「この会社は俺には向いていなかった。」「新入社員なのに残業で帰れない・・・。こんな仕事、直ぐに辞めてやりたい。」とお悩みでは無いでしょうか。
入社した直後の4月に辞めたいと思う新入社員は少なくありません。あなたが勤めている会社がブラック企業なら即退社した方が賢明です。
ブラック企業研究家、Blahara運営者の『Ryo』です。
しかし、社会経験の少ない皆さんなので、辞める前に自分の会社をチェックする必要があります。心と身体が社会に馴染む前に疲れてしまっただけかもしれません。
そこで今回は、4月で退社したい新入社員がチェックするべきことを7つまとめました。このチェックに当てはまったら退社を考えても良いでしょう。
4月なのにもう辞めたい!新入社員のチェックリスト
私自身、早期退職を経験しています。家族や友人らからは色々と言われましたが、今となっては辞めて正解でした。その体験を元に、どのような場合に早期退職を決断するべきかをまとめていきます。
早期退職は必ずしも良い結果につながる訳ではありません。しかし、あなたが勤めている会社がブラック企業であれば直ぐに退社するべきです。正しい評価が得られないだけでなく、心身共に疲労し、大きな病気にもつながるためです。
教えられないのに叱られている
良い会社は「人を育てる考え」があります。
人を育てると、
- 早く戦力になる
- 人間関係が円滑になる
- 不満が少なくなる
- 会社に取って利益になる(労働力が増えるのと同じ結果になるため)
というメリットがあります。
人に教える考えの無い会社は新入社員、先輩社員共にストレスが溜まります。新入社員はミスをして叱られることで落ち込みます。先輩社員はその後始末でイライラします。結果、新入社員に感情的な叱り方をするようになり、離職率が高くなります。
4月の段階で教育が無く一方的に叱られている場合、あなたが仕事を覚えるまで同じ状況がずっと続くと考えられます。
定時で帰れない、定時で帰る人が居ない
新入社員は多くの仕事がこなせる訳ではありません。また、環境の変化が大きいため他の社員より疲れが溜まります。新入社員に無理をして残業をさせるメリットはありません。
4月の時点で1日3時間以上の残業がある場合、さらに残業が増える可能性があります。
次に危険なのが、新入社員以外の社員が定時になっても帰宅しない場合です。
当然、あなたも仕事を任されるようになれば他の社員と同じ状況になります。
「俺なんて先月は80時間も残業したよー。」という残業自慢がある場合、その会社はブラック企業の可能性が大です。
定時になっても帰れない会社に関してはこちらの記事も合わせてご覧下さい。
希望職種と違う仕事が与えられている
事務職として入社したのに営業に回されていないでしょうか。古い会社では職種が曖昧なケースがあります。
私自身、企画事務として入社したのに営業に連れて行かれることがありました。人事部に掛け合いましたが「そんなつもりは無い。」と一蹴されたことを覚えています。
職種を超えた仕事を任される場合の問題点は、
- 貰えるはずの手当てが貰えない
- 職種により給与が違うが、安い職種の給与になっている
- 仕事量が人より多くなる
という点です。企画事務なのに営業をこなしても営業手当は貰えません。そのうち、企画事務のままの給与で営業の仕事を担当する可能性もあります。
新入社員なので仕事の幅について知識が身についていないでしょう。早めに掛け合わないと損をする可能性があります。
暴力的な行為を経験した
この場合の暴力行為とは手を出すだけではありません。
- 人格否定
- 怒鳴る、叫ぶなどの行為
- 注意を受けている最中、物に当たられた
- 捨て台詞がある
のようなことです。「お前は本当に使えないな。」のような、モラルに関わる発言も問題です。
暴力行為が日常的に発生している会社は組織力が弱いと考えられます。暴力行為は離職率が高くなるだけでなく、会社の信用も損ないます。会社に取って何のメリットもありません。それなのに注意できる人間が居ないためです。
人間関係は会社によりバラつきがあります。異常な人間関係の中に居続ける必要はありません。
身体に不調がある
極度のストレスは身体の不調になります。たった1ヶ月でも、重度の症状が出ることもあります。私の場合は体中に発疹が出て倒れました。
このような症状がある場合、あなたは今の会社に居続けるのが難しいと言えます。
- 不眠症(睡眠時間が2~3時間)
- 動悸や目まいがする
- 喉が詰まったような感じが続く
- どこか遠くに逃げ出したいと本気で考えている
1ヶ月でこの状態なのに、60歳を過ぎるまで仕事を続けられるでしょうか。それよりは負担の少ない仕事を探すべきでしょう。
精神的な症状についてはこちらの記事も合わせてご覧下さい。私の実体験を元に症状を書いています。
出社時間が話しと違う
雇用契約に8:30出社と記載されていたのに、7:30出社を強要されていないでしょうか。
「仕事を始める前に掃除をして当然。」
「1時間前に出社しないといけない空気。」
「部長が出社するから、それより前に出てこないと・・・。」
どの会社でも独自のルールがあります。しかし、出社時間が違うのは仕事を辞める理由になるほどのルールです。1日1時間のサービス残業があるようなものですから。1年で240日働くとした場合、240時間も損をすることになります。30年で7,200時間。300日も損をする計算になります。
私の場合、9時出社の契約だったのに6時半出社になりました。結婚式場だったため、花の水遣りから始めるからです。
ペースや雰囲気が馴染めない
大きな問題が無いのに「何となく馴染めない・・・。」ということがあります。
和やかに話せるムードが好きなのに、パソコンに向かってカチカチカチという音が響く・・・。
同じ年代の社員が居ないため、いつも一人きり。
こういうことも大きなストレスになります。会社には社風があります。厳しい会社でもあなたが馴染めれば耐えられるものです。逆に給与も労働時間も問題無いのに会社に居るのが苦痛なこともあります。
まとめ
以上の7項目を参考に早期退職すべきかを判断しましょう。
基本的に会社は楽しく無い場所です。どんな会社でも叱られることはありますし、思い通りにならないことばかりです。ちょっとしたことで退職し続けると正社員として雇って貰えなくなります。それは忘れないで下さい。
サービス残業が多い・パワハラが酷い、のようにずっと働くことが難しいと感じた場合は早期退職するメリットがあります。
社会人経験がほとんど無い今だからこそ、会社を冷静に分析することが大切です。未来の無い会社に居続ける必要はありません。