「何か上司も先輩も勤務時間が終わったのに仕事してる・・・。新人の僕だけ帰っていいのかな・・・。でも定時だし。帰りたい。1分1秒でも早く会社から出たいのに。」
という気持ち、凄く分かります。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
上司が帰るまで帰れない雰囲気の会社ってあるんですよね。そういう会社って古い考えが残ってるので働きにくいです。
当記事の内容はこちら
- 上司が帰るまで帰れない社風について
- 上司より先に帰るのはOK。ただし注意が必要
- 帰りにくい空気でも帰った方がお得な理由
- 帰れる理由を作る方法
ちなみに残業の命令が無ければ帰ってOKです。問題なのは「雰囲気」。日本の会社の仲間意識って「いじわる」が残ってます。あなたの評価が下がったりパワハラを受ける可能性はありますね。
そういうことも詳しく解説していきます。
1.上司が帰るまで帰れない社風について
結論から言うと『昔からある大企業』に上司が帰らないと帰れない社風が残ってます。
①古い大企業ほど『昔の考え』が残っている
大企業って仕組みを変えるのが大変です。
さらに言えば、従業員が多いので役職社員の権力が強すぎ。なんか『神様』みたいな扱いをされてる役職社員もいます。
人は長く権力の椅子に座っていると『偉くなった』気持ちになります。
だから「俺様が残っているのにあの新人ペーペーは帰るのか!なんてヤツだ!」って思われます。
私も地元の「東証一部上場企業」に勤めたことがあります。昔からある大企業です。
オフィスはどんよりとした暗い雰囲気。奥の方から部長や課長がずらりと並んでます。別に彼らが帰る前に帰っても良いんですけど、誰1人として帰ろうとしないんですよね。(女性社員だけが帰ります。)
先に帰ろうとしても、その役職社員の列へ挨拶に行かないとダメ。それが嫌で帰れませんでした。
※「「東証一部上場企業」はブラック企業?!勤めて分かった4つの実態をご紹介します」という記事で実態を書いてます。給与も低かったですね・・・。
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【注意】東証一部上場企業はブラック企業?勤めて分かった4つの実態をご紹介します
続きを見る
②会社で危険なのが『精神論』
古い会社ほど『効率化』せずに『精神論』を求めます。
会社が言う精神論の中には「若者は無理をしてでも働くべき。上司より頑張って当然。」というのがあります。
だから上司より先に帰ると叱られます。
なぜなら、
「体力的に衰えている俺より若者が先に帰るのはおかしい。」
と思われるためです。
これは大企業だけとは限りませんね。残業をしたくない人たちも使います。
「本当は残業をしたいけど、若くて力のあるヤツに譲るよ。お金も稼げて良いな。」
みたいに、上から目線で押し付けてきます。
2.上司より先に帰るのはOK。ただし注意が必要
仕事が無いのなら上司より先に帰るべきです。不必要に残っていると残業代の無駄だからです。
また、残業をさせる場合は会社側から『指示』『命令』をしなければなりません。指示がないのに残っているのは違反。あなたは逆に叱られます。
例えば工場のシフト制勤務とします。既に交代する人が来ているのにあなたが残っていたら『無駄』ですよね。
他の人からも「どうして残ってるんだ?」と思われます。あなたはサッサと帰るべきです。
ただし、その『常識』が通用しない上司がいます。それが『年功序列で役職の就いた権力大好き上司』です。
①年功序列で役職の就いた上司は危険
年功序列だと『実力の無い上司』が誕生します。
実力の無い上司ほど権力で「俺は凄いんだぜアピール」をします。なので部下が先に帰ると怒ります。
なぜなら、仕事ができないので部下から頼られないためです。普通の上司は部下から相談を受け、対処をして信頼を得ます。
それができないので、仕事の代わりに細かいことや『どうでも良いこと』で部下を注意しています。
その結果が先に帰る部下を注意する行動になります。
※年功序列上司ほどブラック上司化しやすいですね。ブラック上司に関しては『ブラック上司の特徴とは『部下を追い詰める6つの性格』』もご覧下さい。
人前で叱ったり、自分のミスを正当化するようならブラック上司ですよ。
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ブラック上司の特徴とは『部下を追い詰める6つの性格』
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3.帰りにくい空気でも帰った方がお得な理由
「帰りづらいけど帰りたい・・・。帰ったら叱られるかな?どうしよう・・・。」
とお悩みなら、さっさと帰っちゃった方が良いです。
上司が帰るまで30分待つとします。年間240日労働なら、1年間で120時間無駄にしてます。1年で5日間も上司が帰るまでボーっとしてるんですよ。
40年間なら200日。あなたは200日も人生を無駄にします。
それなら帰った方が良いですよね。
①「あいつは帰る」と思われたら勝ち
会社って面白いもので、3日くらい同じことを続けると全員が慣れちゃいます。
上司から、
「あいつは・・・いつもすぐ帰っていくドライなヤツだったな。」
と思われた勝ち。
なぜなら、上司から必要以上の仕事を頼まれることも無いからです。最初から残業も頼まれなくなりますし、先に帰るのも引き止められません。
私も即帰宅を繰り返していたら『残業を押し付けられること』が無くなりました。
「会社の人が働きすぎるのは危険?!ゆるく働ける職場の3つの条件」で紹介してますけど、本当は上司が率先して帰るべきなんですよね。
残業しなければならない効率・人員不足が問題であって、残業の人件費で別の人を雇えば済む話です。私はこういう考えを改善提案で提出。たまに認められてます。
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会社の人が働きすぎるのは危険?!ゆるく働ける職場の3つの条件
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4.上司より先に帰れる理由を作る方法
どうしても上司より先に帰りにくいのなら、帰る理由を作ってしまうのがオススメです。
ポイントは2つ。
- 会社にも役立つこと
- 突発的な理由じゃないこと
例えばスポーツジム通いも理由になりますよね。
「力を付けて重いものを運んだりしても疲れないようにしてます。健康にも役立ちます。」
パソコン関係の習い事も良いです。別に外で習う必要は無くて、自宅で勉強すればOK。ワードやエクセルを学ぶための本を1冊買って適当に読んでいても立派な勉強です。
パワーポイントを学ぶとプレゼンで役立ちますね。
それを叱られても「会社にいて残業代が発生するより帰って勉強した方がお互い嬉しいですよね。」と言えばOK。正論過ぎて上司も言い返せません。
まとめ
会社に残っていると何も良いことはありません。
その待ち時間に別の仕事を頼まれます。パソコンでネットサーフィンしていると「仕事中に何をしてる!」って叱られます。
結局、何となく忙しい振りをして時間を過ごすことになります。
サッサと帰って30分とか余分に寝た方が良いですよ。そのためにもドライに考えて上司を待たずに帰るようにしましょう。
もし、あなたの上司がブラック上司で「先に帰ってるんじゃねーよ。」と言ってくるならそれはそれでOK。どうせ正しい評価の受けられる上司じゃありませんから、部署異動をお願いしたり転職した方が良いと分かります。
以上、「上司が帰るまで帰れない社風について『無駄な時間が大ストレス』」という記事でした。
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