「隔週休の会社ってどうなんだろう。完全週休2日じゃなくても大丈夫そうだし、働き方改革で有給も使えるようになったけど。働いた人の話が聞きたい。」
そんな疑問にお答えします。
当記事を見れば隔週休の会社が想像より厳しい理由が分かります。
元ブラック企業勤めのRyoです。隔週休で年間休日96日の会社に勤めた経験があります。結論から言うと疲労がたまって倒れました。
当記事の内容はこちら
- 隔週休の会社がきつい理由『経験談から3つ紹介』
- 隔週休の会社に勤める場合の判断基準について
休みの曜日が決まっていない場合だと10連勤があります。休日出勤になると10連勤以上もあります。代休が取れない会社だと疲れが蓄積して『自分が何をしているか分からない状況』になりますね。
記事後半では勤めても良い隔週休の会社の条件についてもお話します。あなたの求人選びにお役立て下さい。
1.隔週休の会社がきつい理由『経験談から3つ紹介』
以下の3つです。
- 曜日が決まっていないと10連勤がある
- 休日出勤・休日に会社関係のイベントが入ると休めない
- 泊まりの予定が作れない
今週は2日休み。翌週は1日休み…という感じで隔週ごとに休みが変わります。
私も「このくらい平気だろう。」と思って入ったんですよ。そしたら想像以上につらかったです。その後の会社は全て完全週休2日にこだわりました。
体験しないと分からない部分に注目してお話したいと思います。
① 曜日が決まっていないと10連勤がある
月曜休みで翌週が金曜休みだとちょうど10連勤になります。
使用者は、労働者に対して、毎週少くとも1回の休日を与えなければならない。
引用 厚生労働省
労働時間などの問題はあるものの、勤務日として法律違反しているわけじゃないですね。普通は休みの日が決まっているものですが、人手不足の影響で出勤になる可能性があります。
サービス業だとお店の定休日が休みになりますよね。でも、別の系列店がオープンしていると手伝いで出勤になることがあります。これで10連勤になりました。
6日目以降から身体が動かなくなる
体験談で恐縮ですが、6日以降から朝起きれなくなります。
仕事中も自分が何をしているのかが分からなくなるんです。仕事をしている自分を別の自分がボーっと見ている状態と言いますか。
細かなミスが増えて仕事がはかどらなくなりますね。
② 休日出勤・休日に会社関係のイベントが入ると休めない
休日に仕事と関係のない会社主催の行事が入る可能性があります。私の場合は以下のようなイベントがありました。
- BBQ
- 地域の草野球大会に参加
- 地元の人を集めた会社主催の祭りのスタッフ
半強制なんですが、仕事じゃないんです。休みが潰れますよね。
特に『アットホームな職場』だと良かれと思ってイベントが開かれます。全く休めなくなるので注意しましょう。
-
アットホームな職場ってブラック企業なの?求人を信じて入社した私だからわかった7つの理由
続きを見る
以下のツイートも参考になります。
昔、10連勤のある会社に勤めてました。
「やった!休みだ!」
っていう日に限って会社の勉強会やイベントが入るんですよね。しかも自由参加だけど半強制…。
早めに会社のイベントに参加しないキャラ作りをするとラクですよ。同じく残業も断るキャラになるとお願いされにくくなります。#ブラック企業— Ryo@元ブラック企業社員 (@30slowwork) August 6, 2019
昔、10連勤のある会社に勤めてました。
「やった!休みだ!」
っていう日に限って会社の勉強会やイベントが入るんですよね。しかも自由参加だけど半強制…。
早めに会社のイベントに参加しないキャラ作りをするとラクですよ。同じく残業も断るキャラになるとお願いされにくくなります。
③ 泊まりの予定が作れない
シンプルに連休の数が少ないです。
隔週休みでも連休のあるなしは別の話。私の場合、ほとんど連休はありませんでした。
一応は責任者が連休が取れるよう考えてくれます。でも、お店が1週間に1日休みとして、全員が連休を取れるわけじゃないですよね。
スタッフの数により1ヶ月1度の連休しか取れなくなります。
連休が取れないと泊まりの予定が作れません。旅行に行けないのでプライベートの友人関係で『浮いた存在』になりますね。
彼女や家族での旅行ができない
当然、彼女や家族での旅行もできません。私は彼女との関係がちょっと悪化しました。既婚者なら家族との距離が遠くなります。
以上のデメリットを考えて、隔週休の会社に勤める場合は『休みの曜日が決まっている』などの基準が必要です。
2.隔週休の会社に勤める場合の判断基準について
以下の3つです。
- 休みの曜日が決まっている
- 有給が取得しやすい(人数が揃っている)
- 会社関係のイベントがない
休める日はちゃんと休める。長期連休も取れるのがポイント。仕事とプライベートのメリハリができると隔週休でもモチベーションを保てます。
① 休みの曜日が決まっている
土日休み、翌週は日曜休みなどの曜日固定です。
- 生活リズムが整いやすい
- 確実に連休がある
- 10連勤がない
上記メリットがあります。
さらに言うなら土日のどちらかが休みだと嬉しいです。ほとんどの人って土日休みじゃないですか。土日に動けた方が『友達との計画』が立てやすいんですよ。
私は友人たちが土日休みなのに自分だけ平日休みでした。徐々に疎遠になっていくのがつらかったですね。愚痴も言えませんし。
② 有給が取得しやすい(人数が揃っている)
労働力が足りていないと『休日出勤』や『不規則な休み』になります。
特にこれからの時代は労働力の確保が問題ですよね。サービス業でも外国人労働者を使うなど、労働力確保に積極的じゃないと1人あたりの作業量が増えます。
工場ならロボット化などの効率向上ができてないと厳しいです。
人数が揃っていれば有給も使えます。有給が使えれば長期連休も狙えます。
労働力不足に関しては有給が使える・使えない以上の問題もあります。以下の記事も合わせてご覧ください。
-
仕事量が多すぎるのはパワハラ?業務過多の会社が抱える5つの問題点とは
続きを見る
③ 会社関係のイベントがない
良かれと思って開催されるイベントのことです。
既にお話した『BBQ』はもちろん、スキルアップの勉強会も開催されますね。もちろん仕事とは関係ないのでお金はもらえません。
私はカメラマン時代に『コンテスト用の写真撮影』が義務付けられたことがあります。会社が展示会をするらしく、そこに個人の写真・作品が展示される流れですね。
もちろん仕事とは関係ありません。でも適当な写真を提出すると叱られるので時間をかけて撮影するしかなかったんですよ。
まとめ:隔週休の会社より完全週休2日の会社を選びましょう
年間休日は多い方が良いです。隔週休より完全週休2日の方がしっかり休めますよね。多少仕事がつらくても我慢できます。
夢の業界がある・スキルアップのために3年我慢するなどの目標・目的がないのなら完全週休2日の会社選びをおすすめします。
もし隔週休の会社を考えるなら『休みの曜日が固定』だけは考えましょう。
以上、『隔週休の会社がきつい理由『ヘトヘト疲れ具合を経験談から3つ紹介』』という記事でした。