「求人に書かれている平均残業時間って本当なの?」
「入社して60時間以上の残業って無いの?」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば残業時間の嘘についてわかります。
元ブラック企業社員の『Ryo』です。面接で求人に掲載されていた残業時間と全く違う残業時間をお願いされた経験があります。
求人の残業時間は「確実」ではありません。
特に嘘の多い残業時間が『5時間』と『40時間』。
当記事ではなぜ残業5時間と40時間の求人に嘘が多いのかを解説します。
私のように面接で月70時間以上の残業もあると言われないよう注意してください。
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1.月の残業5時間に嘘の多い理由
残業ゼロじゃない点がポイントです。
会社的には残業ゼロにした方がホワイト企業のように見えるメリットがあり、人材も簡単に集まるはずです。
ですが5時間と書くには何らかの理由があると考えられます。
- 本当は残業20時間ほどあるが、人が欲しいため少ない残業時間を書いている
- 本当は残業ゼロだが、給与が安いので残業代があるように書いている
- 繁忙期のみ40時間以上の残業がある。他月はゼロ
これは全て私が面接で経験した内容です。
サービス残業ではなく、残業代が出るように見せかける企業もあることが重要です。
特に中小企業は人件費にお金を使えません。手取り15万程度の会社もたくさんあります。
残業が少しでもあれば『残業代は出るよ。』と伝えることができます。
① サービス残業により残業時間が減っている可能性
残業が極端に少ない会社だと『サービス残業』のある可能性があります。
『基本給に時間外手当含む』
と掲載されていたらアウト。必ずたくさんのサービス残業があります。
明らかに忙しそうな会社なのに残業が月5時間なのも注意が必要です。
本当は月20時間ほどあるのに上司が残業と認めていないケースがあるためです。
上司が残業と認めないケースについて
- 上司が指示した仕事ではない
- 更衣や掃除で時間がかかった場合
- 移動での渋滞など
② 平均残業時間の注意点について
求人により『平均残業時間5時間』と記載されているケースがあります。
平均なので、残業のある月・無い月があります。
私の場合は『繁忙期は月60時間、それ以外は残業が無い』という会社がありました。
確かに平均にすれば残業時間は少なくなります。
しかし、繁忙期が税金額を決定する月だった場合、税金が跳ね上がる危険があります。
2.月の残業40時間に嘘がある理由
ほぼ確実に40時間以上残業があります。
月の残業は45時間が限界です。
それ以上の残業が3ヶ月間続いた場合、会社都合退職にできるケースもあります。
月40時間残業は求人に書けるギリギリの残業時間。
本当はそれ以上残業があるのに、企業側がごまかして書いている危険があります。
① 月60時間以上の残業は健康に悪影響を与える
私は現職場に入社した際に「残業40時間記載」でした。
実際には繁忙期に70時間を超えました。
睡眠時間が少なくなり、メニエール病という難病を発症しました。
月に60時間以上の残業になるとあなたに致命的な病気を与える危険があります。
月80時間を超えると過労死の危険もあります
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② タイムカードを操作している可能性がある
企業によって残業時間を操作しています。
残業時間操作の例
- タイムカードを特定の時間で切るよう指示されている
- そもそもタイムカードがない
- 自社専用の時間管理システムを利用している
どれだけ残業させても数字上は『40時間』になります。
求人にも堂々と『40時間です』と書けちゃうんですよね。面接でも一緒です。
あくまで「社員が好意で仕事をしている。」とみなしています。
3.残業時間の嘘を100%見抜く方法について
企業の本当の残業時間を知りたいなら、その企業を調査するしかありません。
求人にはいくらでも嘘がかけます。
また、求人はリアルタイムに更新されるものではありません。
数ヶ月で会社に新設備が導入され、残業時間が変わってしまうこともあります。
企業の残業時間を知る方法は大きく2つ。
- 出社時間に社員が出社しているかを確認する
- 何時まで会社の電気が点いているか確認する
残業は定時後だけではありません。
早出の残業もあります。
出社時間前に掃除や更衣の時間が与えられている場合、サービス早出のある会社です。
定時が17:30なのに毎日20:30まで電気が点いているなら、毎日3時間の残業があります。
残業時間を知りたいなら希望会社を1日中チェックしましょう。
さらに残業時間を見抜くコツを知りたいあなたはこちらをご覧下さい。
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まとめ
残業時間によりあなたのプライベートは大きく変わります。
毎日3時間の残業があれば、ほとんど自分の時間は取れません。
「多少の残業は我慢できる。」
と思わず、残業時間は細かく質問しましょう。
求人で嘘を書く会社がブラック企業である可能性も高いためです。
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