「手取り18万円ってブラック企業なの?それとも普通なの?ぶっちゃけた話が聞きたい…。」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば手取り18万円がブラック企業か普通の企業なのかわかります。
元ブラック企業社員の『Ryo』です。残業ゼロ、手取り18万円が超えたのは29歳の時でした。
当記事の内容はこちら
- 手取り18万円の全体から見たレベルについて
- 手取り18万円の年収について
- 手取り18万円を増やすのって大変?
- 30代で手取り18万円未満が状況によりブラック企業な理由
- 手取り18万円は転職すべき?しないべき?
手取り18万がそもそもどういうレベルなのか。私の生活状況もセキララにお話します。
記事後半では手取り18万で耐えてもいい会社・ダメな会社についてもお話しますね。
どうぞご覧ください。
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1.手取り18万円の全体から見たレベルについて
20代だと高い水準。30代だと低いです。
手取り18万円の場合、総支給額が22~23万円になります。
厚生労働省の平成 29 年賃金構造基本統計調査の概況によると、男性の各世代平均給与は以下の通りとなっています。
男性の各世代平均給与
- 20~24歳 210.5万円
- 25~29歳 248.1万円
- 30~34歳 289.0万円
大卒・高卒では年収50万円の開きがあります。
また、業種によっても格差があるんです。
業種によっての給料格差
- 金融・保険業の25~29歳平均が年収285.9万
- 飲食業の25~29歳平均が225.4万円
手取り18万円はボーナスが0だった場合、年収およそ264万円。20代であれば平均以上の給与と言えます。
30代の場合は平均以下。
また、年齢に応じて役職等による『年収格差』が広がるため、手取り18万円は非常に少ない額と言えます。
2.手取り18万円の年収について
手取りは316万円ほどです。
手取り18万円でも総支給額が23万円以上になることがあります。
手取り18万でも総支給額が増える可能性
- 労働組合費
- 個人年金による天引き
ちなみに、ボーナスがゼロで手取り18万円の場合は年収およそ264万円です。
年収はボーナスで変動する
ボーナスが多ければ年収は増えるし、低ければ下がります。
ボーナスの額は業種・職種と会社の利益によって変動します。
厚生労働省の毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査):結果の概要によると平成29年度のボーナス平均額は以下の通りです。
夏のボーナスの平均額 41.3万円
冬のボーナスの平均額 42.9万円
これも給与の格差で額の大きい人・少ない人の差が開いています。
ボーナスの平均倍率である『夏1.1倍 冬1.2倍』を参考にした場合はこちら。
手取り18万円の夏のボーナス平均額 25.3万円
手取り18万円の夏のボーナス平均額 27.6万円
上記から
手取り18万円の年収は316.9万円になります。
(年収264万円+夏のボーナス25.3万円+冬のボーナス27.6万円=316.9万円)
年収316.9万円はギリギリ結婚して家が建つレベル
「手取り18万じゃ結婚できないよ・・・プロポーズするのも無責任だし。」
と思いますよね。
実際に手取り18万代で結婚した私の本音は『徹底的に切り詰めれば結婚して家が買えるレベル』です。
銀行は年収の5~6倍のお金を貸してくれます。320×5.5として1760万円。
建売住宅なら購入可。
車は軽自動車かコンパクトカー。嫁がパートに出れば子供も養える。
こんなレベルです。
3.手取り18万円を増やすのって大変?
昇給を待っていてもほとんど給料は増えません。
昇給額って中小企業では減っているんですよね。
昔は年に1万円上がる会社がありましたけど、現在は5千円でも高いほう。3千円以下の会社もたくさんあります。
22歳で基本給18万の会社に入ったとします。
昇給が3千円だと32歳で総支給額21万円。手取り18万円になりません。
実は20代で手取り20万円以上は良企業。手取り18万円でも一般企業です。
※昇給額の平均については『【疑問】昇給っていくら?平均は?2年目の昇給額が少なくて「えっ?!」と驚いたあなたへ』という記事で詳しく解説しています。
昇給額を増やす方法にも触れてます。
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【疑問】昇給っていくら?平均は?2年目の昇給額が少なくて「えっ?!」と驚いたあなたへ
続きを見る
間違いやすい『月給18万円』の手取りとは
あなたの給与が手取り18万円ではなく月給18万円なら危険です。
月給18万円の会社に転職するのならしっかり下調べが必要。
給与は総支給に対しておよそ80%の額になります。
180,000×0.8=144,000円
手取りは144,000円。とてもラクに生活できるレベルではありません。
- 昇給額
- 賞与
- 福利厚生
上記をチェックして、将来に希望が持てるかどうかを判断しましょう。
手取り18万円を脱出する簡単な方法2つ
ボーナスを増やすか副業をするかです。
ポイント
- ボーナスも副業も成果給
- 昇給を待っていても給料はほとんど増えない
- ボーナスは伸びている業界に入らないと増えない
景気に波があります。
今の時代は『クラウドソーシング』など副業をして、月1万でも収入を増やす方が早いですよ。
4.30代で手取り18万円未満が状況によりブラック企業な理由
今までは20代の話。30代は別です。
年収格差による極端な平均を省いたとして、30歳の平均年収は約400万円。30歳後半になれば450万円は欲しい所です。
部下との付き合いもありますし、子供が育ってくるためお金が掛かります。生命保険も重要になってきます。
とても手取り18万・・・年収316.9万円で生活が成り立つものではありません。
以下の点に該当しない限りあなたの会社はブラック企業です。
- 30代で役職がもらえる
- 残業代や手当で手取りが変動する
- 地方の企業である
①30代で役職がもらえる
30代は役職がもらえる時期です。役職がもらえる前提なら手取り18万円でも我慢できます。
おおよそですが、役職手当は1~3万円。
役職に応じて昇給額・ボーナスが増える可能性もあります。
また、役職をもらった後は転職にも有利です。
②残業代や手当で手取りが変動する
基本的に残業等無くなる可能性のあるお金は当てにはできません。
しかし、30代になれば毎年どの時期にどのくらいの仕事量になるか把握できます。毎年の臨時手当の額も分かってくるでしょう。
基本的に手取りが18万円でも、繁忙期だけ残業代で給与が増えるようなら生活が成り立ちます。
③地方の企業である
都市部で手取り18万円は赤信号です。
例えば東京。物価が違いすぎます。家賃だけでも地方の1.5倍。
ハンバーガーだって値段が違います。最低でも18万円の1.5倍・・・27万円は必要でしょう。
都市部は時給が違います。基本的に給料も高めに設定されています。
それなのに18万円しか貰えない、昇給額が5,000円しか無いのは地方と一緒の賃金感覚で給料が決められている証拠です。
5.手取り18万円は転職すべき?しないべき?
以下の点でチェックします。
- 昇給額
- ボーナス額
- 福利厚生
- 人間関係
- 残業時間
ボーナスや福利厚生の有無で会社の良し悪しが変わります。
基本給中心の給与なのか、手当により給与が上がっているのかも重要です。
①手取り18万円でも転職しない方が良い会社の例
例えば、以下のような会社なら転職を待った方が良いでしょう。
- 昇給が5千~1万円ある
- ボーナスが3.0ヶ月分以上
- 住宅手当など、良い福利厚生がある
- 常に定時帰りでストレスがほとんど無い
給与的には高くありませんが、働きやすい職場だからです。
ボーナスが安定していれば月の給与が低くても生活がラクになります。
昇給額が高ければ将来的に給与が伸びます。
ストレスの少ない仕事なら副業等で稼ぐ方法も考えられます。
②手取り18万円で転職すべき会社の例
逆に手取り18万円で以下のような会社なら退職すべきです。
- ボーナスが無い
- サービス残業がある
- 昇給が3千円以下
- 人間関係が悪くストレスがたまる
給与が少ない上に、人間関係が悪く時間の拘束が長ければ働くだけ無駄です。
どうしても会社員は時給換算になります。
時給がアルバイトやパートレベルの会社に勤めるメリットはありません。
今は給与の上がっている時代です。昔の基本給のまま経営している会社より、積極的に人を集めている会社に転職するだけで年収が上がります。
求人自体はそれほど転職サイトで差がありません。
ですが、こちらの2サイトはオススメです。
優良事業者認定だったり、アドバイザーの質が高いためです。こちらに登録しつつ、気になる他社を使えば転職可能です。
10代・20代向け転職サイトならDYM就職がお勧めです。
全ての求人先を査察しているため、ブラック企業率が低いためです。
男女関わらず働きやすい職場が見つかります。何と履歴書もなしで面接が可能です。
参考 DYM就職