「仕事量が多すぎるのはパワハラじゃないの?業務過多な気がする…。」
そんな悩みにお答えします。
当記事を読めば仕事が多すぎる会社の問題点がわかります。
元ブラック企業社員のBlahara運営者の『Ryo』です。
2社のブラック企業に勤めた経験があり、月100時間の残業で倒れたこともあります。その経験から仕事量の多さについてお話します。
結論を言うと、社員にメリットはありません。
当記事の内容はこちら
- 仕事量が多すぎる会社が抱える5つの問題点
- 仕事量を少なくする2つの方法
- 作業過多の会社に勤め続けるといつか倒れます。
仕事量が多いのは『作業が多い』からではありません。労働力不足と経営のミスです。現場以外の問題点も具体的に解説します。
どうぞご覧下さい。
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1.仕事量が多すぎる会社が抱える5つの問題点
1人あたりの仕事量が多い会社が抱えている問題点は以下の通りです。
- ミスが増えて効率が悪くなる
- 上司が部下の仕事量を把握していない
- 効率を考えた経営をしていない(人海戦術)
- 離職率が上がる
- 人件費が増える
仕事量が多くてパンクするのはあなたの責任ではありません。だから自分を責めることはやめましょう。その状況が『異常』だと理解することが大切です。
問題点① ミスが増えて効率が悪くなる
仕事量が多いとミスが増えます。
ミスが増えれば機械が止まったり、顧客の信用を失います。結果的に効率が悪くなりますね。
例えば工場で1番ロスになるのが機械停止のトラブルです。機械的トラブルなら仕方ありません。でも人為的トラブルなら損失ですよね。
例えば『製造ロットを間違える』とか『磨耗に気付かずに機械を動かし続けた。』みたいなことです。
問題点② 上司が部下の仕事量を把握していない
上司が部下の仕事量を把握していないのも問題です。
部下の能力以上の仕事を与え続けるのはパワハラです。それをパワハラと思わずに仕事を押し付けているって無理があります。
ダメな上司の例
- 現場に来ない
- 自分の休憩時間ばかり伸ばしている
- 責任を取らない
上司の仕事は『部下の作業効率を上げること』。
既にお話したとおり、無茶な仕事量を与えると部下はミスを連発します。
結果的に上司が責任を取ることになるんですが、それでも業務量過多状態を続けるのは『上司が冷静に状況を把握していない証拠』。
- タバコ休憩が増えてないか
- スマホゲームばかりしてないか
- 責任を増やしていないか
ここをチェックです。
問題点③ 効率を考えた経営をしていない(人海戦術)
効率を考えた経営をしてこなかったツケが仕事量の多さです。
なぜなら、機械化やアルバイト・パート社員の充実をしていれば労働量は確保されているためです。それができていないので『少数精鋭』みたいなキレイごとで社員を酷使します。
効率を考えた経営と言うのは『数字を見ているかどうか』で分かります。
経営者は現在の状況でどの程度の売上・利益が出ているか分かります。人を雇ってどうなるかも数字で表せます。
なのに予算をケチって「1人1人が頑張ればもっと売上は伸びるはず。」と考えた結果が現在の状況です。
問題点④ 離職率が上がる
単純に離職率も上がります。
あなたも今の状況は苦しいですよね。上司から物理的に不可能な仕事量を与えられ、イライラした先輩や同僚からも怒鳴られる。
もちろん、あなただけじゃなくて先輩や同僚も苦しんでます。だから離職率が上がります。
仕事のできる人・信頼されている人が1人辞めただけで退職ラッシュにもつながります。
※このあたりの心理状況については『辞めて欲しくない人が辞める会社が危険な理由。』という記事をご覧下さい。
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辞めて欲しくない人が辞める会社が危険な理由。仕事のできる人は会社の方針についていけずに早期に抜け出します。
続きを見る
問題点⑤ 人件費が増える
残業が増えるので人件費も増えます。
仕事量が多いと社員の疲労が蓄積します。普段の業務の効率も落ちるので、残業時間はズルズルと増えていきます。
そのうち『残業して当然』の考えになるので、定時の時間の効率がさらに落ちていきます。また人件費が増える負のループになります。
※正社員が1時間残業するお金でパート社員は2人雇えます。ここも経営者が数字を見ていれば理解できますよね。
仕事量が多すぎる会社の末路について
2018年現在で労働力不足の倒産が右肩上がりです。
人口も減っているので状況はますます悪くなっています。
仕事量が多い会社は労働力の確保に失敗しています。なので、利益が出ていても労働力不足による倒産の危険が高くなります。
退職ラッシュにより製造量が低下して顧客からペナルティを受けることも想像できます。
2.仕事量を少なくする2つの方法
組織は1人の力では変わりません。
あなたが効率的な方法を考えたとしても、それでガラっと仕事量が減ることは考えにくいためです。
日本の会社の特徴として『時間が余ったら仕事を増やす』があります。1度残業をしたら最後。その状況が当り前になって仕事量が減ることはありません。
私も経験しています。社員の残業をゼロにするためシフト制勤務が開始されました。結果、労働力が不足したため残業が復活。遅番の翌日が早番という過酷な勤務もありました。
方法① 労働力を増やす『自動化かパート募集』
シンプルに労働力を増やすのが良い方法です。
大型のロボットを導入したり、パート社員を募集すれば正社員の仕事は減ります。仕事が分担できるためです。
教育の時間はかかるものの1番効率的ですね。
方法② 利益に繋がらない仕事を断る
会社の多くは『利益率の悪い仕事』も引き受けています。いつか大きな仕事に繋がるかも。と思っているためです。
そういう無駄な仕事を断ることで社員の負担が減ります。
これは経営者の方針次第なので社員が改善提案を出しても通りません。労働力を増やす内容は通ることがあります。
3.作業過多の会社に勤め続けるといつか倒れます。
あなたが仕事量が多すぎる会社に勤め続けた場合、以下の3つのことが考えられます。
- ミスを連発して評価が下がる
- ミスによる事故で怪我をする
- 過度の残業で体調不良になる
肉体的疲労・精神的疲労のどちらかがピークを超えてしまうと限界になりますね。私も全身に蕁麻疹が出て倒れた経験があります。
ミスも怪我が無いうちなら良いんですけど、指を挟むとか、フォークリフトで壁に突っ込むという内容も想像できます。
仕事を断るか、もっと気軽に働ける会社を探しましょう。
会社はそう簡単に変わりません。あなたは定年まで今の状況の生活を続けることになります。それができるかどうかで判断して下さい。
仕事量の少ない会社の見つけ方について
仕事量の少ない会社は働きやすいので離職率が低いです。
なので、離職率の低い会社に勤めることができれば『常識的な仕事量』で働くことができます。
離職率の低い会社を見つけるコツが厚生労働省が認定している職業紹介優良事業者の利用です。
離職率の高い会社の求人を除外するなどの取り組みをしています。
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全ての求人先を査察しているため、ブラック企業率が低いためです。
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参考 DYM就職