20代も後半。仕事も分かってきたし、後輩も出来た。役職も貰えるかもしれない。
けれど・・・何だか最近仕事が辛い。
こんな状態でお悩みじゃないでしょうか。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
それは燃え尽き症候群の一歩手前かもしれません。急に仕事が辛くなるのは仕事に対して疑問を抱くからです。この状態で働き続けると、うつ病になる可能性もあります。
そこで急に仕事が辛くなってきたあなたへ、4つの解決策をご紹介します。
まず、仕事が辛くなる原因を知ろう
仕事の辛さはモチベーションと関係があります。
モチベーションを左右する3つの要因が、
- 給与
- 労働時間
- 人間関係
です。
辛い仕事でも上司から正しい評価を受けていれば「頑張ろう!」って思いますよね。仕事量が増えたのに給与が増えなければモチベーションは下がります。
今、仕事が辛いと思っているのは何かしらの環境の変化が合ったからです。入社して3年経てば任せられる仕事が増え、責任も重くなってきます。今までと同じように仕事をしていても、実はプレッシャーになっていることが多いのです。
そこで「ストレスからの逃げ場」「環境を変える」の2点を考えることが大切です。
今まで以上に上司とのコミュニケーションを取る
自分だけで判断できないことが増えていないでしょうか。物理的に不可能な仕事量もその1つです。
全ての仕事を「ハイ!」と受けていれば、そのうちストレスと疲れで潰れてしまいます。そこで大切なのが上司とのコミュニケーションです。
上司の仕事の1つに「部下の面倒を見る」があります。
仕事量は年々増えていきます。どれを重要視して、どの手順で終わらせるべきか。上司と相談して決めましょう。上司に相談することで、自分の仕事量を上司に分かってもらえるメリットもあります。
1つ覚えて頂きたいのは、
部下の仕事量を把握していない上司が多い
ことです。
仕事は同じ上司から与えられるとは限りません。現場で先輩からお願いされるケースもあるでしょう。あなたがそれほど多くの仕事を抱えていると上司が知らないケースが考えられます。
まずは上司に現状報告をしましょう。
上司へ相談をするコツ
上司もあなたが知らない仕事を抱えています。休憩をたくさん取っているように見えても、実は昼の休憩時間を削って仕事をしている場合があります。
「お忙しい所申し訳ありませんが、折り入ってのご相談がありまして。」
と、最初にワンクッション入れると良いでしょう。
「仕事量に関しての相談がありまして、お時間あればお話しても宜しいですか?」と最初に断っておくのも有効です。
相談できない上司の場合
部下に無関心で、パワハラまがいの言動を取る上司も居るでしょう。その場合は以下の3つを試しましょう。
さらに上の立場の人に相談する
上司がダメならその上に話をしましょう。先ほどお話したように、部下の面倒も上司の仕事です。それを怠っているのですから、上司の上司に報告するのは間違っていません。
相談した結果だけを作っておく
相談をして断られた記録を作っておきます。第3者に相談中の状況を見てもらうのが良いでしょう。相談したのにミスをした場合、それは上司の責任になります。上司が何も行動してくれなくても、相談したことがあなたにとって良い結果につながります。
改善提案を提出する
現状の内容を書類にし、改善案を記載して会社に提案します。その際に「一部の社員に仕事の負担が偏っており、それに対しての相談が受け付けてもらえない。」ことを記載します。しかし、誰が書いたか分かってしまうため、匿名での提出・提案書の掲示を取り止めてもらう相談をしましょう。
上司以外の人に相談できるきっかけになります。
プライベートからモチベーションを得る
仕事でモチベーションが保てない場合、プライベートでモチベーションを保つとバランスが取れる可能性があります。
週末にビーチで遊ぶ予定を立てていれば、その週は勢いで頑張れますよね。海外旅行であれば、その1ヶ月前から楽しみでワクワクしているはずです。
仕事に打ち込みすぎていると逆にモチベーションが下がります。仕事を何のためにしているのか、改めて考えてみる時期なのかもしれません。
また、人生の転機となる以下のイベントも仕事のモチベーションを上げてくれます。
結婚による責任感
結婚をすると仕事に責任感が出ます。今までは「嫌だな。辞めてやろうかな。」と思えましたが、勝手に辞めることができなくなります。そのため「どうすれば良くなるだろう。」と考えるようになります。
また、結婚して上司を結婚式に招待することで会社内の人間関係が良くなる傾向もあります。
「結婚をしてくれたし、うちの会社でさらに頑張ってくれるだろう。」と思ってくれるからです。
第1子の誕生
さらに、子供ができると仕事に対する意識が変わってきます。子供のために働く意識が芽生えるからです。
マイホームの建築
住宅ローンを組めば、30年以上掛けて返済していかなければなりません。会社を辞めてしまえば、その時点でローンが重荷になります。「バリバリ働いて、早く完済するぞ!」と思うきっかけにもなります。
仕事の環境を変える努力をする
あなたは自分の意見が言える方でしょうか?
職場では「言ったもん勝ち」的な部分があります。あなたがおとなしい性格で周りの意見を聞く方なら、不満がたまるのも分かります。そういう人たちの意見を出しやすい環境づくりも会社が取り組むべき課題だからです。しかし、「あいつは意見を言わない、会社を変えようとしない奴」と思われるのも事実です。
私の会社でも自分の意見を言わない社員が「この会社は俺の評価を正しくしてくれない!」と言い、辞めていきました。
給与や労働時間、人間関係に大きな問題が無いのに長年勤めていた会社を辞めるのは勿体無いと思いませんか。
自分の身は自分で守るではありませんが、自分の意見を言えないと会社での立場は悪くなります。さらに、自分が仕事をしやすい環境を作れなくなります。
ラクをするために改善しても良い
自分がラクをするために提案をするのは悪いことではありません。
何かを買うことでラクができるのなら、それはそれで会社に取ってプラスだからです。作業員が余裕を持って作業できるようになるためミスが減りますし、他の仕事への応援を依頼することも可能になります。
却下されても提案するとプラスになる
もちろん、あなたの提案が却下されることもあります。私も相談事をして「フフっ。」と笑われた経験があります。腹が立ちますし、残念に思います。
しかし、提案することで上司に現在の状況が伝わります。何も提案しない人に比べて評価も上がります。提案が取り入れられればあなたの状況が良くなりますし、提案することがマイナスになることはありません。
改善提案の書き方については、こちらの記事が大変参考になりました。
参考 キャリアパーク 業務改善報告書の基本的な書き方とフォーマット【改善提案】
自分で自分を評価する
改善提案も出しているし、上司との連絡もできている。けれど、何だか認められている気がしなくてモヤモヤする。
そんな時は自分で自分を評価しましょう。
会社内の評価はほとんど目に見えません。あなたがしっかり働いていれば、上司は必ず見ています。しかし、いつも教えてくれるわけではないので、モチベーションが保てなくなることがあります。
以下のような点で自分を評価して下さい。
自分が居ないと会社が困るかどうか
あなたが休んだ場合、仕事に支障が出ますか?誰かに迷惑が掛かりますか?
それなら、あなたは必要とされています。あなたが休んでも誰も困らないのなら、あなたは大事な仕事を任されていないからです。自分を高く評価して良いでしょう。
平均額以上の給与があるかどうか
あなたが20代で年収400万円以上なら仕事を頑張っていると言えます。30代でも年収350万円以下の人が多いからです。比較をすれば上はキリがありません。しかし、20代で年収400万円以上は平均以上と考えて良いです。
仕事は労働力を提供してお金を得る手段です。平均以上のお金を貰っているのなら、あなたは十分に頑張っています。
仕事をお願いされる
上司や先輩から仕事を任されていますか?
会社は遊びに行く場所ではありません。何も仕事が貰えないよりも、仕事を貰えている方が素晴らしいことです。上司は期待していない部下に大事な仕事を任せません。仕事量が多いのは、頼られている証拠です。
まとめ
基本的に仕事は辛いものです。誰もがその中で愚痴を言いながら働いています。給与は我慢料とも言われますからね。
しかし、理不尽な叱りやパワハラにより潰されそうなら転職を考えるのも1つの方法です。
耐えられない辛さを我慢していると精神的な病気になる恐れもあります。まずは会社の中を変える方法、あなたがモチベーションを保つ方法を考え、それでも我慢できなくなれば転職を考えるようにしましょう。