「今の工場内の人間関係が良くない。コミュニケーションも取れないし、助けてもらえないし。これっていじめじゃないの?でも、こんな間接的な嫌がらせってあるのかな。」
という疑問にお答えします。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
半年ほど大会社の菓子工場に勤め、その後は10年を地方の小さな工場に勤めています。その経験から工場のいじめについてお話します。
当記事の内容はこちら
- 工場勤務のいじめは陰湿『3つの経験談』
- 工場内でいじめられない方法について
- 第一印象で『あ、この工場の人たちとは合わない』と感じたら
工場内の人間関係は良い。と言う意見もあります。それも正解。
なぜなら、工場は閉鎖された空間なので良い悪いの両極端だからです。経験談と共に詳しく解説します。
1.工場勤務のいじめは陰湿『3つの経験談』
工場のいじめを何度も目撃してきました。かなり陰湿です。
私が経験したのは以下のような状況です。
- 嫌われ者は全社員からいじめられる
- いじめ該当者は伝達事項が教えられない
- いじめ該当者は仕事を押し付けられる
ちなみに国内有数の大手の菓子メーカーの工場と小さな地方の工場の2種類を経験しています。どちらもいじめがありました。
「工場」という空間が人の気分を悪くしやすいと考えられます。
経験談① 嫌われ者は全社員からいじめられる
いじめの対象者になるのは以下のような人です。
- 仕事ができない
- 口出しが多い
- 雰囲気が暗い(コミュニケーションが苦手)
工場には『人と関わる仕事じゃないから自分の性格にあっている!』と思って入る人がいます。こういう人ほど「あいつ、何か変じゃね?」と思われていじめの対象者になります。
いじめの対象者になると特定の人じゃなくて全社員から問題扱いされます。
コミュニケーションが苦手すぎる人は報告や相談ができません。大きなミスをするので仕事ができない人と思われます。
その流れもあり、どんどんいじめがエスカレートします。
例えば、誰がやったのか分からないミスはいじめ対象者の責任になります。
工場=人間関係が少ないというイメージが強いので、コミュニケーションが苦手な人が工場に集まります。
話しかけても返事をしないとか報・連・相ができない人とペアになるとミスが増えます。人間関係悪化の原因にもなりますね。
経験談② いじめ対象者は伝達事項が教えられない
いじめ対象者に重要な伝達事項が教えられないことがありました。
※私が確認したのは機械トラブルのため、翌日の出勤時間が変わるという状況でした。
工場長が判断をしてライン長に伝達。ライン長から各自に伝達となるのですが、
「誰かアイツに伝えといてくれ。」
という流れになりました。全員が『誰かが教えるだろう。』と思ったため、結果的にいじめ対象者には伝達されずに早番の時間に出勤していました。
さすがに工場長に相談していました。でも、工場長はライン長の責任だと言い、ライン長は平社員の責任だと言います。責任転嫁が続くためその後も似たような状況が起こり続けました。
※工場は工場長との関係よりライン長との関係が重要です。直属の上司だからです。ライン長と相性が悪いだけでブラック工場化します。
詳しくは『工場のライン長と合わない時の3つの危険『ブラック工場化につながる』』という記事でまとめています。
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工場のライン長と合わない時の3つの危険『ブラック工場化につながる』
続きを見る
経験談③ いじめ対象者は仕事を押し付けられる
どんなクリーンな工場でも『汚い仕事』『危険な仕事』が存在します。
機械のメンテナンス時の細かな清掃やグリスアップですね。こういう仕事は必ずいじめ対象者が担当になります。
断ることも可能ですが、断れば評価が下がりますよね。だから引き受けざるを得ない状況です。
2.工場内でいじめられない方法について
製品重視の工場だから人間関係が悪くても平気。と思ってるといじめの対象になります。
閉鎖された空間の工場だからこそいじめられない方法が必要です。
私も実践した『人から好かれる方法』はたった1つ。誰の意見にも反対しないだけです。
方法:誰の意見にも反対しないようにする
ざっくり言えば『八方美人になろう』ということですね。
Aラインの人がBラインの人の作業について文句を言っていたら賛同する。Bラインの人がAラインの人の作業について何か言っていても賛同する。
「えっ、これって逆に危ないんじゃないの!?」
と思われそうなんですが、そもそも工場内は作業中のコミュニケーションが取れません。
その場限りのコミュニケーションが多いので、話さえ合わせとけば大丈夫です。
「嫌なことがあったし、アイツに愚痴るか。」
みたいな、愚痴を言われるポジションになれるといじめられることはまずありません。
それどころか人間関係を円滑にしていることが評価の対象になります。
具体的な方法については『【10年勤務】工場でストレス無く働くには社内政治が必須【方法解説】』という記事でまとめています。
1つの組織に30年以上属することに無理があります。プラスで狭い部屋で同じ人とずーっと作業していればケンカになって当然。少しくらい演出しないと働きやすい状況って作れません。
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【10年勤務】工場でストレス無く働くには社内政治が必須【方法解説】
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3.第一印象で『あ、この工場の人たちとは合わない』と感じたら
「工場に就職したのはいいんだけど、金髪のチャラ系の人ばかりで馴染めない・・・。」
「根暗な人ばっかりで会話ができない。相談もできないしどうすればいいの?!」
という状況は思ったより危険です。
あなたが22歳なら、この先38年もこの工場で生きていかないといけません。コミュニケーションが取れないって無理ですよね。
でも頑張って馴染まないと『いじめ対象』になるかもしれません。
サクっと転職して良いです。なぜなら、今は労働力が不足している時代なので工場も人手不足。30歳前なら工場の転職先なんていくらでも見つかります。
問題なのは『次も同じような工場に入らないこと』。
既にお話した通り工場は『良いか悪いかが極端な職場』です。
離職率が極端に高いか低いかのどちらか。だから、離職率の高い求人を除外している転職サイトを利用すれば特に問題なく転職できます。
10代・20代向け転職サイトならDYM就職がお勧めです。
全ての求人先を査察しているため、ブラック企業率が低いためです。
男女関わらず働きやすい職場が見つかります。何と履歴書もなしで面接が可能です。
参考 DYM就職