「主任とは何だろう。平社員と主任の違いを仕事内容や責任から教えて欲しい。どのくらいの年齢で主任になるのが普通なのかも分かれば嬉しいな。」
という疑問にお答えします。
当記事を見れば平社員と主任の違いが分かります。
ブラハラ運営者のRyoです。工場に8年勤めて主任に出世、平社員との違いなどを体感してきました。
当記事の内容はこちら
- 主任とは。平社員の違いについて解説
- 主任の仕事内容、責任の重さ、手当について
- 主任になる年齢や時期について
- 主任にすらなれない会社に勤め続けるデメリット
結論からいうと主任は『現場のことを良く知っている人』という立ち位置です。しかし役職は役職なので責任が与えられます。
一方で主任にすらなれない会社も存在してます。
平社員と主任の違いを1つずつ解説していきますので、どうぞご覧ください。
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1.主任とは。平社員の違いについて解説
主任とは平社員の1つ上の役職です。(会社により、その中間に『班長』が定められている場合もあります。)
主任はそれほど大きな責任がありません。
『平社員に比べて仕事ができる、仕事に慣れている』と判断された場合に与えられる役職です。
係長のように『部署全体の流れを考える必要』はありません。しかし、与えられた仕事をスムーズにこなさなければいけない責任はあります。
主任は比較的人数の多い役職です。ですが平社員とは以下の点で違ってます。
- 後輩がいる
- 現場の基本的なことが分かっている
- 名刺がある(業者さんとのやり取りがある)
現場作業以外にも一部の管理的な仕事が与えられるケースがあります。主任から仕事が細分化され、それぞれ違う仕事が与えられることもありますね。
管理職候補としての主任について
係長などの中間管理職と平社員の間をつなげる役割として使われることがあります。
- 命令を主任から平社員に伝える
- 平社員から主任に相談が伝えられる
- 主任で対応できない内容は係長につなげる
会社が求める主任の立場を理解して行動できる人が順次係長に上がっていきますね。
2.主任の仕事内容、責任の重さ、手当について
平社員に比べて責任は重くなります。そのため手当も出ます。(就業規則をご覧ください。)
現場では現場トップの責任者や係長の指示のもと行動します。しかし、個人の判断で仕事をこなすことも求められますね。
以下、基本的な主任の扱いについて解説していきますね。
仕事内容:現場のメイン作業員・後輩のまとめ役
主任は現場の主戦力です。
- 忙しい仕事・面倒な仕事を率先してこなす
- 現場の基本的な作業は全て1人でこなせる
- 顧客や業者とのやり取りもする
- 後輩もまとめる
後輩からは『頼れる先輩』であり、係長からは『使える部下』です。これが1番分かりやすい表現ですね。
責任の重さ:与えられた仕事をスムーズにこなす
自分の仕事はもちろん、後輩の仕事も確認する責任があります。
- 自分はミスなく仕事ができて当然
- 後輩のミスもチェック。ミスがあれば叱る
- 問題点があれば係長に報告する
自分の責任で解決できる部分かどうかの判断も必要です。
例えば工場で生産時間や生産量に関わる問題は解決できませんよね。でも、機械を少し止めて製品の質を上げるような作業は可能です。
全部を係長に任せるのではない部分がポイント。やはり一定の責任が出てきます。主任になった時点でどこからどこまでの責任を負うのか確認すると分かりやすいです。
手当:10,000円~20,000円ほど
主任は役職なので手当が付きます。金額はおよそ10,000~20,000円ですが、利益率の高い企業では30,000円以上になることもあります。
役職手当は企業が独自に設定できる法外手当です。所得税の課税対象になるので手当は減りますね。皆勤手当と同じです。
私は地方の小さな工場に勤めていました。社員数は50名ほど。主任手当は10,000円、係長手当が20,000円でした。地方だとこの程度のレベルですね。ご参考まで。
3.主任になる年齢や時期について
大卒の22歳で会社に入っていれば25~30歳までに主任になります。およそ3年~で主任になる対象になりますね。
しかし、主任になれないケースもあります。会社が役職を利用してモチベーションを操作している場合ですね。
年齢:25~30歳の間がほとんど
入社して3~5年で一人前と認められます。
大きなミスをしない限り、人事考課で面接やテストを受けることになりますね。合格すれば主任になります。
人事考課の主任テストには以下のようなことがあります。
- 会社の審査基準より点数がいい(協調性なども判断材料になる)
- 作文の提出や現場での試験を受ける
- 上司との面接
私の場合は作文の提出と面接でした。基本的にテストを受けられる段階なら出世できる流れになってましたね。先輩に聞けば分かりますよ。
時期:3~5年を勤める
中途採用者の場合は3~5年で主任のテストが受けられます。
しかし、管理職候補や特別な資格を持っている場合は短期間で主任になることも可能。とんとん拍子で役職を上げたいこともありますからね。
私の会社の場合は将来を期待された薬剤師さんが2年で出世していました。現場作業員が主任になるまで8年かかっていましたので、驚くほどの出世っぷりでしたね。
しかし、私の会社は問題があって出世が遅れました。それについては次に解説します。
ほとんどの社員が主任になれる
主任はそれほど重い役職ではありません。会社の負担も軽いため、ほとんどの社員が年功序列で主任になれます。
小さい会社だと全社員の半数以上が主任になることもありますね。平社員の数が1番少ないとダメ。というものでもないんですよ。
しかし、役職を『能力ではなくて会社の都合で使っている』のなら問題があります。
モチベーションの操作として役職を利用されることがある
利益率が下がって給与を思うように上げられない時。社員の不満が高まって退職ラッシュが起きそうな時に会社が役職を出すことがあります。
なお、私はその後で会社を退職しています。そしたら会社に残っていた入社3年目の子が私と同じ主任になってました。これもモチベーション操作に役職が使われている例ですね。
最後に『そもそも主任になれないってどうなの?』という部分を深掘して解説します。
4.主任にすらなれない会社に勤め続けるデメリット
以下の2つです。
- 役職を与えられないほど利益がない
- 頑張りで役職が与えられない可能性がある
役職を与えると役職手当をつけないとダメですよね。それを出せる利益がないと役職がもらえません。評価の基準が『会社の利益』なので、頑張っても役職がもらえない可能性がありますね。
デメリット① 役職を与えられないほど利益がない
昇給額が年々下がっている場合は要注意です。
- 役職を与えたくても与えられない
- 次の役職になるのが遅れる
- 役職を利用しての転職、ジョブホッパー的な行動ができない
役職って転職に有利です。仕事ができない人に役職を与えないからです。だから会社都合で出世が遅れると思うような転職もできないんですよね。
やっぱり短期間で出世した方が生涯年収も上がりやすくなります。
デメリット② 頑張りで役職が与えられない可能性がある
明らかに他の人より頑張っていても役職がもらえません。
- 同僚と同じペースでしか出世できない
- 誰かが辞めないと出世できない
- 会社がガッツリ儲からないと出世できない
上記のとおり。モチベーションも上がらないため、どんどん出世が遅れます。かといって同僚と出世争いする気にもなりません。
製品の質なども落ち、会社全体が暗い雰囲気になります。
普通に評価される会社とされない会社について
素直に『現在伸びている会社』に勤めることです。
私の友人は10年間で地方から全国展開するほど売上のいい会社に勤めました。とんとん拍子で出世して、現在は東海と大阪の支店を任されています。昇給も3万ペースで進みましたね。
現在伸びている業界はIT/WEB系の仕事。全国のどこでも仕事ができ、リモートワークで優秀な社員を獲得し続けています。
IT/WEB系ならWORKPORTで求人が見つかります。もともとがIT/WEB系特化の転職エージェントであり、何と非公開求人が閲覧できるeコンシェルというサービスも展開しました。
現在の会社に不安や不信感があるのなら相談してみましょう。
まとめ:主任は仕事のできる平社員のような立ち位置です
主任は平社員から見て『頼れる先輩』であり、係長から見て『できる部下』です。会社により立場はマチマチなのでどういう仕事をするべきかを会社側にも確認しましょう。
責任が発生するので手当が出ます。およそ10,000~20,000円ほど。これは課税されます。
主任にすらなれない会社には何かしらの問題があります。特に利益ですね。これから伸びていくIT/WEB系の会社に勤めることで高い手当や評価を獲得しやすくなります。
以上、「平社員と主任の違いとは?仕事内容や責任・役職が就く年齢について解説」という記事でした。
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