「会社が1ヶ月の業務停止になったんだけど、在職すべき?」
当記事では業務停止の会社に残る危険性についてお話します。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
業務停止はよほど悪質な会社でなければあり得ません。
あなたの会社も書類改ざんのような故意による作業があったと思われます。
業務停止は取引先の信頼を損ねます。
このまま在職しても売上が下がり、あなたの給与に影響する恐れがあります。
当記事では実際に2回の業務停止を経験した私が、業務停止になった会社の残ってはいけない理由を3つお話します。
どうぞご覧下さい。
1.業務停止後は会社の売上が下がる
業務停止は単に仕事ができないだけではありません。
- 取引先の信用が無くなる
- 製品が減って出荷できなくなる
- 今までと同じ作業内容ではなくなる
というデメリットがあります。
業務停止につながる作業は『会社に利益がある』ため行われます。
その作業ができなくなり、製造がストップすると会社の利益は激減。
給与の支払いすら難しくなります。
ポイント
私の会社では3年間昇給が無くなりました。
①利益が無くなるとまずボーナスが無くなる
会社の利益が無くなると、まずはボーナスが無くなります。
ボーナスは支払わなくても良いお金。削られても仕方ありません。
昇給額も減ります。
昇給5,000円の会社なら昇給ゼロになることを覚悟しましょう。
②退職金が貰えなくなる可能性がある
退職金も必ず支払わなければならないお金ではありません。
業務停止直後に退職すれば退職金が貰える可能性があります。
しかし、しばらくして会社の経営が悪化した状態では会社側が支払えなくなる恐れがあります。
2.業務停止で社員数が減る
会社を辞めるのは仕事のできる人か全く仕事のできない人のどちらかです。
どちらかと言えば仕事のできる人から辞めていきます。
他社に行ってもやっていける自信があるためです。
業務停止で仕事量は減ります。
しかし、それ以上に社員が減っていきます。会社にお金が無いため早期に人を雇えません。
業務停止のあった会社に入社する人もほとんどいません。
残された人で仕事を続けることになります。
仕事のできる人がドンドン辞める会社は危険です。
業務停止していなくても、大きい取引先が離脱するような可能性があるためです。
情報をつかんだ人は上手に辞めていきます。
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①残された社員の仕事量が増える
6人で動かしていたラインを4人で回すとします。
製造量は減っていますが、人数的にラインを止める・速度を落とすなどの効率低下が必要です。
結局は残業することになります。
しかし、既にお話したようにボーナスはゼロ。昇給もありません。
業務停止後の会社に残ると給与は下がり作業量が増えることになります。
注意ポイント
会社にお金が無いため、サービス残業になる可能性があります。
会社側も「できなければ辞めてもらって良い。」としか言えません。注意しましょう。
3.会社の根本は変わらない
会社の社風はそう簡単に変わりません。
勤めている人が同じだからです。
業務停止があれば、
「今後は真面目にやっていくんだろうな。問題も起こさないんだろうな。」
と思いますよね。
下がった利益を取り戻すために再び『書類改ざん』や『管理を守らない原材料の保管方法』がおこなわれます。
①1度業務停止した会社は繰り返す
私の会社も1度目の業務停止後、直ぐに2度目の業務停止がおこりました。
こちらも書類改ざんが原因です。
現場は指示されたとおりに作業をしています。しかし、その指示が既に『改ざん』だったのです。
テレビ局が来るなどの騒動となりました。
2度目の業務停止後、取引先はほとんど無くなりました。
1社だけ親身になって助けてくれた会社があったため、5年以上かけて利益を取り戻すようになりました。
しかし、その後も県により指摘を受け続けることになります。
②3度目の業務停止は倒産
3度目の業務停止は『仕事を続けてはいけなくなる』と注意されています。
倒産と同じことです。
既に県から目を付けられているため、現場はビクビクしながら作業を続けています。
あなたが40歳になった時に業務停止になったとします。
会社は業務を続けていけません。
しかし、年齢的に転職先が限られます。タクシー運転手やトラック運転手・介護の仕事です。
そうなる前に1度でも業務停止になったら転職を考えるべきです。
4.安心して働ける会社を見つけるために
離職率の高い会社は何かしらの問題を抱えています。
業務停止も同じです。
社員が一斉に辞めてしまうため、小さな会社でもたくさんの募集をかけます。
このような会社に入社すると転職先が『危ない会社』の可能性があります。
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