「出世のために転勤すべきか悩んでる。転勤のない会社だと言われてたけど転勤を指示された。でも、3年後には出世させてくれるらしい…。単身赴任をする価値はあるんだろうか。」
という疑問にお答えします。
ブラック企業対策メディアBlaharaのRyoです。私の友人が以下のような状況になりました。
- 遠くの県まで転勤を命じられる
- 転勤を機に結婚。妻と2人で引越すも、妻がノイローゼになる
- 転勤先でさらに別の県へ長期応援を命じられる
当記事の内容はこちら
- 出世のために転勤すべきかどうかの答え
- 転勤した場合のメリットとデメリットについて
- 転勤しなかった場合に社内の居場所はどうなるの?
実際に転勤で悩んできた友人がいるのでお話できることがあります。特に単身赴任になると『引越し代金』『家賃や光熱費』の支払いがどうなるかも不安ですよね。
そういう点も詳しく解説します。当記事を見て転勤か出世かの判断をして頂ければ幸いです。
どうぞご覧ください。
1.出世のために転勤すべきかどうかの答え
転勤はお勧めできません。
転勤するメリットは出世です。しかし、出世して得られる『年収アップ』が個人で解決できる時代になっています。(副業解禁により。)
また、転勤に関係する支出を会社が負担してくれる可能性も低いです。
答え:転勤するべきではない
- 数年後の出世を約束されたとしても、数年後に会社が存続しているかどうかは分からない
- 転勤は個人の負担が大きい
- 家を買う・結婚など人生の大イベントの台無しにする恐れがある
上記が理由です。わりと深刻ですね…。
銀行や大企業の場合、転勤を何度もしてキャリアアップ。出世する流れができています。でもテレビ電話などで会議ってできますよね。
海外ならともなく、国内のいくつかの県をまたぐ程度の転勤は不利益です。
会社的にはメリットがあります。
・人を一新させてモチベーションアップをさせる
・特定企業との癒着を防いでヘッドハンティングをさせない
・労働力を平均化できる
全国展開している会社は積極的に転勤させてますね。
理由:出世のメリットは個人でも対処可能
出世すれば年収が100万くらい上がるとします。でも、隙間時間を有効に使うと年収100万くらい個人で稼げちゃう時代なんですよね。
- クラウドソーシングでWebライターや事務代行の仕事を引き受ける
- スキルを生かして業務委託などの仕事を引き受ける
だから断れる状況なら断って大丈夫。
特に既婚者は『子どもの成長が見られない』『金銭的に負担になる』がキツ過ぎです。転職を検討する価値もありますよ。
2.転勤した場合のメリットとデメリットについて
改めて転勤した場合のメリット・デメリットを考えてみましょう。デメリットに対してメリットが勝っているのなら転勤する価値があるためです。
メリット:出世による年収アップ
出世すれば役職手当がもらえて基本給の上昇率が上がります。(もちろん、会社により変わります。その点は就業規則をご確認ください。)
厚生労働省の賃金事情総合調査が参考になります。
「部長級」63.0千円、「次長級」43.7 千円、「課長級」43.0 千円、「課長代理・補佐級」33.5 千円、
「係長級」18.5 千円引用 賃金事情総合調査
デメリット:出世の道が閉ざされる
出世がなくなります。
とはいえ、何の役職ももらえなくなるわけじゃありません。主任・係長レベルは可能です。なぜなら、現場でのトップだからです。
疑問 → 本当に3年で出世して戻ってこれるのかどうか
入社時に『転勤なし』と言われていたのに転勤の指示があったとします。その時に「3年後には出世して戻させるから。」と言われても信用できませんよね。
会社は生き物。今の状態を数年後も維持できるって約束できません。
- 利益率が悪化した → 出世の話がなしになる
- 社長が変わった → 役職手当の額が下がった
- 人手不足 → 戻せない
この状況で転職を考えても大変です。既に転勤先の生活に馴染んでいるからです。
3.転勤しなかった場合に社内の居場所はどうなるの?
特に変化がないか、会社にいられなくなるかのどちらかです。
結論:基本的に会社の命令には絶対
今までに転勤ネタで裁判がいくつもありました。
以下の記事が参考になります。
こちら 社員が転勤命令を断ったら・・・
社員に転勤を命じる場合は
○ 社員の子の養育の状況
○ 家族の介護の状況
○ 社員本人の健康状況
に配慮しなければならないということです。
転勤があるのなら就業規則や雇用契約に記載があります。それを見て入社しているので、あなたは納得していますよね。これで転勤を断るなら問題です。
そして、会社に入ったら指示に従うのが一般的。
裁判でも会社が勝っているケースが多いです。
転勤を拒否できる理由を考えるのが大切
社員側に圧倒的不利益があった場合、転勤を拒否できます。
- 子どもに慢性的な病気がある
- 妻がうつ病で看病しなければならない
- 親の介護が必要
例えば、妻が『嫌がっている』では理由になりません。みなで引越すか、単身赴任するか、会社を辞めて転職する道を選ぶことになります。
まともな会社であれば転勤についての相談が可能です
労働力不足の時代です。無理な転勤で社員を困らせて退職させるより、相談して社員が活躍できる環境を整えることにメリットがありますよね。
それができないのは『社員を使い捨てにしている証拠』です。
人が足りていればあなたとは別の人を転勤させる。独身者を優先させるだけですからね。
私の友人が働いている会社もそうでした。独身者か若手、候補者優先で転勤を指示します。既婚者は断ることが可能です。
もし、転勤について脅されるのなら転職も検討しましょう。転勤後に戻ってこれる可能性も怪しいからです。
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まとめ:転勤問題は深刻です
転勤にメリットがあれば誰も悩まないんですよね。バブル時代は出世してどんどん年収が上がりました。しかし今は出世しても月2万しか給与が増えない時代。引き受けるだけ損です。
それを会社も知ってます。独身者とかに依頼しますけど、人手不足なら強制する可能性もあります。
自分の身を自分で守るため、
- 転職先をいつも見つけておく
- 出世が絶たれても問題ない状況を作る
の2点を考えておきましょう。
以上、「出世のために転勤すべきかどうかの答え『単身赴任する価値も解説』」という記事でした。