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ブラック企業の種類・特徴 労働時間

残業が多い会社の特徴・基準について『6つの項目で徹底解説』

残業が多い会社について

「残業が多い…。残業だけで1ヶ月60時間以上働いているけど、これって異常じゃないのかな。どういう会社に残業が多くて、そもそも基準は何なのか。業界別に違いはあるのか。色々知りたい。」

という疑問にお答えします。

 

ブラハラ運営者のRyoです。月100時間以上の残業を経験。倒れて転職したことがあります。

 

当記事の内容はこちら

  1. 残業が多い会社の特徴について『社風から判断』
  2. 『注意』残業が多い会社が取り入れている制度
  3. 残業が多い会社に勤めた私の経験談を紹介
  4. 残業が多い会社から脱出する方法について

 

 

実際に残業時間・労働時間で悩んできた私なのでお伝えできることがあります。入社前に『残業が多い会社』って分かるんですよ。

何となく『このくらいの残業ならできそう』で入社すると痛い目に合います。私の実体験も交えつつ、お話します。

当記事を見て残業について学びましょう。どうぞご覧ください。

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1.残業が多い会社の特徴について『社風から判断』

残業が多い会社の特徴について

残業が多い会社の特徴について

以下の6つです。

  1. 30分前行動を厳守させる
  2. みなし残業がある
  3. 掃除や更衣を労働時間にさせない
  4. 有給が取れない
  5. 上司が帰らないと帰れない
  6. 休憩を取らせようとしない

残業をさせたい会社は『労働力の確保』に積極的です。社員を1分でも長く働かせることが会社の利益だと思ってます。

お悩み君
タイムカードを30分刻みで切らせるとかです?
そういうことですね。だから残業の多い会社って共通点があるんですよ。1つずつ解説していきます。
Ryo

『人の努力』で仕事をまわそうとしている業界に多いですね。

特徴① 30分前行動を厳守させる

30分前行動の厳守について

30分前行動の厳守について

どういう状況でも30分前出社を義務付けます。

  • 遅刻は厳禁
  • 悪天候、電車が止まっていても見越して行動すべき
  • 30分前に会社に着いたらメールチェックなど

早朝出勤時でも容赦なし。シフト制で6時半出社だったとしても、6時に集合させます。ポイントは『社会人のマナー』で強要すること。

別に5分前に出社しても遅刻じゃありません。それでも『悪者』にしようとさせます。

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特徴② みなし残業がある

みなし残業について

みなし残業について

みなし残業代があったり、基本給に残業代が含まれています。これ、1番危険です。

  • みなし残業の時間以上に残業があって当然
  • 基本給に残業代を含むのは残業が多い証拠

残業が月10時間だとします。みなし残業として月20時間分の残業代を支払っていたら会社の損失ですよね。

会社は利益を追求します。基本的に損をすることはしません。社員が文句を言わないギリギリの人件費で雇おうとしています。

だから残業代をあやふやにしているのは残業が多い証拠です。みなし残業は残業時間の分かりにくい『営業』が使うもの。それ以外の職種でみなし残業があれば残業が多い可能性が高いです。

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特徴③ 掃除や更衣を労働時間にさせない

掃除や更衣の労働時間について

掃除や更衣の労働時間について

掃除や作業着への着替え時間を『労働じゃない』と考えています。

  • 掃除はタイムカードを切った後にする
  • 着替えは作業時間外にする

タイムカードの場所が更衣室の前にあればアウトですね。ちなみに、掃除も更衣も労働時間として含まれます。

作業着への更衣って1日5分は必要ですよね。1年で235日労働するとして、1,175分。40年間で47,000分。何と783時間もあなたの時間がロスすることになります。日々の積み重ねで考えましょう。

お昼休みに電話当番があるのもダメ。電話当番は仕事です。別でお昼休憩の時間がもらいましょう。

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特徴④ 有給が取れない

有給が取れない会社は残業が多い

有給が取れない会社は残業が多い

有給取得を嫌う会社は残業時間も長い傾向があります。有給って会社的には損ですよね。お金を払うし労働量も減るからです。

有給に関して以下のことをチェックしましょう。

  • 代理で残業する人を探さないと休めない
  • 有給を取ると叱られる
  • 新婚旅行に行けない
  • 忌引きでも疑われる
  • 有給を取ると減る手当がある

例えば『皆勤手当』。有給を取ったら減らせますよね。皆勤手当前提の給与になっていれば、簡単に休めない状況になります。

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隔週休みの会社も有給は取りにくい

休みが固定化されていないことが多いです。

「今週は月曜休み。来週は金曜休み。10連勤か…。」

これが隔週休みだとあるんです。サービス業に多いため、1人でも休んじゃうとお店が回らなくなります。有給を取ろうにも数ヶ月前から申請して誰かに代理を頼まないと取れないことが多いです。

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特徴⑤ 上司が帰らないと帰れない

上司が帰らないと帰れない社風

上司が帰らないと帰れない社風

パワハラ的な状況で残業になります。本当は仕事が終わっているのに、会社が帰らせてくれないパターンですね。無駄な残業が多くなります。

  • 先に帰ると叱られる
  • 無駄に会社に残る回数が増える
  • 会社に残る以上、仕事をしろと言われる
  • 新しい仕事が増えるため、徐々に残業になっていく

地方の中小企業など古い会社に多いです。工場でも『更衣室が狭いので、一部の人からしか着替えられない』ことがありますね。

1日5分の損失が大きな時間ロスになるのは既にお話したとおりです。

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特徴⑥ 休憩を取らせようとしない

休憩を取らせようとしない会社について

休憩を取らせようとしない会社について

定時内なら45分間の休憩のみ義務付けられています。

なので、「休憩を取らせてやっている。会社の言うとおりにしないなら、休憩を減らすぞ。」という発言をしてきます。

  • 役職社員はしっかり休憩を取る
  • 休憩が取れないほど忙しい社員がいても『自己責任』にさせる
  • 既に45分しか休憩がない

上記のとおりです。

私の勤めていた工場では人が辞めすぎて『3人で回すラインに1人しかいない時間帯』がありました。担当者がお腹を壊したため、トイレに行くため機械停止。それを上司から叱られたエピソードがありましたね…。

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2.『注意』残業が多い会社が取り入れている制度

残業が多い会社の制度

残業が多い会社の制度

残業の多い会社は人件費削減や社員を休ませないための制度を利用しています。例えば以下の3つです。

  1. 日給月給制
  2. シフト制
  3. 皆勤手当

有給は定められた権利です。だから有給を取ったら『手取りが下がる』とか、そういう仕組みにするんですよね。

① 日給月給制

休みの少ないサラリーマン

休みの少ないサラリーマン

日給月給制は1日単位で給与が決定され、1ヵ月で支払われる制度です。

お悩み君
欠勤や遅刻分も引かれるってことです?
そういう時に『有給は認めない!』とか言われたら減りますね…。
Ryo

もちろん有給は使えます。ただ日給月給制を悪用して『欠勤を有給として認めない』みたいな流れにできちゃうんですよね。

私の会社も日給月給制になりました。仕事を休んだ場合、事前に有給届けを提出する形の日付にしないとダメでした。「?」って感じですよね。

詳しくは以下の記事にまとめています。

日給月給制とは
日給月給制とは?基本給・有給への影響から、ブラック企業が採用する理由まで解説

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② シフト制

夜の工場

夜の工場

早番・遅番の2交代制、中番・夜勤・早番の3交代制などがあります。シフト制は『生産数を上げたい』場合や『人件費を削減したい時』に使います。

問題なのが人件費を削減したい時の交代制。人数がギリギリなんですよね。以下のような理由で残業が多くなります。

  • 欠勤が出た場合、誰かが1日中残業することになる
  • 1日単位で早番・遅番が変わることがある
  • 休憩交代分だけ残業になる

1日6時間残業とかもありますので要注意です。

正社員のシフト制はきつい
【地獄】正社員のシフト制はきつい…。7年間急なシフト変更を経験した結果と共に理由を3つ解説

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夜勤も一緒です。夜勤からの早番など長期残業になる可能性があります。

夜勤がつらいあなたへ
夜勤がつらいあなたへ。30代以降に感じる4つのデメリットを紹介

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③ 皆勤手当

有給を使うと皆勤手当がなくなります。既にお話したように、皆勤手当あり気の給与設定になってる場合が問題です。

  • 有給を使う → 皆勤手当がなくなる
  • 有給を使わない → 皆勤手当がもらえる

これだと社員のモチベーションも下がりませんよね。会社がうまいこと操作してるなーって思います。

3.残業が多い会社に勤めた私の経験談を紹介

遅くまで残業をした男性

遅くまで残業をした男性

工場に勤めていた頃、繁忙期が1日3~6時間残業。月の残業時間が70時間を超えました。

  • 全員がイライラして怒鳴られるようになる
  • ミスや事故が増える
  • 真っ直ぐ歩けなくなる
  • 難聴になり、医者に行ったらメニエール病と診断される

上記の状況になりました。

体調不良の実例は以下の記事をご覧ください。

1日15時間勤務の仕事
1日15時間勤務を週に3日続けた経験談『体調不良の実例を紹介』

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月残業70時間以上は過労死との関連性が強くなります。働き方改革でも月残業45時間までになってます。仕事の能率も落ちるため『多すぎる残業時間』と言えます。

1日3時間残業の会社に勤める6つの注意点+実際に勤めた経験談

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残業70時間以上は勤めてはいけない
残業70時間以上は勤めてはいけない理由。残業80時間は過労死ラインであり、普通ではなく異常な働き方。

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当然、毎日終電も異常ですよね…。一歩間違えると終電を逃して帰れなくなりますから。もし近場のホテルに泊まることになったとしても、それは実費です。

【もう無理!】仕事が毎日終電で帰れない。異常残業の会社が持つ6つの危険性

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年間休日の数もストレスに影響する

年間休日は階段式

年間休日は階段式

残業と同じく見て欲しいのが『年間休日』。

残業時間が多かったとしても、年間休日が多ければまだ我慢できます。残業が多い+年間休日105日未満の会社は危険です。

年間休日は幅広く設定されているのではなく、特定の数に集中しています。最低ラインは超えるようにしましょう。

年間休日105日の実態
【注意】年間休日数105日ってどう?何とかなるって考えないほうが身のためな理由

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年間休日の最低ラインとは『ブラック企業の判断目安に使えます』

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祝日出勤の会社も大変

時給的に損をしますよね。

年間休日120日と105日だと1年で15日も出勤数が違います。それだけ多く給与をもらわないと割に合いません。それなら祝日休みの会社を狙った方が労働時間的にお得です。

祝日出勤の会社について
祝日出勤の会社に入るのはどう?勤めて分かった辛さ・きつさ4つを紹介

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求人は厳しくチェックが必要

求人票に書いてある残業時間・休日数と実際の待遇が違うことがあります。急な退職ラッシュがあったなど、直前の上記で変わってくることもあるんですよね。

面接時に「残業は何時間くらいですか?」と聞くのも大切です。

残業と休日数が求人票と違う
残業・休日数が求人票と違うのってあるの?体験談と見抜き方を解説

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4.残業が多い会社から脱出する方法について

残業が多い会社から脱出する方法について

残業が多い会社から脱出する方法について

以下の2つです。

  • 現会社で残業を断るポジションを取る
  • 残業の少ない会社に転職する

手っ取り早いのは残業の少ない会社に転職すること。でも、現会社でも『残業をしないキャラ』になれば残業が回ってくる回数を減らせます。

① 現会社で残業を断るポジションを取る

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日ごろから残業を断ることが大切です。社内でセルフブランディングして、残業を断るキャラクターになります。

ポイントは『仕事を断る理由を作ること』『無理に仕事をしないこと』です。

会社って無理な仕事量を与えてもできちゃう社員には「ほら、仕事できるじゃん。」って言います。だから仕事をミスして問題化した方が断りやすいんです。

平日に何かしらの予定を入れるのもポイント。月に1回でも残業を断れるようになりますよ。

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② 残業の少ない会社に転職する

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今の会社より残業の少ない会社に転職すれば解決です。退職は簡単。問題なのは『残業時間の少ない企業』に勤めることですね。

例えば残業が40時間と書いてある会社は『もっと多い可能性』が高いです。

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残業が20時間って書いてあってもそれが本当か分かりません。ちゃんと事前に調査することも大切。

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また、残業の多い会社は離職率が高いです。明らかなブラック企業の求人を除外している求人サイトを使うのもおすすめ。

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Ryo

現在は個人事業+メディア編集長として活動。2社の倒産と1社の利益率激減を経験。激務のブラック企業勤めで2回倒れています。 仕事でヘトヘトになっている状況を向き合って欲しく、ブラック企業からの脱出を応援する『Blahara(ブラハラ)』を運営! プロフィールはこちら ⇒ 運営者情報

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