「年収300万以下だけど、これってどうなんだろう…。生活レベルも低いし、このまま30代になったらどうなるの?」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば年収300万円以下の実態が分かります。
元ブラック企業社員のRyoです。年収180万円時代も経験。34歳で年収350万でした。
当記事の内容はこちら
- 年収300万円以下の生活レベルについて
- 年収300万円以下の仕事の具体例
- 年収300万円の生活を脱出する2つの方法
『家が買えない』『結婚資金が貯まらない』です。食べて行くだけの生活になります。
『小さな工場勤務』『農作業の仕事』『介護職』など、規模の小さい会社・サービス業で多くなります。
今伸びている業界に転職するか、会社以外で仕事をする『これからの働き方』のどちらかで脱出しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
▼ブラック企業の特徴一覧はこちら▼
1.年収300万円以下の生活レベルについて
以下の通りです。
- マイホームが買えない
- 結婚資金が貯まらない
- 車は軽自動車1台
- 娯楽費がない
- 安心した保険に加入できない
普通の生活が送れないです。
ざっくり手取りは240万ほどになりますが、ボーナスもありますよね。
毎月の手取りは15~16万ほどになります。
内訳 | 金額 |
家賃 | 50,000円 |
通信費 スマホ・ネット | 8,000円 |
光熱費 | 15,000円 |
食費 | 30,000円 |
車の維持費・保険関係 | 20,000円 |
雑費 | 10,000円 |
保険 | 10,000円 |
交際費 | 10,000円 |
貯金をせず、各内訳を低くしても上記のとおり。
ここに奨学金が入ってきたらもう生活が成り立ちません。
① マイホームが買えない
まとまった貯金ができません。
ポイント
- 頭金が貯まらない
- 年収が低いので住宅ローンもたくさん借りれない
- 家を建てた後の生活も不安
私も会社の年収はさほど多くありません。30歳現在で350万~400万円を行き来している状態です(残業次第)。
32歳で残業がゼロになり、340万円になりました。
この状態でマイホーム計画を実行しました。
業者と相談したところ、頭金があったため注文住宅を建てられるギリギリラインでした。
(ただし、30坪ほどの小さな家です。)
年収300万円でマイホーム建設をする場合、頭金が1,000万円前後必要です。理由は以下の通りです。
借入限度額が少なくなる
家を建てるにはローンが必要です。基本的にローンは年収の5~6倍の額しか借りられません。
年収300万円で借りられる限度額が、
1,800万円
です。
30坪の家を建てる場合
- 諸経費 300万ほど
- 土地 600~1,000万
- 家の本体価格 1,500万
建売を購入する場合も頭金が必要です。
注文住宅はほぼ不可能
なので年収300万円でマイホームを買うなら中古物件か建売になります。
どちらも注文住宅には無いメリットがありますが、長く住める家とは考えられません。
特に建売は当たりはずれが大きいことで知られています。
私の叔父は建売物件に住み始め10年で床が傾きました。
年収300万円の場合、親から譲り受けるなどの話が無い限り『アパート暮らし』が基本となります。
年収350万円の暮らしぶりの記事も読まれています。
年収300万円はこれよりひどい生活になります。
関連記事 結婚にマイホーム。転職すべきかどうかの答え。30代、年収350万円の本音
-
結婚にマイホーム。転職すべきかどうかの答え。30代、年収350万円の本音
続きを見る
② 結婚資金が貯まらない
結婚式代・同棲費用が貯まりません。
ポイント
- 結婚式 300万ほど(自己負担100万円)
- 同棲費用 100万ほど(引っ越し・家具家電含めて)
ちなみに女性が男性に求める年収額は400~600万です。
男性だけの収入で生活をしなければなりません。
年収300万円で2~3人を養うのはギリギリまで切り詰めないと不可能です。
ボーナスが年に50万円あるとしましょう。
残りの250万円を月割りします。
20.8万円になりますが、ここから保険料や厚生年金、住民税が引かれます。手取りで16万~17万円。1人暮らしの額ですよね。
家賃や食費、通信費を引いていくと貯金ができません。
生きていくことしかできなくなります。
③ 車は軽自動車1台
買い替えが必要で一番お金のかかるもの。それが車です。
ポイント
- 乗用車1台をずっと維持するのに月額3~40,000円。
- 1年でおよそ50万。
- 30年で1,500万の維持費。
上記のとおりなので、年収300万円では大きな車を持つことはできません。
総排気量2リットル超なら自動車税が45,000円かかります。
ガソリンも馬鹿になりませんし、車検の金額も高くなります。
なので自動的に軽自動車かコンパクトカーしか選択肢が無くなります。
地方では移動に車が必須ですよね。2台持つと維持費は倍になります。逆に車を持たないことで年収300万円でもそれなりの生活を送る考え方もあります。
地方の年収300万円以下は特に危険
都市部の場合、交通機関が発達しています。
「車はお金が掛かる。」
ということが浸透しているため、車を持たない層が増えています。
必要な時だけ車を借りる生活スタイルも登場しています。
地方の場合、車が無いと生活できません。
子どもが2人いると軽自動車では限界があります。
地方の年収300万円は都市部に比べて『節約できる』わけではありません。
地方だからこそ昇給額も少なくなるため危険です。
昇給額とワーキングプアの記事も読まれています。
働いても生活がラクにならないのは昇給額によるものです。
関連記事 昇給額5,000円未満の企業に勤めるとワーキングプアになる5つの理由
-
昇給額5,000円未満の企業に勤めるとワーキングプアになる5つの理由
続きを見る
④ 娯楽費がない
旅行費・娯楽費は人の生活の潤いに欠かせません。たまにの外食や国内・海外旅行があるから仕事も頑張っていられますよね。
年収300万円での貯蓄を考えてみましょう。
先ほども書きましたがボーナスが50万円(手取りで38万円程度)として毎月の手取りは17万円です。
これだと毎月の定期的な貯蓄はほとんどできません。ボーナスをまるっと貯金に回すことになります。ここから旅行費を出すことになります。
このボーナス貯蓄から車の維持費・冠婚葬祭費・家電の買い替えなど全てをまかなわなければいけません。
もし、会社の経営が悪化してボーナスが出せなくなったら「生きるだけの生活」になります。
⑤ 安心した保険に加入できない
車の保険、生命保険、ガン保険・・・人生には「まさかっ!」という時が必ずあります。30歳を超えたら保険には加入するべきです。
しかし、保険は毎月の大きな出費になります。
手当ての大きい生命保険の場合なら毎月4,000~5,000円は必要です。
中古物件・建売を購入したのなら火災保険・地震保険の加入も考えなければいけません。
年収300万円は何とか生活できるラインであり「何かがあった時に大丈夫」な額では無いんです。
なので、あなたが仕事を探している最中なら最低でも年収350万円~の会社を見つけるべきです。
仕事ができなくなった場合を考えよう
仕事はいつ無くなってもおかしくないものです。
- 急な倒産
- パワハラによるリストラ
- 大きな病気・怪我
などの理由で、即給与が無くなる恐れがあります。
失業手当も大きい額ではありません。貰える時期の限度もあります。
貯金ができない場合『まさか』の時に人生がダメになる危険があります。
2.年収300万円以下の仕事の具体例
これまで私が経験した、見つけた求人で年収300万円以下だったのがこちら。
- 地方の小さな工場
- 介護職
- ホテルマンなどのサービス関係
- アパレルの販売員
ポイントは業界選びと会社の規模です。
① 規模の小さい会社について
利益が少ないので人件費に限界があります。
注意ポイント
- 各種役職手当が低い
- 昇給が低い
- 役職がなかなか上がらない
ボーナスについても全員で奪い合っている形になります。
② サービス業について
業界的に給与が低く設定されてます。
エステティシャンが製造業のように1日何十人も施術するのは不可能です。
だから、サービス業は独立して『ブランディング』で価値を高めないと給与が伸びにくいですね。
私もブライダルカメラマン時代に年収が低かったです。しかも基本給に残業代が含まれていました。
3.年収300万円の生活を脱出する2つの方法
以下の2つです。
- 伸びている業界・福利厚生のある会社に転職する
- 個人で副業して稼ぐ
時間に余裕があれば自分で稼げる時代。会社を基本的な収入源もありです。
現在がブラック企業なら転職すべきですね。
年収300万円以下は既に底辺レベル。
業界を変えたり、残業があり残業代の貰える会社に変わるだけで年収50~100万円アップは望めます。
福利厚生の充実した会社に入社できれば節約が可能です。
あなたが20代・30代なら転職を考えましょう。
10代・20代向け転職サイトならDYM就職がお勧めです。
全ての求人先を査察しているため、ブラック企業率が低いためです。
男女関わらず働きやすい職場が見つかります。何と履歴書もなしで面接が可能です。
参考 DYM就職