「基本給が低い会社ってどうなんだろう…。怪しいけど勤めて大丈夫?」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば基本給が低い会社に勤めてはいけない理由がわかります。
元ブラック企業社員の『Ryo』です。基本給8万の求人をお断りした経験があります。
もちろん、手当で給与が増えているから一緒じゃないかと思いますよね。
でも基本給が低いことでたくさんのデメリットがあるんです。それをお話しします。
大手企業でも基本給が低い会社はありますので、注意して判断するようにしましょう。
当記事をご覧頂ければ基本給の高さがどれほど良いことかが分かるようになります。
普通に給与がもらえる会社の探し方もお話ししますので、どうぞご覧下さい。
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1.基本給が低い会社はデメリットばかり!勤めてはいけない給与が下がる理由を5つ紹介
以下の5つです。
- 基本給が低いとボーナスが少なくなる
- 基本給の額によって退職金が少なくなる
- 残業代の単価が低くなる
- 基本給の低さをカバーする『手当』は無くなる危険性がある
- 基本給が低いと昇給額が低くなる恐れがある
基本給が影響する他の『給与』が下がっちゃうんですよね…。
昇給やボーナスはもちろん、手当で給与が左右されてるのも不安。
給与は下げにくいけど、手当は変更しやすいですからね。
社員にメリットは何もありません。
① 基本給が低いとボーナスが少なくなる
ボーナス〇〇ヶ月分は基本給の額で判断されます。
ボーナスが8か月分でも基本給が5万円なら40万円しかありません。
常識的に考えればボーナス8か月分は100万円を超えるような額じゃないですか。
求人によっては基本給額を掲載せず、総支給額のみ給与額として記載。
ボーナスの〇〇か月分を多めに書くことで人を集めようとしていることがあります。
注意
特に基本給の額が少ない業種が『トラックの運転手』などの運送業。移動時間の兼ね合いで残業が多いため、基本給を少なくして残業代を減らしています。
宅配業者が少ないことで有名ですね。私の叔父が有名宅配業者の店長をしておりました。年収800万円クラスなのに基本給は8万円な時期があったとグチっていたことを覚えています。
年収を上げたいならボーナスが最重要
特に地方では年収400万円を超えるまで時間がかかります。
年収を増やすにはボーナスの額が重要です。
月の給与総支給額が22万円しか無くても、夏冬のボーナスがそれぞれ70万円あれば404万円。
ボーナスが5.0か月分以上あれば年収はどんどん上がります。
基本給が着実に上がる会社なら30代で年収600万円も可能です。
将来的に年収を上げるためにも基本給の額が重要になります。
基本給が少ないため年収300万円台のあなたへ。
ワーキングプアの恐れがあります。こちらの記事もご覧下さい。
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② 基本給の額によって退職金が少なくなる
ボーナスと同じく退職金も基本給より判断されます。
退職金の制度は会社によりまちまちですが、私の会社の場合は月々の積み立て+〇〇か月分の給与となります。
基本給が低ければ低いほど退職金は少なくなります。(基本給×勤続年数という企業もありますね。)
退職金の支給算定
- 基本給連動型 基本給×勤続年数
- ポイント制 業績・個人の評価によりポイントを加算。ポイント×ポイント単価
- 別テーブル制 資格や等級により額を決め、その額×退職金支給率
基本給連動型は名前の通り基本給の額と直結しています。
例 基本給×勤続年数(35年)の場合
基本給10万円×35年=350万円
基本給25万円×35年=875万円
③ 残業代の単価が低くなる
残業代は賃金の25%増になります。その賃金が安いので、残業代も安いですよね…。
残業代の1時間辺りの単価も基本給から算出されます。
基本給20万なら1時間1,500円ほどですが、基本給が40万円なら3,000円に跳ね上がります。
基本給の単価が低い若手に多くの残業をさせ人件費を軽減する企業もあります。(私の会社でも派遣より若手に残業をさせたほうが1時間辺りの人件費が少なくなります。)
基本給が低い会社ほど残業が増える可能性があるのは残業単価が理由です。
残業代の計算方法
給料(時給)×1.25(割増率)×残業した時間=残業代
当然ですが、基本給の高い会社で残業をした方が時給が高い計算になります。
手当で手取りが増えていても、残業代の金額は少ないかもしれません。給与明細でチェックしましょう。
一部手当は残業代計算の基礎賃金には含まれる可能性があります。
どの手当が残業代に含まれるかはチェックしておきましょう。調べず入社は後悔します。
ブラック企業ほど基本給を下げたがる理由
ブラック企業はできるだけ安く労働力を使いたいと考えています。
残業代を支払いたくないのですが、サービス残業が問題視される時代になりました。
そこで基本給の額を下げ、残業代をできるだけ低く設定する企業が増えています。
基本給の低い企業は残業時間が多くなる傾向があります。注意しましょう。
残業時間に関する記事も読まれています。
特に月の残業80時間は要注意です。過労死の危険があります。
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④ 基本給の低さをカバーする『手当』は無くなる危険性がある
企業が独自に設定できる『法定外手当』は会社が操作しやすいです。
基本給以外の手当てとして、
営業手当
役割手当
食事手当
応援手当
など、たくさんの種類があります。共通するのはどれも「手当」でしかないことです。
皆勤手当なら休んでしまえば無くなりますよね。
営業手当も他部署に移転になれば無くなってしまいます。手当が無くなってしまえば基本給だけの給与になります。
基本給が10万円以下の場合、手当が減ると手取り15万円以下の給与になる危険があります。
会社は生き物
あなたの会社の売上が激減したとします。会社側が社会保険労務士と相談して無駄な手当てを省き出した場合、あなたの給与も激減します。基本給と違い手当てを減らすのは簡単だからです。
⑤ 基本給が低いと昇給額が低くなる恐れがある
昇給額も基本給が関わってきます。
一般的には基本給が上がっていくものですが、役割手当が増えるだけの会社もあります。
基本給が増えないので前述したようにボーナス・退職金・残業代は増えません。
どれだけ働いても残業代の単価は増えないので、残業が減る可能性もありません。
昇給自体も基本給×〇〇%で算出されるケースがありますので、昇給額が少ない可能性もあります。
運送会社など、働けば働くだけお金が貰える企業では基本給が少ない可能性が高くなっています。
年功序列で落ち着いてキャリアアップしていきたい人は基本給額が常識的な企業を探した方が良いでしょう。
年齢と共に給与を下げる会社について
私の知人の会社は一定の年齢になると給与が上がらなくなります。手当てが無いとワーキングプア状態になります。給与を上げない理由は『もう辞められないから』。
基本給がそれまでに上がっていれば何とか生活できます。しかし、基本給の少ない状態で手当てやボーナスを下げられ、給与が上がらなくなるとどうしようもありません。
2.基本給が普通の会社に勤める方法について
求人の時点で基本給が低い会社・掲載していない会社をやめること。
会社の評判を調べることです。
月給22万(各種手当含む・残業代別)みたいな感じですね。ハローワークだと見かけますよ。
こういう会社は面接でも聞くべき。さすがに基本給を答えられない会社はありませんからね。
基本給が明らかに低ければ、その時点で面接をやめお断りしましょう。
会社の評判を調べるのも大切です。
会社の評判の調べ方について
例えば以下の方法があります。
会社の評判の調べ方
- 口コミサイトを使う
- SNSで検索する
- 実際に近所の人から話を聞いてみる
口コミサイトの中には給与明細をアップロードしてる人がいます。見たら一発でわかりますね。
最低でもSNS検索はしましょう。小さな会社でも愚痴を書いている人がいます。思い切ってDMするのもありですよ。
普通の基本給な会社に勤める方法
アドバイザーの質が高い転職エージェントを使えば解決します。
基本給が掲載されてなくても、アドバイザーを通じて聞いてもらえるからです。
厚生労働省の厳しい審査をクリアした転職サイト。知られてないんですよね…。
離職率の低い求人を扱ってたり、利用者が多かったり。ホワイトな会社が多いので使ってください。
10代・20代向け転職サイトならDYM就職がお勧めです。
全ての求人先を査察しているため、ブラック企業率が低いためです。
男女関わらず働きやすい職場が見つかります。何と履歴書もなしで面接が可能です。
参考 DYM就職