「昇給額がたったの3,000円だったけど大丈夫なのかな。」
「働いても働いても生活が楽にならない。原因はなに?」
当記事では昇給5,000円未満が危険な理由を解説します。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
友人らの昇給額が1万円なのに、自分が5,000円未満だとガッカリしますよね。
その気持ちは大切です。
結論から言うと、昇給額5,000円未満だと働くだけ生活が大変になるワーキングプアになるためです。
昇給額が低い会社はそれだけで入社すべきではありません。
当記事では昇給額が低いとワーキングプアになってしまう理由を5つご紹介します。
当記事を見て危機感を覚えていただければ幸いです。
どうぞご覧下さい。
1.昇給5,000円未満だと生活費が間に合わない
人生は時間が経つにつれて出費が増えます。
- 結婚、出産、育児
- 車の買い替え
- 保険
- 健康関連
特に家族が増えると一気に出費が増えます。
夫婦+子ども1人が標準的な生活をする場合、世帯年収は500万円必要と言われています。
あなたが22歳で年収350万円とします。
昇給額が5,000円なら10年経っても年収410万円にしかなりません。
年齢と共に仕事量が増え責任は重くなります。
しかし、生活は厳しくなっていくワーキングプア状態に陥ります。
①昇給額3,000円未満は即ブラック企業
昇給額の低すぎる会社はその時点でブラック企業です。
具体的には3,000円未満の会社が該当します。
会社で1年間働くと1人前になりますので、仕事量が一気に増えます。
それなのに給与がほとんど増えないためです。
あなたがその会社で30年間働いても月の給与は9万円しか増えません。
②昇給しても税金で引かれてしまう
5,000円昇給しても満額貰えるわけではありません。
税金が引かれます。
所得税・住民税の算出は細かな計算が必要ですが、年収300~400万円なら年収のおよそ2割が税金となります。
5,000円昇給しても手取りは4,000円。
3,000円の昇給なら2,400円にしかなりません。
年収300万円以下も同じくワーキングプアになります。
時給が低すぎるためです。
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2.昇給額が低いとボーナスや残業代が増えない
基本給が増えればボーナスや残業代が増えます。
基本給で換算されるためです。
ボーナスが4.0倍の会社なら、昇給5,000円と10,000円ではボーナスで20,000円の差が出ます。
残業代も昇給5,000円だと約30円、10,000円では約60円の増加になります。
1年では少ないかもしれませんが、10年単位で考えると大きな額になります。
①昇給ではなく手当が増える会社の危険性について
基本給の低い会社はブラック企業です。
既にお話したとおり、基本給が低いことで残業代やボーナス額が減るためです。
昇給額は低いけど手当が増える会社は要注意です。
基本給と違い、手当は簡単に無くすことができます。もちろん残業代やボーナス額に影響がありません。
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基本給10万円以下の会社は本当に危険です。何か問題があると思って良いです。
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3.昇給額が低いと住民税により、就職1年目の給与に戻るまでに3年必要
就職して2年目から、前年の所得に対しての住民税が加算されます。
前年度の年収が300万円の独身男性の場合、11万円が引かれるようになります。
昇給5,000円の場合、就職1年目の給与に戻るまで3年かかる計算になります。
※他にも引かれる税金がアップするため、2年で就職1年目の給与には戻らないと考えられるためです。
ホワイト企業では、2年目以降の住民税に備えて高めの昇給があります。
私の友人は1年目に1万円、3年目に3万円の昇給がありました。
昇給額が低いと、就職2年目以降に1年目より厳しい生活水準となります。
①年齢と共に給与を下げる会社について
10代・20代のうちは転職が簡単です。
若いというだけで需要があるためです。
しかし、30代・40代は転職が難しくなります。年齢の高い人より若い人を雇った方が企業側にメリットが多いためです。
そこを逆手に取り、年齢と共にボーナスや昇給額を下げる会社があります。
4.利益率の悪化により昇給しない危険がある
昇給額の低い会社は売上や利益率の低い恐れがあります。
儲けが悪いため、人件費を節約しているためです。
最初から昇給額が5,000円未満だと、経営悪化により一気に削られます。
業務停止などの大事があった場合も昇給なしになります。
①生産ラインの少ない小企業は影響を受けやすい
小企業はトラブルが合った場合、すぐに利益率が悪くなります。
工場なら生産ラインが2つあれば、1つが止まっても稼動できますよね。
生産ラインが1つしかない場合、製造をストップすることになります。納期に間に合わないと信用が落ちるだけでなく、値引き等の交渉につながります。
昇給が無くなるとあなたの生活はラクになりません。
それどころか、会社の決まりごとが増えるため、仕事量は増えたのに給与は増えない状況になります。
5.昇給が低いと税金アップに対して収入が付いていかない
緩やかに物価が上がり続けています。
同時に、細かな税金も上がっています。
物価は30年でおよそ2倍になると言われています。
確かに携帯電話が普及していない時代から考えれば、通信費が上がっています。
消費税もついに10%。
車や家などの大きな買い物をすると負担が実感できます。
昇給額5,000円未満だと、この税金や物価のアップについていけません。
①昇給1,000円の会社の意図について
昇給1,000円・2,000円の会社があります。
この程度の昇給なら無くても一緒。社員は全くプラスにならないためです。
会社としては『昇給ゼロ』と言いたくないため、少しだけ昇給をしているのです。
6.昇給額の高い会社に勤めるために
昇給額の低さが危険なことをお分かり頂けたと思います。
20代前半は良くても、30代・40代になると年収に差が付きます。
30代以降になって転職しようと考えても転職できません。
あなたの勤めている会社がブラック企業なら、あなたが30代以降になった後にボーナス額を下げる危険もあります。
そうなる前に、順調に伸びている会社に勤めることを考えましょう。
最近は転職サイトも求人を選ぶ時代です。
10代・20代向け転職サイトならDYM就職がお勧めです。
書類選考なしで、そのまま面接等を受けられるためです。内定後、就職までのサポートもしてもらえます。
男女関わらず働きやすい職場が見つかります。
参考 DYM就職
口コミを調べるのもオススメです。
昇給額はもちろん、本当の給与明細まで見つかる可能性があります。給与明細を確認できれば基本給の額が確認できます。
基本給が低ければブラック企業です。
まとめ
私自身、昇給5,000円の会社に勤めています。
8年間勤めていますが、残業無しの手取りは16万5千円です。
副業をしなければ、交際費どころか車を持つお金もありません。
現に同僚は次々と退職しています。
転職をする際も基本給だけでなく、昇給額に目を向けましょう。
給与の上がらない会社に勤めていれば数年後に必ずワーキングプアになります。
給料の問題点、昇給・年収についての情報は以下の記事に全てまとめてあります。
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