「工場のライン長と性格が合わない。今日もケンカしてしまった・・・。確かに先輩だけど、課長レベルの上司じゃないし。少しくらいぶつかっても平気だよね?!」
という疑問にお答えします。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
工場のライン長と相性が悪いのは危険です。というのも、工場長と比べるとはるかに接点が多いためです。
当記事の内容はこちら
- 工場のライン長と合わない時の3つの危険
- 工場のライン長と人間関係を改善する方法
- 工場勤めは向き不向きがあります。
工場はそれぞれの持ち場別に長がいます。あなたがライン勤務ならライン長がトップ。彼の権限1つであなたの働きやすさは変わります。
だからライン長の性格が工場のブラック化とつながります。
1.工場のライン長と合わない時の3つの危険
工場のライン長と合わない時は以下の3つの危険があります。
- 機械トラブル時に助けてもらえない
- 評価を悪く報告される可能性がある
- 汚い・危険な作業を任される
工場の特徴として人間関係の悪化が激しいです。というのも、現場を抜けてのコミュニケーションが難しいため。プラスで職人的な性格の人が多いです。
なので、少しのことでもパワハラ的な扱いをされます。でもそれが『パワハラ』とは認知されません。仕事に精一杯で他人に目を向けられる状況では無いためです。
危険① 機械トラブル時に助けてもらえない
機械トラブル時などのイレギュラーが発生した際に早く助けてもらえなくなります。
ライン長はラインが円滑に作動する役割です。その一方で教育者でもあります。
機械トラブル時もライン長の判断1つで別社員に機械の復旧を任せることがあります。その考えであなたに復旧の役目と責任を押し付けることが可能です。
※立派なパワハラなんですけど、工場内はこういう陰湿なことが多いです。外回りと違って逃げ場がないためですね。
危険② 評価を悪く報告される可能性がある
ライン長は工場長に部下の評価を伝える役目があります。
部下の評価の中にはコミュニケーション能力や協調性が含まれます。あなたは上司と性格が合わないのですから『協調性無し』と判断されて評価が落とされます。
注意ポイント
工場は評価を上げづらい仕事です。
製造数を増やしたり、製品の質を改善するような提案って難しいじゃないですか。だから人間関係やスムーズに作業をする意識が評価に大きく関わってきます。
危険③ 汚い・危険な作業を任される
工場内は必ず汚い作業や危険な作業があります。
クリーンな製薬工場でも『機械の中に潜って掃除をする』ような作業があります。ライン長と衝突すると、そうした作業があなたに分担されます。
ライン長は仕事を分担する権限があります。
「あいつはこの仕事に向いていると思ったので任せた。」
と工場長に報告されたら工場長も納得するしかありませんよね。
2.工場のライン長と人間関係を改善する方法
工場のラインはコミュニケーションを取るのが大変です。持ち場を離れることができないためです。
なので、些細な言い合いもすぐに謝れません。
時間が経てば経つほどライン長はイライラします。作業をしつつ色んなことを考えられるためです。人は頭の中だけで物事を考えると悪い方向に考えます。
あなたのことも「ダメなヤツ。」と思い始めるでしょう。
そうなる前に以下の2つのことを実践して下さい。
- 積極的にコミュニケーションを取る
- ライン長の仕事を助ける
方法① 積極的にコミュニケーションを取る
積極的にコミュニケーションを取りましょう。
持ち場を離れるのは大変ですけど、休憩時間など少しは自分の時間がありますよね。そういう時に一言謝ればOKです。
相手は上司です。やはり部下から謝る必要があります。このコミュニケーションがあるかどうかで工場での働きやすさって変わってきます。
※当記事を書いている私も工場に10年間勤めてきました。人間関係を良好にする手段を『【10年勤務】工場でストレス無く働くには社内政治が必須【方法解説】』という記事でまとめています。あわせてご覧下さい。
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【10年勤務】工場でストレス無く働くには社内政治が必須【方法解説】
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方法② ライン長の仕事を助ける
ライン長はたくさんの仕事を抱えています。
他の社員と同じように現場の仕事もあります。その一方で教育や現場指揮、5Sのことも考えないといけません。
あなたがライン長の仕事の一部を引き受けたり手伝うことでライン長の気持ちをやわらげる効果があります。
工場内で人を助ける意識の有る無しは大事です。評価につながるためです。
3.工場勤めは向き不向きがあります。
工場勤めは閉鎖された空間での作業です。
クリーンな環境もあれば塵の舞う過酷な環境での作業もあります。
「誰でも頑張れそうな工場勤めでも俺は続けられなかった・・・。」と悩む必要はありません。
工場勤めは向き不向きがあるためです。
工場勤めに向いている人の特徴
- 人との会話は必要最小限にしたい
- モノ作りに没頭したい
- いつも同じ場所に出勤して、同じ作業をしていたい
- 規則正しいリズムの生活がしたい
外回りと違って基本は製品作りに没頭する仕事内容です。人と会話するのが苦手な人や、いつも同じ場所で作業したい人は向いています。
工場勤めに向いていない人の特徴
- 神経質
- 仕事にやりがいを求めている
- 自分のペースで働きたい
- 人とのコミュニケーションが得意
気持ちを外に向けて発散するタイプの人。人間関係を重視したい人は工場勤めには向いていませんね。
金髪系や外見の怖い人も工場はたくさんいます。そうした中に入っていけないと毎日がつらくなりますよ。
働きやすい工場を見つけるために
工場も『誰もが率先して助けてくれて、給与も高く、クリーンな職場』があります。こういう工場はホワイトな職場として知られています。
あなたもライン長や工場長と合わなかったら『ホワイトな工場』を探すことをお勧めします。
繰り返しになりますが、工場は閉鎖された空間です。そこに40年間も居続けるって大変です。上司との人間関係が悪化すると逃げ場が無くなって潰れます。
20代なら転職もしやすいので、早めに行動を開始しましょう。
工場専門の転職サイトも存在しますけど、大切なのは『現場の状況を転職サイト側が知っているかどうか』です。
工場は求人と現場の雰囲気が全く違うことがあります。写真映りはキレイだったのに、現場は汚くて危険。と言うイメージですね。
10代・20代向け転職サイトならDYM就職がお勧めです。
全ての求人先を査察しているため、ブラック企業率が低いためです。
男女関わらず働きやすい職場が見つかります。何と履歴書もなしで面接が可能です。
参考 DYM就職