「ブラック企業を辞めたい。でもどうやって辞めたらいいのか分からない…。引き止められたりするのかな。穏便にササっと退職できたら嬉しいんだけど。」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めばブラック企業を辞める方法がわかります。
元ブラック企業社員のRyoです。月残業100時間のブラック企業を即日退職した経験があります。
その後も即転職することができました。
退職できないってことはありません。その点はご安心ください。
どういう手段があるのか、実際に私が取った行動までお話します。
どうぞご覧ください。
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1.ブラック企業を辞めたいあなたへ。正しい退職手順を紹介
以下の4つが流れですね。
- 直属の上司に退職の意思を伝える
- 退職時期について相談する
- 退職日まで引継ぎや与えられた仕事をこなす
- お世話になった人に挨拶。菓子折りを渡して退職する
ブラック企業でも退職は正しい手順にするべきです。あなたが損する可能性がありますからね。退職の意思を伝えて『ダメだ』と言われたら、そこで始めて法律的な行動を取りましょう。
① 直属の上司に退職の意思を伝える
まず上司に「辞めたい」と伝えましょう。そうじゃないと、あなたが退職しようと思っていることが分かりません。
切り出し方は以下のとおり。
- 上司と2人きりの時間を探す
- 上司に「折り入って相談があります。」と言う
- 「退職しようと思ってます」と伝える
これでアクションがあります。
なお、退職は社員の定められた権利。「退職できるはずがないだろう。」とは言えません。確実に辞められます。その点はご安心くださいね。
引き止められたり、上手に延期させようと話されるはずです。その時は「いや、退職しようと思っています。」とひたすら繰り返しましょう。
人を説得したい時は意見を言わず同じことを繰り返すのがポイントです。
この時点で退職届を提出してもいい
通常は相談後に退職届を提出します。しかし、タイミングが難しい場合は退職の意思を伝えると同時に退職届を提出して構いません。
日付も就業規則を確認して最短日を記載しましょう。
退職届の書き方はDODAのテンプレートが参考になります。私もこのテンプレートを元に書きました。
② 退職時期について相談する
いつ辞めるかを決定しましょう。
法律上、2週間後には退職可能です。でも「人の迷惑」などを考えたら悩むトコロですよね。後は有給消化です。有給は使えるものなので全部使いましょう。
会社はいい顔をしないはず。ここで弱気に出ると『半年後の退職』みたいに延期されます。
有給が残っているのは使わせなかった会社の責任。人手不足なのも考慮しなかった会社の責任。あなたが考えることではありません。
就業規則を事前にチェックしておく
会社によっては就業規則で『1ヶ月前に退職の意思を伝えること』と書いてあります。しかし民法上は2週間で退職可能です。
あなたの精神状態・健康状態にもよりますが、あなたがどのくらいで退職したいのかを考えておきましょう。
求人が減る1月に退職するのは大変です。そういう時はちょっと先延ばしにするとか。あなたに有利な状況で考えましょう。
就業規則に関わらず2週間で退職することも可能
民法では2週間で退職可能です。以下の見解が参考になります。
私はこれまでに5回転職しています。直近の場合、2週間で退職しようと思いましたが、会社と相談の結果2ヵ月後の退職になりました。1ヶ月間は全て有給消化です。ご参考まで。
③ 退職日まで引継ぎや与えられた仕事をこなす
退職日までも真面目に過ごしましょう。
転職活動で希望した会社の人事が過去の会社に電話することありますからね。そういう意味で最後は真面目にした方がお得です。
私物も徐々に持ち帰っておく
半年~1年ほど会社に勤めていると私物が増えます。1度に持ちきれないことがあるので、徐々に整理しましょう。いらないものは処分しても構いません。大きなものは自宅に持ち帰っての処分になります。
この時期に転職活動も進めておく
退職日が決定すると「ホっ」とします。心に余裕が生まれます。
この時期に転職エージェントに登録など転職活動を進めましょう。退職と同時に面接できる状態だとスムーズに次の仕事が見つかります。
④ お世話になった人に挨拶。菓子折りを渡して退職する
退職日数日前には各部署に挨拶しましょう。あなたの在職期間が長ければ長いほど挨拶する人が増えます。
もし3ヵ月程度の在職ならお世話になった部署だけの挨拶で構いません。他の場所に挨拶してもあなたのことを知りませんからね。最低限でOKです。
菓子折りくらいは持参しましょう。日本のマナーですからね。シャトレーゼの焼き菓子だと分量も多いし安いのでおすすめです。
以上が穏便に会社を辞める方法です。しかしブラック企業なので『上司が怒鳴り散らす』みたいに穏便に辞められないことありますよね。
そんなあなたに別の手段もお話します。
2.ブラック企業を即日辞める2つの方法『最終手段』
以下の2つです。
- 医師の診断書を提出して休職から退職する
- 退職代行サービスを使って即日退職する
既にお話したとおり、民法上2週間で退職できます。離職届を作ってもらえなかったとしてもハローワークに相談すれば解決ですからね。
ただ、退職相談で怒鳴るような会社と普通の退職ができると思えません。会社に1秒たりとも無駄な時間を使いたくないじゃないですか。
そんな時にお使いください。
方法① 医師の診断書を提出して休職から退職する
診療内科で診断書をもらいましょう。会社で涙が出るとか、不眠症の症状があれば診断書は作ってもらえます。
- 診断書を提出する
- 2週間後に退職する意思を伝える
- それまでの間は休職する(有給)
- 全て郵送で手続きを行う
以上です。私はこれで即日退職することができました。
心が疲れてどうしようもないのならお試しください。退職日まで休職できるので、転職活動も進めることができます。履歴書や職務経歴書をまとめることは可能ですよね。
方法② 退職代行サービスを使って即日退職する
5~10万円ほどで全ての退職手続きをお任せできます。会社から電話がかかってきても出る必要すらありません。即日有給消化ができます。
- 書類は全て郵送で終了
- 有給も全て使うことが可能
- 必ず辞められる
上記メリットがあります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
-
今日会社を辞めたいあなたへ。退職代行サービスを使う4つのメリット
続きを見る
次に転職の準備ついての疑問にお答えします。
3.良くある疑問:在職しつつ転職活動した方がいいの?
誰の話を聞いても『在職中に転職活動した方がいい』って言われるはずです。私も在職中に転職活動をしたことがあります。
しかし、ブラック企業に関して言えば退職後に転職活動もありなんですよ。
答え:心身ともに限界なら退職後に転職活動した方がいい
身体が持たないからです。
大事なのは長続きする会社を見つけること。今の会社を辞めるだけで解決する問題じゃありません。
在職しつつの転職活動は大変
- 帰宅後に求人を探さないといけない
- 土曜日に転職エージェントに相談しないといけない
- 履歴書を1枚書くのも1時間かかる
上記のとおり。睡眠時間が減るので、退職前に心も身体もボロボロになる可能性があります。
焦らず転職活動して失敗しない仕事を探すことが大切
仕事人生は長いです。65歳まで勤めるとして、40年くらいありますよね…。
40年間勤められる会社を探すのは簡単じゃありません。改めて自己分析・業界調査して、未経験の業界も含めて検討しないとダメ。
半年くらい時間をかけて転職するのもありです。最近ならwantedlyのように担当者と雑談した後に面接する方法もありますからね。
1ヶ月くらいちゃんと休んでから転職活動するのもありです。職歴に空白ができますが、資格取得やスキルアップでポジティブな意見にすることも可能。思いつめないようにしましょう。
4.ブラック企業を辞めた後の行動について
以下の2つです。
- 身体と心の疲れを取る
- 自己分析から転職活動をスタートする
ブラック企業に勤めていると想像以上に疲れています。何度もお話していますが、冷静な状態じゃないといい会社って見つかりません。
私は即転職活動をスタートして何度も転職を繰り返してしまいました。それよりは慎重に転職活動した方がいいですよ。
行動① 身体と心の疲れを取る
生活リズムを整えましょう。
ブラック企業に勤めていると睡眠時間が不足します。まずは正しく眠れるよう休みます。働きすぎると興奮して眠れなくなりますからね。
うつ状態なら心の休養もとります。うつ状態で面接してもいい話ってできませんよね。
即食べられなくなる不安はない
日本の雇用保険って手厚いです。いざとなればアルバイトしてもいいんですし。気を楽にして転職活動しましょう。
行動② 自己分析から転職活動をスタートする
転職活動は自己分析からスタートします。ブラック企業勤めで『あなたの嫌な仕事、向いている仕事』が分かったはず。会社に求めるものもありますよね。
- 仕事をしていて何がストレスだったのか書き出す
- ストレスの少ない仕事について想像する
- 業界を調査する
- 未経験の業界も含めて検討する
上記のとおり。
急な電話応対がダメだったら工場勤務もありです。視野を広げて考えましょう。
おすすめの転職エージェントサービスについて
10代・20代向け転職サイトならDYM就職がお勧めです。
全ての求人先を査察しているため、ブラック企業率が低いためです。
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参考 DYM就職