「ブラック企業ってどんな特徴があるんだろう。」
「俺の会社。やっぱりブラックなのかな?判断したい。」
当記事ではブラック企業にありがちなことをご紹介します。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
友人と会社の話をしている時に、
「皆、似たような悩みがあるんだな。」
と感じたことはありませんか?
上司とのやり取り・理不尽な仕事など、どこの会社でも似たような悩みがあります。これはブラック企業でも同じことです。
当記事ではブラック企業にありがちなことを15パターンご紹介します。
単なる笑い話にせず、ブラック企業の特徴を見抜くコツとしてお使い下さい。
1.ブラック企業あるある『労働時間編』
ブラック企業あるあるで一番多いのが「労働時間」に関する内容です。
単純に従業員の労働時間の長さ=会社の利益と考える企業が多いことがわかります。
- タイムカードを押した後に残業
- 掃除は仕事に含めない
- 22時帰宅で早く終わった
- 雪でも台風でも遅刻は認めない
- 月の正規勤務時間より残業時間が多い
それぞれの項目について詳しく解説します。
①タイムカードを押した後に残業
上司「おーい、お前ら。タイムカード押しておけよー!」
新人「やれやれ。やっと定時か。帰れるな。」
上司「よし!今日は日付が変わる前まで残業だ!」
新人「?!」
タイムカードがあるから安心と言えません。
言われた通りタイムカードを押してしまうと企業の責任逃れを手助けすることになります。
②掃除は仕事時間に含めない
新人「研修が終わった!明日からは8時半~17時半の仕事だー!」
上司「新人は掃除があるから、7時半出社、19時帰りね。」
私は結婚式場に居た時に植物に水をやるために1時間前に出社しました。
ポイント
掃除や更衣時間は労働時間に含みます。
これが問題化して裁判になったケースがあり、勝訴しています。
③22時帰宅で「今日は早く終わったね」
新人「(おいおい、もう22時だぞ。この会社大丈夫か。)」
上司「君も新人だし大変だろう。今日は帰って良いぞ。」
部下「上司さん優しいー!」
私が結婚式場のカメラマンとして入社後の初日。
仕事も無く、定時で帰ろうとした時に「ははっw」と先輩から笑われました。
数日後、日付が変わるまでの仕事が普通だと言われました。
④雪だろうが、台風だろうが、遅刻は認めない
「社会人は遅刻しないのが当然。」
ブラック企業で良くある決め事です。
雪・台風でも1時間前に出社して通常勤務するのが当たり前。
電車の遅れや交通事故による封鎖があっても、それを考えて早く家を出なければいけません。
⑤月の正規勤務時間より残業時間が多い
月の勤務日が22日としましょう。1日8時間労働です。
8×22=176時間が1ヶ月の正規勤務時間になります。
ブラック企業は平然と200時間以上の残業を求めます。どっちが正規の時間なんでしょうね。
ちなみに残業200時間とは、1日7時間残業+土曜日10時間出社です。17時半定時で24時帰りですね。
2.ブラック企業あるある『上司編』
ブラック企業では人間関係も非常識です。
特に上司・役員の行動が企業そのものを「ブラック」にしてしまう恐ろしさを持っています。
あなたの会社にも下記のような上司っていませんか?
- 上司に相談してもしなくても叱られる
- 上司なのに飲み会はおごらない
- 上司は有給を取るけど、部下は取ってはいけない
- 上司や役員が全て家族・親類
- パワハラ・モラハラが当たり前
それぞれについて解説します。
①上司に相談してもしなくても叱られる
上司「俺くん。分からないことは相談しろって言ったじゃないか!」
俺「はい、すいません!(確かに、次からは聞こう。)」
・・・数日後。
俺「すいません、今日の動きを教えてください。」
上司「そんなことも分からないのか!自分で考えなさい!」
私も入社直後に教育されていない事に対してミスをして自分で考えろと言われたことがあります。
相談するだけ損なので『報告・連絡・相談』ができなくなります。
②上司なのに飲み会はおごらない
上司「俺くん。今日は製造部の飲み会だな!」
俺「はいっ!(役員も来るし、さすがにある程度は払ってもらえるよな。)」
・・・全額折半。
飲み会が多すぎる、飲み会が少なすぎる会社は問題が多い傾向にあります。
私の場合、飲み会開催を任されたのに、お願いしてきた工場長がドタキャンという有り得ない体験をしました。
③上司「有給。俺は取るけどお前は取るな。」
俺「(2年有給取ってないし、1日くらい良いだろう。)すいません、私用があるので有給取らせてください。」
上司「お前なぁ。仕事誰かに任せられるのか?休めるはずないだろうww」
特定の人・特定の部署だけ有給が使えない会社があります。
一部の人を休ませないことで権力を楽しんでいる上司がいるためです。これもパワハラの1つです。
④上司・役員全て家族
私がアルバイトをしていたとあるアパレル会社。
- 会長・・・社長の父親
- 専務・・・社長の妻
- 経理・・・社長の母親
という家族経営でした。
そのため、社内で怒鳴り合うようなケンカもありました。
こういう会社で真面目な話が通るはずがありません。
⑤上司のパワハラ・モラハラが当たり前
「あれ?仕事辞めたんじゃなかったっけ?」
「お前の代わりはもう募集しているよ。」
ウソのようですが、このような発言を聞いたことがあります。しかし辞めようとすると止められるんですよ。ブラック企業って良く分かりませんね。
こうしたパワハラ・モラハラが我慢するだけ無駄です。
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3.ブラック企業あるある『求人編』
求人で既にブラック企業の匂いがプンプンしているものがあります。
もし、あなたの会社がこんな求人広告を出していたら
「最近ブラック企業っぽさを出してきたが、やっぱりそうだったか。」
と疑いましょう。
- 頑張り次第で年収800万以上可能!
- いつも求人を募集している
- 年齢不問、未経験者歓迎
それぞれ解説します。
①求人のキャッチコピーが「頑張り次第で年収800万以上!」
- 25歳で年収800万!
- 店長クラスは1,000万!
- あなたも3年後にはエリートクラス?!
こんな良い話はありません。
待っているのは完全歩合制の飛び込み営業です。
売れば売るほど給与になるのですから、年収アップは夢じゃありませんよね。
寝る間も惜しんで働けるかどうかがポイントです。
②常に求人を出している
- いつみてもハローワークに募集がある
- リクナビ、DODAなど、大手の転職サイト全てに広告がある
- タウンワークの常連
人を募集しているのは離職率が高いからです。
ホワイト企業は年に1回の募集で十分ですから。
③年齢不問・未経験大歓迎!
- 35歳~未経験でもOK!
- 年齢も性別も不問!
- やる気があれば誰でも出来る!
基本的に体力勝負の企業です。
30歳以上で未経験OKなのは危険な仕事・汚い仕事など、必ず理由があります。
4.その他
少数派ですが、個性的なブラック企業あるあるがあります。
こんな企業は100%入社したくありません。
①3年で古社員の仲間入り
- 離職率が高すぎて3年以上人が勤めない。
私は1社だけ経験した事があります。
- 3年経つと店長になれる
- 2年経てば独立ができる
私は1年しか持ちませんでした。年間休日96日、6時半~24時までの勤務です。もちろんサービス残業。
②定年退職者がゼロ
とある大手の企業で実際にあったケースです。
定年前に人が辞めてしまうため、定年退職者がゼロ!
しかも誰もが知っている大企業なんですよ。
残業があろうが、給与が安かろうが、ライフスタイルと合致していればホワイト企業になることもあります。しかし、この企業は定年まで残った人がゼロなんですよ。恐ろしい。
まとめ
私はブラック企業を3社経験してきました。今思えば共通点がありましたね。
もしあなたの会社が「ブラック企業あるある」に一致する部分があるのなら転職を考えても良いかもしれません。
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