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ブラック企業の業種 アパレル業

アパレル店員の将来性が危ない理由『倒産を経験した私が隠さず解説』

アパレル店員の将来性について

「アパレル店員の将来性ってどうなんだろう。今は楽しく仕事ができてるけど、このまま頑張っても店長にしかなれない気がするし。体力的にも厳しそう…。」

そんな疑問にお答えします。

当記事を読めばアパレル店員の将来性が危ない理由が分かります。

 

元ブラック企業社員のRyoです。アパレル業界にも勤めた経験があり、何とのその会社は倒産してしまいました。

 

当記事の内容はこちら

  1. アパレル店員の将来性が危ない5つの理由
  2. アパレル業界に残りたいなら販売以外の仕事を狙う
  3. アパレル業界のスキルを活かして転職する方法について

 

『業界全体が伸び悩んでいる』『レジのセルフ化による人員削減』『体力の問題』など、アパレル店員の将来って危ないですよね。

服の需要は残るので、企画・開発・マーケティングに移れば十分食べていけます。

高いコミュニケーション能力・トレンドを見抜く力を利用して別業界にチャレンジするのもあり。その方が長く働けますよね。

それぞれ詳しく解説します。

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1.アパレル店員の将来性が危ない5つの理由

アパレル店員の将来性が危ない理由

アパレル店員の将来性が危ない理由

以下の5つが理由です。

  1. 業界全体が伸び悩んでいる
  2. 一部自動化による人員削減
  3. 年齢と共に立ち仕事がきつくなる
  4. ブランドのターゲット年齢と合わなくなる
  5. 店長のポストしか狙いにくい

私はアパレルの本社でアルバイトをしてました。そこが倒産したんですが、売上の高い店長クラスの人からどんどん辞めてったんですよね。

というのも、売上が落ちてから倒産まで1年ほど。一瞬でした。

お悩み君
それはヤバイ…。
アパレルに限ったことではありませんけどね。でも、イオンなどテナントに依存しているとダメかも。テナント料ってメチャクチャ高いので。
Ryo

全国で子ども服の小売店をしてたmotherways(マザウェイズ)も2019年に倒産してます。これも突然の解雇命令でした。

他にも以下の危険がありますね。

理由① 業界全体が伸び悩んでいる

アパレルは売れてるブランドと売れてないブランドの差が激しい

アパレルは売れてるブランドと売れてないブランドの差が激しい

低価格志向により、売れてるブランドとダメなブランドが2極化してますね。

国内のアパレル市場規模は、バブル期の15兆円から10兆円程度に減少する一方、供 給量は20億点から40億点程度へと、ほぼ倍増している。  衣料品の購入単価および輸入単価は、1991年を基準に6割前後の水準に下落。

引用 繊維産業の課題と経済産業省の取組

ユニクロのように低価格で高品質な製品を提供しているブランドが伸びています。でも海外のファストファッションブランド人気が強いので、国内のアパレルは苦戦してますよね。

強いて言えばハニーズの株価が2010年に比べれば3倍ほどになってます。

安定して利益の出ている小売店の店員にならないと給料も上がりにくいです。

理由② 一部自動化による人員削減

セルフレジで商品を買う男性

セルフレジで商品を買う男性

GUやユニクロでセルフレジがスタートされてますよね。イオンのスーパーでも実施済み。どう考えても一般的になりますよね。

お悩み君
人がいらなくなりますもんね…。
そしたら実力あるスタッフさんしか残れなくなるんですよ。
Ryo

今までは『人手不足だから』で採用されてた人がいます。実は内気でお客さんと話せないとか。正直言ってセンスがないとか。

そういう人が減らされていきますよね。

  • コミュニケーションスキルが高い
  • セールスができる
  • お客さんに提案ができる

こういう人じゃないとスタッフとして残れなくなります。

理由③ 年齢と共に立ち仕事がきつくなる

小売店のスタッフは意外と体力が必要

小売店のスタッフは意外と体力が必要

体感で恐縮ですが、立ち仕事って30代を超えると急にきつくなります。

  • 足が棒のようになる
  • 翌日でも疲れがとれない

小売店のスタッフも立ち仕事なので工場作業員と一緒なんですよね。重いものこそ持ちませんけど、自由に座ったりができません。

しかも靴が作業靴ではなくて『ヒール』だったりします。

40代以降も続けるなら普段から運動の習慣をつけないと厳しいです。

理由④ ブランドのターゲット年齢と合わなくなる

30代で20代ブランドの定員は難しくなる

30代で20代ブランドの定員は難しくなる

例えば10代・20代ブランドのアイテムを30代女性が販売するって難しいですよね。

  • 商品を着ても似合わない
  • 説得力に欠ける
  • トレンドのリサーチが必要

トレンドとかは会社的に学ぶんでしょうけど、自然に情報が入ってくる同年代には負けますよね。

「あれ、皆着てるねー。」っていうのも意図的にリサーチしないと分かりません。こういう細かいところで差が出てきます。

あと、お店の商品を着て販売が難しくなります。仕事着が店の商品と決まってたら悩みますよね。

理由⑤ 店長のポストしか狙いにくい

販売員なら店長までが多い

販売員なら店長までが多い

店長以上のポストを狙うと『エリアマネージャー』とか、販売員以外の部署に異動するしかありません。

お悩み君
そうなんです?
特に20店舗くらいの中規模な販売店だとそうですね。店長の上ってもう狙えません。
Ryo

私がアルバイトしてたアパレル店は全盛期で20店舗以上ありました。でもエリアマネージャーは2人だけ。その上はもう専務とかなんですよ。

だから店長より上になるのって事実上不可能でした。店長になったら昇給でしか給料が上がりません。これって将来性が低すぎですよね。

 

でもアパレルって面白さがあります。服好きな人にはたまらない仕事です。もしアパレル業界に残るなら販売員以外を狙いましょう。以下続きます。

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2.アパレル業界に残りたいなら販売以外の仕事を狙う

アパレル業界に残るための戦略

アパレル業界に残るための戦略

店員から抜け出しましょう。

  • 企画や開発
  • マーケティング、リサーチ、通販
  • 広告、販促

この仕事なら立ち仕事がありません。店長以上のポジションが狙えますし、何より『他の業界でも通用するスキル』が育ちます。

お悩み君
確かにアパレル店員ってキャリアになりにくそうですよね。
そうなんです。事務員や男性の工場作業員と似てますね。というのも、いくらでも代わりがいますから。
Ryo

就業規則で別部署への異動について項目があればチェックです。

マーケティングに移れば将来性が高くなる

マーケティング職に就いた女性

マーケティング職に就いた女性

マーケティングを簡単に言うと『どうやったら売れるか』を考える仕事です。そのまま販売に関わることもありますね。

  • 市場調査
  • 流行作り
  • ターゲット選定

などなど。聞くと難しそうですが、未経験からでもスタートできます。当記事を書いている私も独学でマーケティングを学んで本業にしました。

販売員と違い一部リモート化も狙える

メリットはリモートになる可能性が高いこと。既に徐々に一部リモート化している会社が増えてます。

今後はリモートで全国から人を集めないと優秀な人材が集まらなくなります。あなたの会社も売上が伸びてたら一部の職種にリモート枠が登場するかもですよ。

  • 出社がいらない
  • 座ってコーヒーを飲みながら仕事ができる
  • 人付き合いもない

ここも前向きに狙いましょう。

3.アパレル業界のスキルを活かして転職する方法について

アパレルから他業界に転職するために

アパレル店員から転職するために

アパレル業界の強みを使います。

アパレル店員の強みは高いコミュニケーション能力。さすがに事務員さんよりは優れてます。接客業でうすし。

コミュニケーション能力や数字管理のスキルを使う

サービス業じゃなくて会話が必要な仕事を狙います。と言っても、ほとんどの仕事でコミュニケーション能力って重視されてます。その点は有利。

  • 受付
  • 案内員(モデルルームなど)
  • インストラクター
  • ディレクター

これからの時代なら『Webディレクター』は狙い目ですね。

販売店って仕入れから売り場作りなど、多方面の仕事をこなします。人とのつながりも必要。その仕事内容がディレクター職と似てます。

同業界の販売店以外が狙い目

マーケティング職についた女性

マーケティング職についた女性

後はアパレル業界内で『店員以外』に転職します。

既にお話したとおり、企画開発やWEB系が有利。同業界なので共通点も多く、志望動機も書きやすいですよね。

アパレルの転職に関してはアパレルから転職する5つの方法『キャリアを活かす仕事選びまで解説』という記事が参考になります。

どうぞ続けてご覧ください。

アパレルから転職する方法
アパレルから転職する5つの方法『キャリアを活かす仕事選びまで解説』

続きを見る

まとめ:アパレル業界に残るなら店員以外を狙いましょう

アパレル店員が危ないのであってアパレル業界の将来性はブランド次第です。

あなたが本気で頑張れるならユニクロもあり。給与もどんどん伸びてますし、店長でもかなり稼げますよね。(S-2の店長で平均年収548.1万円)

とはいえ、伸びてる業界ってレベルも高いです。店員以外を狙って管理職になった方が将来は安泰ですよ。

 

以上、『アパレル店員の将来性が危ない理由『倒産を経験した私が隠さず解説』』という記事でした。

 

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Ryo

現在は個人事業+メディア編集長として活動。2社の倒産と1社の利益率激減を経験。激務のブラック企業勤めで2回倒れています。 仕事でヘトヘトになっている状況を向き合って欲しく、ブラック企業からの脱出を応援する『Blahara(ブラハラ)』を運営! プロフィールはこちら ⇒ 運営者情報

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