ノックは3回、髪型はショート・・・
面接には様々なマナーがあります。しかし、マナーを破っても採用してくれる会社はあります。では、人事はどのような定義で採用を決めていると思いますか?
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
その定義が分かれば受け答えも髪型も定義に合った内容で決めれるだけで採用されますよね。
今回は中小企業が面接時に採用の定義としているポイントをご紹介します。
※大企業・大手はマナーや資格も厳しく見ているため、1ポイントを押さえれば・・・という訳にはいきません。中小企業は面接官の受け取り方1つで合否が変わるため、1ポイントを押さえるだけで採用される確立が高くなります。
では、ご覧下さい。
面接官が合否を決める定義
中小企業の面接官が見ているポイントはたったの1つ。
一緒に働きたいかどうか
これだけです。
例えば、建設業の現場の募集が合ったとしましょう。どれだけ清潔感があり、受け答えがしっかりしていてもひ弱な男性だったら採用しません。一緒に働いても耐えられ無さそうだからです。
逆に、髪の毛が金髪でも大きな声で返答ができ、素直な男性なら採用される可能性があります。こういうことです。
面接時は受け答えだけを見ているわけではありません。人柄、体格まで全てを見ています。体格が自社の仕事に合っていないのなら、どれだけ資格を持っていても不採用です。
仕事内容から社風を見抜く
とは言え、勤めても居ない会社の面接官が求める「一緒に働きたい人物像」を判断するのは容易なことではありません。そこで仕事内容から社風を見抜く必要があります。
いくつかの例をご紹介しましょう。
製薬会社の営業
清潔感がある。薬事法や防虫等、製薬製造に関する知識がある。
結婚式場のスタッフ
清潔感がある。笑顔の対応ができる。ストレスに強い。
結婚式場で働くのが夢だった人。(仕事そのものが趣味に通じる考えの人。)
精密機械のパーツを作る町工場
元気がある。見て覚える、職人気質の教育に理解がある。
というイメージです。
社会人の常識とは
とある企業でノックを2回しかしなかったため落とされた人が居たと話題になりました。マナーとしては3回ノックをすることになっています。
大事な商談でボタンダウンシャツを着用したため話をしてもらえなかったケースもあります。(襟にボタンの付いているシャツ。カジュアルシャツとして分類されています。)
一方で、面接でスーツを着てこなかったのに採用されたケースもあります。
社会人の常識は社風・職種により基準が変わります。お客さんと取り引きのある職種を希望するなら、面接時もしっかりしたマナーで望む必要があります。なぜなら、お客さんに対して失礼なことをしてしまうと取り引きが無くなる恐れがあるからです。面接時もそういう点を見ています。
社員だけの現場仕事ならボタンダウンシャツがどうの・・・と気にする人は居ません。それよりも報告・連絡・相談がしっかりできる人。素直で元気のある人を望みます。
社風が分からない場合
もし、希望する企業の情報が少なく社風が分からない場合は基本的な部分を大切にしましょう。
- 清潔感
- 元気があり、素直であること
- コミュニケーションが円滑であること
こういったことです。
清潔感があまり必要ない現場仕事であっても、清潔感があって嫌がられることはありません。どの企業でもプラスに考えてもらえるものが上記の3つのような基本的な部分です。
逆に言えば、資格を持っているから受かるという訳でもありません。基本的な部分が出来ていなければ不採用になるケースがあります。
情報集めは面接対策
「面接で言いたいことを噛まないように練習しないと・・・!」
これも悪いことではありません。
しかし、それよりも希望する企業の情報を集め、どのような人材を求めているかに時間を割くと良いでしょう。その方が企業の「一緒に働きたい人」が見えてくるからです。
「私はスポンジです。何でも吸収できます!」のような発言よりも「御社は医薬品を製造しています。私はキレイ好きで掃除が得意です。医薬品業界に必要な清潔に関する心構えがありますし、防虫に関しても勉強していけると考えています。」と答えた方が採用率が上がると思いませんか?