「面接の前に企業って下見したほうが良いのかな。場所とか時間も分かるしメリットがたくさんあるのは理解できるけど。詳しいことを知りたい。」
という疑問にお答えします。
元ブラック企業社員のRyoです。
二度とブラック企業に勤めたくなかったので、面接先を徹底リサーチしてました。
転職に失敗してしまう理由が『求人票の情報だけを信じているため』です。
広告は狭くて情報量が少ないほどお金がかかりません。
求人誌やチラシには必要最低限の情報しか書かれていないのです。
面接前にブラック企業だと判断できてしまった際の対処法もあわせてお話しますね。
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1.面接の前に下見が必要な6つの理由
面接の前に下見に行くと『通勤時間の混雑』や『会社の場所』が分かります。それは当り前ですよね。
他にも社員や会社の様子を確認することができます。
これが面接前に下見が必須な理由ですね。
- 企業の本当の残業時間が分かる
- 社員が自己負担するものがあるかどうか分かる
- 社内の人間関係の良さが分かる
- 社員の平均年齢が分かる
- 社員の既婚者数が分かる
- その会社が儲かっているのか分かる
この6つを注意してもらえるとブラック企業かどうかの判断もできます。
明らかに人間関係が悪かったり、若い社員の数が少なかったら危険です。
理由① 企業の本当の残業時間が分かる
求人票に載せてある勤務時間はあてになりません。
残業時間10時間と記載してあっても40時間を超える会社があります。
求人票を出したタイミングと現在の状況が違うためです。
もし希望と違う・我慢ができない勤務時間であれば面接を受けるだけ無駄ですよね。
希望求人の会社を下見することで本当の残業時間が分かります。
求人票の残業時間と照らし合わせてみましょう。
具体的には以下の方法で本当の残業時間をチェックします。
①-1.若手の出社時間をチェックする
朝、会社を下見することで出社時間が分かります。特に重要なのが若手の出社時間。
新卒・20代前半の社員はたくさんの仕事を任せられます。
始業時間前に出て掃除などの雑務を押し付けられているかもしれません。
ちなみに始業時間より極端に早い出社をさせる会社はブラックの可能性が大です。
求人票の出社時間より1時間前から社員の出社状況を確認しましょう。
①-2.いつまで会社の電気が点いているかをチェックする
次は求人に書かれている退社時間に合わせて出かけてみましょう。絶対に退社時間に灯りが消えるはずがありません。
実際に全員が退社する時間・・・それがあなたの帰宅できる時間です。
勤務時間が17時半までの会社なら20時に前を通りがかって見ましょう。
もちろん、駐車場にどれだけ車が止まっているかも確認した方が良いです。
深夜まで灯りが点っているようならブラック企業で間違いありません。
さらに残業時間をチェックしたいあなたはこちらもご覧下さい。
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理由② 社員が自己負担するものがあるかどうか分かる
あなたが中小企業を希望しているのなら福利厚生に期待してはいけません。
場合によってはポケットマネーで会社に必要なアイテムを買うことになります。
たまにの出費はともかく、ずっと支払い続けなければいけないものには気をつけましょう。
会社の下見をすることで『実費負担するもの』を確認できます。
簡単に確認できるのは以下の2つです。
②-1.駐車場代を自費で支払うことになるかどうか
小さな会社には土地がありません。駐車場を借りている会社も多いでしょう。
問題なのは駐車場代。
「駐車場を希望する社員は実費でお願いします。」って入社後に言われるケースがあるんですよ。
毎月5,000円ほど給料が減るのと同じことですよね。こんな無駄で残念なことはありません。
敷地内に駐車場の無い会社は要注意です。
②-2.制服・靴の自費購入
製造業を考えている人はその会社に勤めている人たちの衣類を見てみましょう。
全員が同じ服・同じ靴で作業していますか?バラバラの場合は実費負担の可能性が大です。
特に靴は「最初は支給するけど、それ以後は自分たちで買ってね。」という会社があります。
作業用外靴と中靴の2足が必要ですから、1年で1万円前後の出費になります。
理由③ 社内の人間関係の良さが分かる
人間関係は『その会社に勤めないと分からない』と思われています。
しかし、会社を下見することで人間関係をチェックできます。
具体的には、
- 上司と部下が一緒に帰社する姿がある
- 怒鳴り声や叱り声が聞こえてこない
- 若手に教育しているような雰囲気がある
という点です。
上司と部下が一緒に帰社するのはそれなりに仲が良いため。
上司と部下の仲が悪いとどちらかが先に帰ろうとします。
工場では外の作業が多いもの。敷地近くを通れば声が聞こえます。
怒鳴り声があれば要注意。パワハラ・モラハラの多い会社かも知れません。
③-1.若手社員の目を見よう
帰社する若手社員の目は生き生きとしているでしょうか。
死んだ魚のような目をしていませんか?同僚と大きな声で愚痴を言っていませんか?
社員のモチベーションが低い会社は製品の質が落ちます。
社内の雰囲気は必ず社員の顔に表れます。
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明らかに社内の雰囲気が悪い会社は入社すべきではありません。
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理由④ 社員の平均年齢が分かる
出社・退社してくる人が20代ばかりじゃありませんか?
若手ばかりの企業は80%ブラック企業だと思って下さい。
ブラック企業ではネズミ講のように一部の上の人間だけにお金が行き、若者は使い捨てと思われています。また、40代では身体が付いていかないハードワークの可能性もあります。
逆に若者が全然居ない企業も要注意。
上の人がいっせいに退社するため退職金が払いきれずに潰れるケースが増えています。
ホワイトな会社は常に一定数の社員を入社させています。
年齢にバラつきが少なく、組織もちゃんとしています。年齢が偏っていると5年・10年後にトラブルの原因になります。
理由⑤ 社員の既婚者数が分かる
既婚者の数でその会社の『働きやすさ』が分かります。
既婚者が少ないと、
- 結婚できないくらい給与が安い
- 恋愛が考えられないほど残業が多い
- 転勤が多くてどうにもならない
などの危険があります。
既婚者の数を事前に調べるには車種を見るのがオススメ。
独身でファミリーカーを買う男性はいないからです。ステップワゴンなどファミリーカーの数が多ければ働きやすい職場だと言えます。
理由⑥ その会社が儲かっているのか分かる
せっかく転職したのに転職先が赤字では意味がありません。
儲かっていない会社は社員の給与を上げません。それどころか倒産の危険もあります。
会社が黒字なら外観に気を使うようになります。
- 駐車場は整備されているか
- 木は手入れされているか
- ゴミは無いか
- 外壁はキレイか
- DIY的な屋根・小屋は無いか
で判断できます。
暇な会社は節約+社員の仕事を増やすため、自分たちで様々なものを作るようになります。
明らかに素人レベルの作品が外にあれば要注意です。
2.面接の下見でブラック企業だと分かってしまったら
面接の下見でブラック企業だと分かったらラッキーです。
あなたはブラック企業に入るのが回避できたんですから。
でも、面接を受けると言ってしまった以上断るのって難しいですよね。アドバイザーの人と相談するのも気まずいです。
そこで以下の考え方がお勧め。
面接の練習台として使う
面接は企業があなたをテストする場所だけではありません。あなたも企業をテストしてマッチングを考える場所です。
とりあえず面接を受けて練習台として使いましょう。
ちなみに社内見学でブラック企業を見抜く方法もあります。これを実験するのもアリですね。
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まとめ
最低でも夜何時まで電気が点いているか確認しましょう。実際の残業時間が違うことは良くあります。
入社してから「うちの会社は50時間以上残業あるよ。」と言われても遅すぎます。
入社して即転職ほど無駄なものはありません。
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