「ハローワークの求人票の注意点を知りたい。古い求人とか急募のものってやっぱりダメだよね。残業時間がころころ変わったりもあるし…。」
という疑問にお答えします。
当記事を読めばハローワークの求人の危険な部分がわかります。
元ブラック企業社員の『Ryo』です。ハローワークを利用して転職をした経験があります。数
社に応募して面接したところ、明らかなブラック企業もありました。
求人数は多いんですけどね…。何も考えず利用すると『ブラック企業』に入りやすいです。
あなたが安心してハローワークを利用できるよう、求人票の見分け方を解説します。
記事後半ではホワイト求人を見つける方法もお話しますので、お役立て頂ければ幸いです。
どうぞご覧ください。
▼ブラック企業率の低い転職サイト▼
-
ブラック企業率の低い転職サイトランキングベスト5
続きを見る
▼年間休日120日が安心な理由▼
-
年間休日120日の特徴を解説『内訳や平均からホワイトな理由を分析』
続きを見る
1.ハローワークの求人票で気をつけたい5つの注意ポイント
以下の5つです。
- 求人票の会社の地図が手書き
- 常に応募されている・残っている求人
- 求人票に空欄が目立つ
- 求人票の仕事内容が具体的ではない
- 求人票の残業時間に幅がある
ハローワークって掲載料が必要ないので色んな企業が求人を出してます。だからブラック企業の数も多いんですよ。
ハローワークは使用すべきじゃない!というわけじゃないんですけど、失敗しやすいのは事実。だから注意ポイントを手元でチェックしつつ求人を選びましょう。
注意① 求人票の会社の地図が手書き
求人票が更新されていない・設備が古い・パソコンを使える人がいない可能性があります。
求人票は人を募集する大切なもの。分かりやすさやイメージアップを考えないと人が集まりません。だから『笑顔の写真』や『キャッチコピー』を使って清潔感を出しますよね。
そこに手書きの地図ってどうでしょう…。
- パソコンができる人がいないほど古い会社
- 総務、事務に人が少ない
- 求人に対する意識が低い
上記の危険がありますね。
リアルタイムで更新されていない地図も要注意です(取り壊されたコンビニが書いてあるなど)。
古い求人の可能性があるためです。
ハローワークの情報の古い求人について
古い求人はいつまでも掲載されている証拠です。
- 人が集まらない
- 入社しても即やめる
- 常に人を募集している
上記の危険があります。離職率が高い可能性が大ですね。離職率の高い会社はブラック企業。何かしらの問題を抱えています。
注意② 常に応募されている・残っている求人
人が集まらない・入社しても即やめてしまう危険があります。
ハローワークの求人は回転が速いです。人がどんどん集まるため、良い求人はすぐに無くなります。それなのに数ヶ月も残っている求人は何かしらの問題があると思って良いでしょう。
例えば看護師・介護職など激務で責任がある仕事。入れ替わりが激しいため求人が残ります。問題なのはそれ以外の業種・職種。製造業・営業職で残っている求人はブラック企業の可能性があります。
理由あって長い期間募集している企業は理由を書いています。工場拡大のため急募!のような感じですね。何ヶ月経っても内容が一緒の企業は特に注意しましょう。
ハローワークの急募求人について
基本的に急募で即採用の求人は危険です。
なぜなら、すぐに人を雇わないと会社が動かないほど労働力不足だからです。
- 退職ラッシュがあった
- 有能な人が辞めた
※急募求人の危険性については『『訳あり』"即採用求人は怪しい"が正しい3つの理由【高ブラック】』という記事でも解説しています。
-
『訳あり』"即採用求人は怪しい"が正しい3つの理由【高ブラック】
続きを見る
注意③ 求人票に空欄が目立つ
ハローワークの求人は『必ず全ての空欄を埋めなければいけないという決まりが無い』のが特徴です。
企業にとって都合の悪い部分は空欄にしてあります。
以下の4項目は必ずチェックしましょう。
- ホームページ・メールアドレスの有無
- 仕事内容
- 学歴・年齢
- 年間休日・残業時間
求人票自体が重要な書類ではありますが、上記の部分は特に大切な部分です。会社の情報・雇用に直結する部分だからです。
ホームページやメールアドレスの無い企業は看板の無いお店のようなもの。何かしらの欠陥があると考えられます。
仕事内容も具体的であればあるほどオススメです。
「医薬品を作る仕事」よりも「医薬品、主に錠剤の薬を充填するクリーンな仕事」と書かれていた方が安心感があります。
ブラック企業にありがちな『異常な残業』を見抜くために
求人で気になるのが残業時間です。
早朝~深夜まで働く職場には勤めたくありませんよね。しかし、ハローワークの求人票は空欄でもOKです。残業時間を書いていない企業もたくさんあります。
異常な残業を見抜くにはたくさんのコツがあります。
例えば夜にその企業の前を通ってみましょう。明かりがついていて、自動車が止まっていれば残業中です。あなたもその時間に仕事をすることになります。
注意④ 求人票の仕事内容が具体的ではない
あいまいな表現を使う求人はブラック企業の可能性が大です。
仕事内容が具体的に書かれてあればあるほどあなたにも企業にもメリットがあります。
会社からすれば仕事内容に納得して応募してくれた方が嬉しいですからね。(求人内容がマッチした転職者は早期退職しません。企業に取って早期退職は大きな痛手です。)
私が勤めている会社が出した求人内容を例にします。
製薬会社(パート募集)
誰でもできる簡単なお仕事です。基本的には単純作業、ドリンク剤の積み下ろしをメインに従事して頂きます。
これは大失敗でした。シニアの方中心に募集したのですが、ドリンク剤が12キロあるんです。1日で辞めてしまう人が続出しました。
単純作業なんですが、ある程度考えて行動しなければいけない場面があります。現役を退いた人には付いていけませんでした。
そこで以下のとおりに直しました。
製薬会社(パート募集)
誰でもできる簡単なお仕事です。単純作業の他、一部オペレーターをサポートする作業があります。基本的にはドリンク剤(12キロ)の積み下ろしに従事して頂きます。
すると、ちゃんと長続きするようになったんですよ。
本当に役立つ人が欲しい会社は具体的な仕事内容を求人票に掲載しています。
『アットホームな会社』の表現は危険?
良くある求人のキャッチフレーズが『アットホームで働きやすい職場』です。
これも具体性に欠ける内容です。
仕事は縦社会。正しい上下関係がある企業ほど働きやすいです。責任が明確なためです。アットホームな会社は上下関係が微妙なため、人間関係が乱れやすい特徴があります。
安易な言葉に騙されず、とにかく具体的な表現に注目しましょう。
アットホームな会社が危険な理由も詳しくお話しています。
関連記事 「アットホームな職場」がブラック企業の売り文句になる7つの理由
-
アットホームな職場ってブラック企業なの?求人を信じて入社した私だからわかった7つの理由
続きを見る
注意⑤ 求人票の残業時間に幅がある
残業時間を明言できない求人は要注意です。残業時間が不安定な可能性があるためです。
勤務時間って重要です。どんなに簡単な仕事でも7時半~22時までの作業になれば嫌になります。その目安になるのが「残業時間」。
月に40時間なら週に10時間。1日2時間の残業がある計算になります。1日2時間なら何とかなりそうですよね。60時間なら1日3時間。かなりハードな職場だと想像できます。
ハローワークの求人には「残業20時間程度」と書かれているものがあります。
「程度」ってどういうことなんでしょうね。
会社なら把握できていて当然です。
私は「残業10時間程度」と書かれていた会社で面接時に「ん?残業?40時間くらいかなぁ。」と言われたことがあります。
興味ある企業でも面接時の確認を忘れてはいけません。入社して「残業が月に100時間!」では笑えませんから。
残業5時間・40時間を特に注意すべき理由
どちらも残業時間を操作している可能性があります。詳しくは以下の記事にてまとめています。
-
残業時間の嘘に注意!月5時間と40時間の求人に隠された秘密とは
続きを見る
次に「どうやってホワイト求人を探せばいいの?」という疑問にお答えしますね。
2.ハローワークのホワイト求人の見分け方について
以下の3つです。
- 求人が細かく書かれている
- 複数名ではなく1名の募集である
- デメリットを記載している
注意ポイントをお話しましたので、それと間逆のことを考えればOKですね。小さな企業だと転職サイトに広告を出すお金がありません。だからハローワークにホワイトな小さな企業の求人が載る可能性があるんです。
それぞれサクっと解説しますね。
見分け方① 求人が細かく書かれている
内容が具体的なら安心できる求人です。
やっぱり自社の悪い部分を隠しているって怪しいですよね…。求人をテンプレ化してない方が安心できます。それだけ求人を出す機会が少ないことになりますから。
- 仕事内容
- どういう人を求めているのか
- 未経験は可か不可か
特に上記3つをチェックしましょう。35歳未経験可の会社は人手不足なのかな?とか想像できますよね。その逆を考えます。
見分け方② 複数名ではなく1名の募集である
小さな企業なのに5名募集していたら『退職ラッシュがあったのかな?』と想像できます。
募集が1人なら以下の可能性があります。
- 離職率が低い会社で個人の事情の退職者が出た
- パートを切って正社員を募集することにした
- 利益が増えた
同期がいないのはつらいトコですが、それだけ目を掛けられやすいです。
見分け方③ デメリットを記載している
デメリットが分かる求人は真剣に人を募集しています。
人を欲しいのになぜデメリットを書くのか考えれば簡単です。本気で自社に応募してくれる人を探しているからです。
向き不向きは置いといて信用できる求人です。
ハローワークの求人は特に『求人票と休日・残業時間が違う可能性』が高いです。全ての項目を厳しくチェックしましょう。
▼求人票と休日・残業時間が違った体験談▼
-
残業・休日数が求人票と違うのってあるの?体験談と見抜き方を解説
続きを見る
ハローワークで求人を見抜けないあなたへ
転職エージェントを使いましょう。
求人の見抜くには経験が必要です。1人で転職活動して失敗するくらいなら最初から離職率の高い求人を除外している転職エージェントを使うべき。
10代・20代向け転職サイトならDYM就職がお勧めです。
全ての求人先を査察しているため、ブラック企業率が低いためです。
男女関わらず働きやすい職場が見つかります。何と履歴書もなしで面接が可能です。
参考 DYM就職