「有給が取れない仕事を辞めたらどうなるんだろう…。有給は取って当然なんだけど、人手不足とか上司の目が気になって取れない。このままの働き方には疑問を持っている。」
という悩みにお答えします。
ブラック企業を研究しているRyoです。以下のような経験があります。
- 人手不足で有給が取得できない雰囲気の会社を辞めた
- 在宅でも作業ができる仕事に変更
当記事の内容はこちら
- 【経験談】有給が取れない会社を辞めた結果
- 有給が取れない会社に勤め続けて失うものについて
- 有給が取れる会社と取れない会社の違い
実際に有給取得に疑問を持って退職した私なのでお伝えできることがあるかと思います。経験談からお話しますのでどうぞご覧ください。
1.【経験談】有給が取れない会社を辞めた結果
妻の負担が減り、子どもが喜ぶようになりました。
お金で買えない部分のお話なので参考になるかと思います。
結果:家族との関係が良好になりました
家族のイベントに全て参加できるようになった結果です。以下のような感じですね。
- 子どもの1歳の誕生日 ← 有給で出かける
- 結婚記念日 ← 有給で食事に行く
- 銀行手続きなど ← 代理ではなくて自分で行く
思えば家族とのイベントは全て仕事でした。私も家族とのイベントに参加したいなと思っていたのですが、それ以上に妻が私に『家族のイベントに参加して欲しい』と思っていた感じです。
有給も使えずに働いていることを妻は知ってますので、自分から『何とか休み取れない?』とは言えませんよね…。
嬉しかったこと:子どもがなつくようになった
これは有給使用以外も関わってくるのですが、家にいる時間が増えたので子どもとの関係が良くなりました。
具体的には『何度もパパと呼ぶようになる』『一緒に遊ぼうと手をつないでくる』という感じです。
まだ2歳児なのですが「寂しかったんだな。」と思うと胸が苦しくなりますね。
このように家族が喜ぶ頻度が増えたのが"有給を使える価値"でした。
有給が取れない状況だった頃の話
毎日が仕事でした。
- 38℃の熱を出す ← 休めない
- 子どもの赤ちゃんの頃の顔 ← 寝顔だけ
- 家族旅行に行きたい ← 代理の人を探すまで休めない
という感じです。
私自身、仕事を凄く頑張りたいと思ってはいません。でも、有給を取ると『自分の仕事を誰もしてくれない状況』になり自分で自分の首を絞める環境だったんです。
今思えば有給を使わせないための施策だったのかなと。
有給が取れなかった理由まとめ
- 人員不足
- 特定の社員にしかできない仕事がある
- 取得後に嫌味を言われる
こういう感じです。
本質的には『利益不足による人員不足』ですね。本来はパート社員なり数名が必要な場所も社員の頑張りでまかなっていました。
子どもがインフルエンザで入院した時に無理に有給を取ったのですが、その時も上司から出勤をうながされました。そういう状況です。
2.有給が取れない会社に勤め続けて失うものについて
以下3つです。
- プライベートのイベント
- 時間
- 健康
会社勤めって人生の大半を使います。65歳まで働くとして43~47年ほどになりますね。長期的に考えると失うものって大きいです。ゾっとしますよ。
失うもの① プライベートのイベント
- 出産立会い
- 子どもの入学式・卒業式
- 友人の結婚式
こんな感じで失っていきますね…。
有給が使えないことが当たり前になると優先順位がマヒしてきます。出産立会いなんかは真っ先に休むべき案件なのですが、ついおろそかにしてタイミングを逃します。
私の会社では『出産立会いをしたかったのに出勤してしてきた社員』が出産立会いできなかったケースがありました。早く生まれすぎて間に合わなかったのが原因です。有給を使っていれば立ち会えましたね。
失うもの② 時間
時間も失います。
年に10回有給を使う社員と有給休暇義務の5日しか使わない社員を比べると以下の通りです。
年に10回の有給 ← 40年で400日
年に5回の有給 ← 40年で200日
言い方が悪いですが、200日も無駄働きすることになりますね。
200日あれば色んなことができます。しかも有給なので給与が出ます。人生は1度きりしかないので、200日の損失って大きいです。
失うもの③ 健康
最後に健康ですね。
有給が取れない会社あるあるなのですが、体調が悪くても出勤するのが当たり前になります。控えめに言って”つらい”ですよね…。
リフレッシュ休暇も取れません。基本的に仕事だけの毎日になります。2~3年ならまだしも、仕事の責任が重くなる30代~40代になると精神的に疲弊します。
39度の熱なのに我慢して出社。悪化して土日が家で寝たきりになる。そしてまた月曜出社…。という状況が考えられます。同時に時間も失います。
3.有給が取れる会社と取れない会社の違い
単純に社風ですね。
ブラック企業は有給を使わせようとしません。常識的な企業なら有給を使わせます。ホワイト企業なら有給を使わない社員を叱ります。
会社が有給を使わせようとしているかどうかです
会社は利益で動いてます。何が会社にとって得なのかを考え続けてます。労働力も一緒です。
1分でも社員に長く働かせれば会社が得
と考えている会社なら有給は使わせません。逆に『社員のモチベーションが製品の質に影響する』と思っている会社なら有給を使わせます。
それぞれ特徴をまとめますね。
有給を取らせようとしている会社
- 体調不良の社員を帰らせる
- 有給がたまってくると叱る
- 有給ありきで仕事の分担を決める
有給を取らせない会社
- 有給を取る場合に代理の人を自分で決めさせる
- ギリギリの人員で運営している
- 上司から嫌味を言われる
『上司から嫌味を言われる』はちょっと感情的な内容なのですが事実です。
有給を使った翌日に以下の感じで言われます。
『お前がいなかったから大変だったぞ。』
『もう休むなよ。』
割と傷つきますね。これを他の社員が見ているため、さらに休めない雰囲気になります。
ギリギリの人数で会社を運営しているのも『有給を使わせない前提』だから。詳しくは以下の記事もご覧ください。
有給が取れる会社に入る方法について
簡単でして『普通に働ける会社』に入社するだけです。
普通に働ける会社とは『頻繁に人が辞めない』とか『悪い噂を聞かない』という状態ですね。面接で即日入社とかされたら怪しいと思って良いです。
普通に働ける会社を探すのはコツが必要でして、難しいと思ったら転職のアドバイザーに相談すれば解決です。
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参考 DYM就職