「年間休日数120日って多いの?少ないの?そもそも日本の企業の平均休日数ってどのくらいなの?無駄働きだけはしたくないし・・・。」
「実際に平均以上の休みの会社で働くとどんな感じ?リアルな声が聞きたい。」
そんな年間休日に関する疑問にお答えします。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
結論から言うと年間休日120日はアリの職場。安心して応募すればOKです。
さらに言えば、年間休日120日未満の会社は入るべきではありません。
当記事の内容はこちら
- 平均休日数からみた年間休日120日について
- 年間休日120日の内訳
- 年間休日120日の生活について『理想的』
- 年間休日数の多い会社のメリット
- 年間休日120日以上の会社に勤める方法
仕事を探していると休みの数くらい「何とかなる。」って思っちゃうんですよね。
「正直言って年間休日120日ってどのくらい休めるの?」というリアルな部分もお答えします。
1.平均休日数からみた年間休日120日について
日本企業の平均年間休日数から見た年間休日120日は『多い』です。
業種別の平均休日数と共に解説します。
① 年間休日120日は日本企業の平均年間休日数より上
まずこちらをご覧下さい。
各業種別の平均年間休日数です。
鉱業,採石業,砂利採取業 110.2日 建設業 113.1日 製造業 117.8日 電気・ガス・熱供給・水道業 120.8日 情報通信業 121.7日 運輸業・郵便業 104.3日 卸売業・小売業 111.5日 金融業・保険業 121.0日 不動産業・物品賃貸業 114.3日 学術研究、専門・技術サービス業 120.8日 宿泊業・飲食サービス業 102.0日 生活関連サービス業・娯楽業 103.0日 教育・学習支援業 116.1日 医療・福祉 111.2日 複合サービス事業 122.6日 サービス業(その他分類されないもの) 112.3日
日本の企業の平均年間休日数はおよそ113日。
年間休日120日は平均より7日も上。40年間働くとして一生で280日も休みが多くなります。
実は正社員も成果型報酬で無い限り『時給』で給与が計算できます。年間休日が少なければ少ないほど時給が下がっちゃうですよね。
だから給与だけに目を向けず、年間休日数が1日でも多い職場を探すことが大切です。
※待遇で働きやすい会社を判断する最低ラインは『【簡単】待遇で失敗しない仕事の条件とは『数字から判断できる』』でご紹介しています。ここで妥協しちゃうと長続きしないので、年間休日は120日以上を選ぶべきです。
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求人の待遇で失敗しない仕事の条件とは『数字から判断できる』
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①-1.年間休日数120日がホワイトがどうかは業種で決まる
上記の『就労条件総合調査』をご覧下さい。
業種で休みの数って全然違うんですよね。飲食系なら平均102日。電気やガスなどのインフラ系は120日。
あなたが飲食系の仕事に就くとして、年間休日が120日ならメチャクチャホワイトです。平均より18日も休みが多いんですから。
インフラ系なら120日は平均値。休みだけ見ればホワイトとは言えませんね。
2.年間休日120日の内訳について
年間休日120日は基本的に『完全土日休み』です。
労働時間には、特例事業者をのぞき1日8時間、1週間に40時間までという規制があります。
特例事業者とは
普段働いている労働者が10名未満の、商業、映画・演劇業、保健衛生業、接待娯楽業が該当します。週44時間までの労働が認められています。
この規制が守られていれば休みが飛び飛びでも違反ではありません。
日本の年間祝日数は16日。1年が52週なので、毎週2日休みがあると104日。
16+104日で120日。
つまり、高確率で完全週休2日制になります。
ここがポイント!
業種により連休がもらえるかは変わりますが、平日勤務の会社なら基本的に土日休みになります。
①各年間休日数の内訳について
年間休日数により休みの内訳はだいたい決まってます。
年間休日130日
完全土日祝休み・GW、夏季、年末年始休み有り(それぞれ5~6日の長期連休になります。)
年間休日120日
完全土日祝休み・GW、夏季、年末年始休み有り(夏季や年末年始は土日と合わせて4日ほどの連休で終わることが多いです。)
年間休日105日
1.隔週土曜出勤、GW、夏季、年末年始休み有り(夏季や年末年始は土日と合わせて4日ほどの連休で終わることが多いです。)
2.完全週休2日制、長期休暇無し
年間休日100日未満
1.隔週土曜出勤、夏季、年末年始休み有り
2.週休1日制、GW、夏季、年末年始休み有り
実際に働いてみると年間休日105日がボーダーラインでした。やっぱり長期連休や普段の連休が確保されていないと疲れが取れません。
20代は何とかなりますけど、30代・40代になると休日がゴロゴロしてるだけで終わります。結構つらいですよ。
詳しくは『【注意】年間休日数105日ってどう?何とかなるって考えないほうが身のためな理由』というタイトルでまとめています。
年間休日数の平均が105日未満の運輸業・娯楽業がどれほど厳しいか分かりますね。
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【注意】年間休日数105日ってどう?何とかなるって考えないほうが身のためな理由
続きを見る
3.年間休日120日の生活について『理想的』
私は年間休日124日の会社に勤めていました。繁忙期に休日出勤もありましたので年間休日120日になります。
こちらが証拠です。年間休日120日のカレンダーになります。
土日祝が全て休みなのも分かりますね。夏季休暇もあります。このカレンダーの場合は5連休になっています。
生活にはゆとりがありまして、プライベートも充実できました。
- 月30時間ほど残業があっても続けられる
- 家族との時間が持てる
- 趣味や副業に時間を使える
- 旅行(海外含む)にいける
という感じですね。
当り前の生活ができる年間休日数だと言えます。
4.年間休日数が多い会社のメリット
年間休日数が多いと『休みが多い』だけでなく、『労働者が集まりやすい』というメリットもあります。
やっぱり誰もが年間休日数や給与って気にしてます。
休みの少ない仕事はやりたくありませんし、給与の低い仕事に就いても生活ができません。
年間休日数の多い仕事は人が辞めてもすぐに新しい人が見つかります。
これ、結構大事です。
会社にはイレギュラーがあります。突然人が数名バタバタっと辞めることもあります。退職ラッシュってヤツですね。
すると、残った人の仕事量が増えます。早く人が入ってこないと残業だらけで休めなくなります。
年間休日が少ない+残業が多かったらどうなるか分かりますか?
疲れるじゃなくて、倒れます。
基本的に良い職場は労働力が確保されています。誰かが休んでも誰かの負担にならない。特定の人の負担にならないよう仕事もマニュアル化されてます。
年間休日の少ない会社は単純に労働力が不足してるので、既に働いている人たちの負担をプラスします。そのため休日数も減らしてます。
※長続きする仕事を選ぶコツってこういう部分です。待遇の悪い会社は人が辞めやすくて結果的に激務になります。人員のバランスの取れた仕事を探しましょう。
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長続きする仕事を見つける5つの方法【難しく考えなくてOKです】
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5.年間休日120日以上の会社に勤める方法
転職サイトでは色んな項目で仕事を絞り込めます。
単純に年間休日120日以上で検索して仕事を探せば大丈夫。
ただし、1つだけ問題があります。企業側の『ウソ』です。
①年間休日数でウソを書く企業に注意
私も経験があるんですけど、求人内容と面接時の説明が違うことがあります。
理由は求人を掲載した時期と現在の状況が違うため。
会社はコロコロ状況が変わります。求人を出した後に人が一気に辞めたら残業時間が増えます。大口の仕事をゲットしても同じ。
もちろん、求人の年間休日数に対して10日減ったとか、そういう異常なことはありません。
「定期的に休日出勤がある。」
という話で年間休日が減ることがあります。その点注意しましょう。
10代・20代向け転職サイトならDYM就職がお勧めです。
全ての求人先を査察しているため、ブラック企業率が低いためです。
男女関わらず働きやすい職場が見つかります。何と履歴書もなしで面接が可能です。
参考 DYM就職