「やっぱりブラック企業ってうつ病が多いのかな。どういう会社がうつ病になりやすいか、特徴を教えて欲しい。」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めばうつ病が多い会社の特徴がわかります。
元ブラック企業社員の『Ryo』です。私も激務によるうつ病を発症した経験があります。
うつ病になる人って真面目な人が多いので『社風が合わない』と精神的に疲れちゃいます。
当記事の内容はこちら
- うつ病になりやすい会社の6つの特徴
- ホワイト企業なのにうつ病ってなるの?
- 工場がうつ病になりやすい2つの理由
結論から言うと『うつ病になる会社は退職した方が幸せ』です。なぜなら、会社って本質的な部分が変わらないので、また同じことを繰り返すから。
私の実体験からやめた方がいい会社の特徴をまとめました。
仕事って40年続きます。耐えるよりラクな仕事を見つけた方が幸せになれますよ。
どうぞご覧下さい。
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1.うつ病になりやすい会社の6つの特徴
- 出社・退社時間が決まっていない
- 残業で22時以降の退社時間になる
- 夜勤の割合が日勤より多い
- 勤務時間に対して物理的に不可能な労働量
- 仕事を新人に教えるマニュアルが無い・教育係がいない
- 仕事がデスクワーク中心
特徴① 出社・退社時間が決まっていない
うつ病と一番密接な関係があるのが時間。
なぜなら、
睡眠が確保できるかどうか
でうつ病の発症率は決まるためです。理想的な睡眠時間は7時間~8時間。
「帰宅が22時だから、いつも6時間しか眠れない。」というあなたは危険です。
残業が毎日5時間あるとします。17時30分が定時でも22時30分になります。帰宅後すぐには眠れませんから、布団に入るのは0時~1時の間。睡眠時間は6時間未満になります。
質の良い睡眠には習慣性が必要です。
例えば毎日出勤時間と退社時間が違ったらどうでしょう。
今日は22時に寝て、明日は0時に寝て・・・何てことはスムーズに出来ません。
出社時間や帰社時間が決まっていない、1週間のうちに変わる会社はうつ病になる危険が高い傾向にあります。
特徴② 残業で22時以降の退社時間になる
睡眠時間を確保するには21時~22時の間には帰宅したいところ。
22時まで会社にいるようなら睡眠時間は確実に短くなります。
残業により帰宅が22時以降になると身体が緊張状態のため寝つきも悪くなります。
うつ病は睡眠不足や不規則な睡眠により発症します。
残業だけでなく、交代制勤務も危険です。
遅番で出社時間が12時とします。12時~22時まで働いた場合、残業時間は1時間。決して厳しい時間ではありません。
しかし、身体はヘトヘト。
「残業したわけじゃないけど、疲れたなぁ・・・。」
と感じます。人の生活リズムからズレているためです。
フランス政府がヴィスナール教授という方に夜勤労働者に関する状況の調査を依頼しました。その結果、夜勤労働者は10年寿命が縮まることが分かりました。
②-1.夜勤は長く続けられるものでは無い?
夜勤手当により給与が高くなる夜勤。
「夜勤があるから貰いが良いんだよね。もっと夜勤したい!」
とお考えでは無いでしょうか。
夜勤ができるのは20代まで。30代以降の夜勤は体力的に続かなくなります。
年齢と共に人は睡眠も浅くなります。よりうつ病が発祥しやすい状態となります。
特徴③ 夜勤の割合が日勤より多い
シフト制勤務の話を続けます。
大手の工場ではシフト制勤務になっています。3交代制なら夜勤も入ってきます。
交代制の場合は日勤と夜勤の繰り返しになります。人手不足のため夜勤残業や夜勤→日勤→夜勤という恐ろしい週もあります。
「欠勤が出たから、今日は遅番だけど明日は早番からの残業をしないといけない・・・。」
こんな経験はありませんか?
私も都合上、遅番の翌日が早番になった経験があります。労働時間8時間の定時だったとしても残業をやったような疲労感になります。急な遅番・夜勤は体力の消耗が激しいんです。
うつ病はセロトニンという安定物質が体内で作られなくなる病気です。セロトニンを作るには日光が必要。大変な仕事でも日勤の方がうつ病には掛かりにくいんです。
交代制でしかも夜勤が中心となれば身体に支障が出るのも仕方ないでしょう。
特徴④ 勤務時間に対して物理的に不可能な労働量
もちろん毎日が定時でもうつ病は発症します。そのポイントは労働量。
仕事は一生続くもの。不労所得の無い限り、労働を続けないと食べていません。
そのため、常に全力を出すのではなく、割くらいの力でやっていける職場が丁度良いと言われています。イレギュラーがあった時だけ全力を出せば良いんです。
上司が楽をしたいがためにあなたに仕事をどんどん押し付けたとしましょう。
あなたは休憩も取れなくなり「ああ、時間内に仕事が終わらない。どうしよう!」という気持ちで一杯になります。
普通なら解決策を考えられるのですが、どうにもならない場合は考えることを止めてしまいます。これがうつ病の第1歩なんですよ。
- 話を聞いてくれない上司
- 部下の仕事量を把握していない上司
は部下にうつ病を与えているようなものです。
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特徴⑤ 仕事を新人に教えるマニュアルが無い・教育係がいない
古い大手企業では新人に対する教育の不徹底が見受けられます。私も上場企業に勤めた際に経験しました。
その現場で私がうつ病になるまでの流れはこんな感じでした。
- 分からない仕事が顧客から回ってくる
- 人に聞いても、教えてもらった内容が勉強の必要なものだった
- タイムリミット
- お叱りを受ける
- 「ああ、もっとしっかりしないと。でもその方法が分からない」
- 精神的にダメージを受ける 1に戻る
相談しても「教える」ことが教育されていないため、根本的な答えにならないんです。
相談しても、
「自分で考えてみたら?」
と言われます。
教育担当者が付いた場合はその人が付きっ切りになってくれるか判断しましょう。
先輩が「仕事が忙しくて新人に構ってられない!」のなら、結局は私と一緒のパターンでうつ病になります。
特徴⑥ 仕事がデスクワーク中心
最後はコレ。SEなどのプログラマーや企画担当にありがちなパターンです。
うつ病を治すには運動が良いと言われています。運動することで余分な考えが頭から出て行き、気分を明るくするホルモン『セロトニン】の分泌も増えるからです。
デスクワークでは頭と目が疲れるだけ。しかも、どれだけでも仕事ができちゃいます。工場なら時間と共にラインが止まり仕事が終わり!って分かりますよね。デスクワークだと家でも仕事ができてしまいます。
「はぁ、そろそろ帰りたいな・・・。この仕事は家でやるか。」
と思ったあなた。要注意です。
家に仕事を持ち帰ると、それが当たり前になります。上司も「仕事を持ち帰ってやるのは個人の判断」と考えるため仕事量は増え続けます。
2.ホワイト企業なのにうつ病ってなるの?
給与も高く、毎日が定時。
そんなホワイト企業でもうつ病を発症する危険があります。
それは『あなたの性格と社風の不一致』です。
①ホワイト企業なのにつらい原因について
ホワイト企業は『守られている職場』です。定時になったら帰らないといけませんし、有給も使えます。
あなたが『人から頼られたい』『自分の居場所を見つけたい』という性格の場合、守られすぎているのがストレスになる可能性があります。
「もっと仕事で頑張って認められたい…。」というあなたは少し忙しいくらいの方が気持ち的にラクです。あまりにブラックな会社はダメですが、人が足りないくらいの環境の方が精神的にラクになります。
3.工場がうつ病になりやすい2つの理由
工場はうつ病になりやすい環境が揃ってます。
特に危険なのが以下の2つです。
- 閉鎖された環境である
- 外の空気が吸えない
理由① 閉鎖された環境である
工場っていつも同じ場所で同じ人と作業をします。だから逃げ場が無いんですよ。
人間関係が悪化すればずーっとそのことを気にしつつ作業しないといけません。精神的な不安はミスにつながります。ミスをすれば叱られて…。という繰り返し。
工場って向き不向きがあるので、不向きな人が勤めると精神的に参ってしまいます。
理由② 外の空気が吸えない
人は外の空気を吸ったり、良い天気を見ると気分が晴れますよね。
工場は基本的に外を見れません。防虫対策のためです。外の空気を吸って気分転換ができないので、疲れた時はため息が出ます。
工場勤めだとほとんど日光が浴びれません。これも良くないポイント。
4.仕事でうつ病になってしまったあなたへ
うつ病のような症状になってしまった場合、うつ病である診断を受けましょう。
- 会社に行く前に吐き気が止まらない
- 眠れない
- いつも動悸がする
- 会社に行くくらいなら、どこかに逃げてしまいたい
- 食べ物の味がしない
- 何かをしたい気力が無い
上記のような状況はうつ病になっている可能性があります。
心療内科で診断してもらえます。カウンセリングの時間もありますので、あなたが思っていたこと。悩みを全て伝えましょう。
診断書を貰った後は『退職・休職』のどちらかを選びます。
うつ病の場合、あなたはまともな判断ができない状態です。取り合えず数ヶ月間の休職をしましょう。会社に籍を入れたままにできますし、給与の一部も補償されます。
でもうつ病の時って先のことが不安で疲れちゃいますよね。私も経験があるので分かります。
今は人手不足の時代です。仕事はすぐに見つかります。大事なのは『二度とうつ病にならない仕事を選ぶこと』です。
社員がうつ病になっちゃう会社って離職率が高いので、離職率の低い会社に勤めればあなたの不安は解決します。
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全ての求人先を査察しているため、ブラック企業率が低いためです。
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参考 DYM就職