が帰らないと叱られました。もちろん、上司が帰るまで待機する時間の残業代は付きません。
たかが定時で直ぐ帰れないだけと思わないで下さい。細かい部分にブラック企業の特徴が隠れています。
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