まさか・・・会社の昼休みにトイレでご飯を食べていませんか。そうなったら転職をしましょう。なぜならあなたの精神状態が危険だからです。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
私自身、トイレでご飯を食べていた経験があります。異常だと分かりながら止められませんでした。そこからストレスによる動悸や目まいを感じ、1ヶ月後に退職しました。
今回は「便所飯」がなぜ異常か、危険なことなのかを3つに分けてご紹介します。どうぞご覧下さい。
職場の便所飯が危険な3つの理由
便所飯は「ランチメイト症候群」という精神的な症状の1つです。(正式名称は無いのですが、この名称が一般化しています。)
精神科医の町沢静夫によって名付けられたコミュニケーションの葛藤で、学校や職場で一緒に食事をする相手(ランチメイト)がいないことに一種の恐怖を覚えるというもの。
by:Wiki
私がこの症状を発症したのは「病院を設立する企画部」に入社した1ヶ月後のこと。地元の大手企業に入社できたことでウキウキしていた私を待ち受けたのは「古い体質の職場」。部長が帰らないと部下は帰れず、教育制度はゼロ。現場は自由に立ち歩くこともできず、誰かと会話することができない雰囲気でした。
その結果、私は「職場で浮いた存在」だと思い込むようになったのです。食堂で1人きりなのは自分だけ。誰かに笑われているんじゃないかと怖くなり、気付いたらトイレの個室で弁当を食べていました。
ランチメイト症候群は単純に「コミュニケーションに対する恐怖」とまとめられますが、実際に経験するとうつ病に近い症状もありました。
また、仕事でも以下の3点が「仕事を円滑に進められない足かせ」になります。この3点が職場での便所飯が赤信号の理由です。
コミュニケーションが取れていない
「職場で浮いた存在」だと思い込んでしまうため、人への相談ができなくなります。必要事項を連絡する際も目が泳いでしまいます。
「この人は自分を笑っているんじゃないだろうか。」
と感じるためです。
仕事では「報告・相談・連絡」は必須項目。これができないともれなく「仕事ができない奴」になります。評価されなければ昇給・昇進・ボーナスに影響します。
自意識過剰は少しずつ悪化します。そのうち人が近くに居るだけで動悸がするようになり、精神病の原因となります。
前職でうつ病になった経験もあります。合わせてご覧下さい。
周りの目が怖くて仕事ができない
便所飯だけでなく、頻繁にトイレに行っていませんか?それはトイレが「自分だけの空間」だからです。ランチメイト症候群は人の視線がとにかく気になる病気。誰かが居れば「いつも見られている」気がします。
私の場合、何をしていても人の視線が気になるようになりました。
- コピーをしている時
- 電話応対中
- 帰社する時
できれば人から「それで良いんだよ。」と言われたかった。自分の考えで行動した結果、叱られるのが恐怖だったためです。
用事があれば帰社して良いのにそれもできない。電話応対も集中しないといけないのに、言葉遣いの間違いを横の人に聞かれているんじゃないかと気になってしまう。
結果、仕事のミスが増える悪循環になりました。
職場での価値を見出せない
人の欲求を示した「マズローの心理学」によると、
何かに属する社会的欲求の次は承認を求める
とあります。
勤務先があるので社会的欲求は満たされています。次に求めるのは「職場での価値」。でも、コミュニケーションが円滑に取れないあなたは承認欲求が満たされることはありません。
少なくとも人からの視線が気になっている状況では「仕事ができる期待」がされません。便所飯が続いている間は欲求が不満な状態になり、永久にストレスが溜まり続けます。
会社勤めは対策しなければ一生続くものだから
私が便所飯をしてしまった後、直ぐに退職した理由。
それは、
「こんなことを一生続けて居られない。」
と思ったためです。家族はガッカリし、友人からは叱られました。でも、一生トイレでご飯を食べる生活はしたくありません。人の視線が気になって心臓がバクバクした状態を8時間以上も続けられません。無理です。
退職した日の帰り道。いつもは苦痛だったあの道をスキップで帰りました。その時に「ああ、僕は異常だったんだな。」と気付きました。
自分の異常に気付いてあげよう
便所飯は異常なことです。不衛生なトイレでご飯を食べたいと思うのが既におかしいんです。でも、それが「普通」になっちゃうんですよね。
あなたは今、会社でどのようなことになっていますか。
動悸がしませんか。頻繁にトイレに行っていませんか。
人に相談するのが怖くありませんか?
自分を責めるのではなく、客観的に「おかしいこと」が無いかを考えて下さい。便所飯はもちろん、動悸が止まらないのも異常です。
その異常さに気付いて下さい。会社はいくらでもあなたの代わりを見つけます。会社に悪いとか考える必要はありません。あなたは自分の働きやすい居場所を見つけるべきです。
私が使った転職サービス
とは言え、いきなり退職して仕事が無くなるのも
社会的欲求
が満たされずにストレスになります。直ぐに転職先を見つける必要はありませんが、目星をつけておくだけでも安心です。私は自分で仕事先を見つけるのを止め、転職先を斡旋してくれるサービスを利用しました。これが転職エージェントサービスです。
転職エージェントにはたくさんの種類があります。私が実際に使い、担当者にも話を聞いた事があるサービスが「DODA」。
ブラック企業率も低く、求職者の気持ちを考えた対応をしてくれます。詳しくは記事にしてまとめています。宜しければご覧下さい。「普通に働ける職場」を見つけましょう。