「働き始めてまだ3ヶ月の18歳。でも転職したい。これって甘え?」とお悩みでは無いでしょうか。私の会社でも18歳の新人君が7月で退社しました。決して珍しいことではありません。
しかし、社会に出たからには働かないといけません。今の職場が嫌だからと転職を繰り返しても同じことの繰り返しになる恐れがあります。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
そこで今回は18歳新社会人が転職に成功するための6つの内容と、最低限覚えて欲しい心構えをご紹介します。転職は繰り返すと履歴に傷が付くので面接で落とされやすくなります。将来路頭に迷わないため、転職について勉強するのは大切です。どうぞご覧下さい。
18歳で転職したいあなたに考えて欲しい心構え
昔と比べて求人が増えたので転職には有利になりました。同時に不景気の影響から「ブラック企業」の数が増えています。
「就職したら3年間は耐えるべき」と言う人が居ますが、これは間違いです。人を使い潰す企業に勤めていると肉体的・精神的に参ってしまいます。私自身、最初に勤めた会社がブラック企業であり過労のため全身に発疹が出て倒れました。退職後、しばらく休養を余儀なくされたので転職活動にも時間が掛かりました。
しかし、18歳は社会人として未熟です。会社が嫌で辞めるのと、辛くて辞めるのとでは大きく違います。どこの会社でも100%悩みは出てきます。最低限、以下の3つのことは考えるようにしましょう。
相手に合わせる「コミュニケーション」
学校では同世代とだけ会話をすれば良いため、コミュニケーションには困らなかったと思います。社会に出ると年代はバラバラ。あなたがアニメの話をしても、先輩方には伝わりません。家庭持ちの人は時間が無く、若い世代のようにカルチャーに触れることもできません。そのため、車やバイク・女性関連の話題が多くなります。
しかし、あなたは会社内で一番下の立場です。話したいことを自由に話すのではなく、相手も会話に参加できるようなことでコミュニケーションを取りましょう。
また、
- 出社・退社時の挨拶
- 些細なことでも感謝を伝える
は必須です。コミュニケーション不足はあなたの居場所を奪います。これはどんな職場でも一緒です。
仕事はできなくてもOK!マナーは必須
人の居ないブラック企業で無い限り、新社会人に仕事を期待する先輩方は居ません。最初は失敗して当然。1年間は勉強です。ちゃんと会社の人たちは分かっています。
しかし、社会人としてのマナーが欠けているとあなたの評価は下がります。
- ミスをしたら報告する
- 分からないことは聞く、メモを取る
- 仕事を覚える努力を怠らない
と言う姿勢は大事です。これができていないと「仕事のできない奴」とレッテルが貼られます。最初に仕事のできないイメージが広まると数年間はそのように思われます。最初の姿勢は凄く大事です。
相談で上手に逃げる
とは言え、ミスを繰り返すのは精神的に参ってしまいます。そこで先輩方に責任を取って貰えるよう、どんなことでも相談するようにしましょう。相談すればアドバイスをした先輩や上司にも責任が発生します。
仕事が長続きする人ほど職場での逃げ方を知っています。分からない仕事・嫌な仕事は取り合えず相談。もっと言えば、プライベート的なことも相談すると良いです。先輩や上司は後輩から相談を受けるのを喜びます。コミュニケーションの一環としても相談は使えます。
18歳が転職に成功するための6つの戦略
では、次に転職についてお話します。あなたは転職の成功を考えたことがありますか?給与アップや残業無しが成功と思う人も居ます。これは半分不正解です。
転職の成功はずっと勤められる会社に入ること
です。
仕事は一生続けなければいけません。給与の高い仕事は責任感が重いものですし、残業無しの職場は残業代がゼロなので給与が低いです。自分なりのバランスが取れている会社を見つけることが大切です。そのために以下の6つを考えましょう。
今の職場の何が嫌だったのかを明確にする
特に新社会人の頃は「仕事が嫌」で退社するケースが多いです。しかし、何が嫌だったのかを明確にしないと転職で失敗する危険が高くなります。
- 気軽に相談できないタイプの上司だった
- 仕事に対して給与が安すぎた
- もっと自由な時間が無いと辛い
というように、具体的であればあるほど次につなげやすいです。自由な時間が欲しければ時間がカッチリ決まっている工場に勤めた方が良いでしょう。このように転職先を絞る目安にもなります。
面接では「若さ」を武器にする
就職自体に不安を持つ必要はありません。25歳以下なら年齢だけでも需要があります。どこの会社も若い世代を入れたいと考えているためです。
なので、面接では若さを武器にしましょう。
- まだ年齢的に若いので体力があります
- 社会人としては未熟ですがヤル気はあります
- 長く続けようと考えています
こんな表現がプラスになります。逆に「仕事ができる」的な発言は控えた方が良いでしょう。前述しましたが、会社は若い世代に仕事っぷりを期待してはいません。
中小企業や興味の無かった分野も視野に入れる
年齢が若いとどうしても華やかな業界に夢を見ます。誰もが知っている大企業や人の助けになるような仕事を選びがちです。しかし、大企業は入社するのが困難ですし転勤がたくさんあります。人の助けになる仕事は薄給で厳しい業界が多いです。
地元の中小企業や、零細工場も足を運んで見ましょう。そういう場所にこそ天職が見つかる可能性があります。中小企業でも福利厚生がしっかりしていると大企業レベルで働きやすい場所があります。小さなホワイト企業の発掘こそ転職を成功させるコツです。
労働時間・給与・人間関係の3つに妥協しない
仕事は労働時間・給与・人間関係のバランスで成り立っています。2つが優れていても1つが欠けていればバランスが崩れてしまい、働きやすい職場とは言えません。
逆のこの3つの要素以外なら多少のことでも我慢ができます。通勤時間が多少長くても、福利厚生が悪くても長続きすることが可能です。
求人もこの3つを中心に確認しましょう。
残業時間・給与や昇給の額・従業員の家族、平均年齢
これらに不明点があれば必ず質問しましょう。空白が合った場合は問題のある求人だと考えた方が無難です。
「社会勉強」の時間を設ける
18歳はまだまだ時間があります。数年間、正社員として勤務しなくても十分に転職が可能です。私自身、22歳~23歳の間に様々な仕事を体験し自分に向いているものを研究しました。
社会人としてのマナーを勉強して、そこから良い職場を探すのはアリです。
友人らが頑張って働いている中、自分だけが劣っている感覚があるでしょう。しかし、5年・10年のスパンで考えると一生続けられる仕事を見つける方が大事です。
第2新卒向けのサービスを活用する
最後に、仕事先を見つける際は早期退職者向けのサービスを利用しましょう。いきなりハローワークに行ってもどれがホワイトな求人なのか判断できないためです。
第2新卒向けのサービスなら学校の就職課のように細かなサービスを受けられます。求人閲覧はもちろん、どんな仕事が向いているかを個々にアドバイスして貰えます。
当ブログで第2新卒向けにお勧めしているのがこちらです。
理由は、
- 若手求職者に相応しく無いと判断した求人は掲載NG
- 離職率の高い企業はNG
- 個別サポートや就職ガイダンスなどのサポートが充実
- 都内だけでなく、地方でも就職プラザを運営している
という点です。転職時の基本として使いやすいサイトの1つなので、是非ご覧下さい。
まとめ
仕事は辛いものです。また、歳と共に仕事量と責任感が増えます。18歳で辛いと感じた仕事を一生続けるのは不可能です。
若いのでチャンスはいくらでもあります。社会勉強の1つとして転職するのは悪いことではありません。ただし、失敗しないような努力は必要です。その点はご注意下さい。